今日の渦 其の4352012/03/23 01:01:00

久し振りにR&Cの呑兵衛揃踏と伺って、日時を合わせて渦へ集合。 Cさんの誕生日も重なって、常連さんが大勢居らして下さった。 如何にも渦らしい空気が満ちた店内は、小生のホームポジション。 とても楽しい時間をシェア出来て、素敵な一夜。

今日の渦 其の435-1
乾杯は、長い間渦で眠って居たスプマンテで。 小生が、或る常連氏の前年の誕生日用に用意したスプマンテ。 15ヶ月振りに抜栓。 「ボルゴ・マラグリアーノ シャルドネ ブリュット」は、値段の割に評判が頗る良い。 ややスッキリし過ぎに思えたのは、液温の所為かも知れないが、柑橘系とナッツ味わいが充分でバランスの取れた味わい。

今日の渦 其の435-2
先日伺った際に預けて置いたのは、モレ・サン・ドニ。 真ん中の畑は、クロ・ソロン。 造り手は、近年評価の高いジャン・マリー・フーリエ氏。 蝋で封印されたコルク栓は非常にきつくて、年寄の力では抜けず、常連さんが上手に抜いて呉れました。 小生の刺したスクリューが斜めに入って仕舞ったのもいけなかった… 2009年なので流石に幼い印象だが、時間の経過と共に実力を発揮。 やっぱり、匠のドメーヌならではの味わいに、暫し浸る。

今日の渦 其の435-3
匠と云えば、芳実オーナーが、この宵のワインパーティーを見越して、其れに合う様なチャーシューを用意して下さって居た。 こう云う御気遣いが御馴染さんを増やして行くのだろう。 最近十八番の腿肉のチャーシュウ。 流石に美味いし、狙い通り、品性豊かなピノに良くマッチして居る。

今日の渦 其の435-4
此れは常連さんが持参された、モントレーのピノ。 フーリエのモレ・サン・ドニとは全く違うタイプのピノ。 先のピノが2009年で幼かったのを差し引いても、芳醇なコクが圧倒的。 木苺のニュアンスがギュウと詰まった印象で、樽由来の煙い感じが良くマッチして居る。 此れは御目が高い!

今日の渦 其の435-5
もう1本。 此れはCさんが以前にセラーに忘れて行った?ボトル。 当然、抜くでしょう… 「山ソービニオン」は山葡萄とカベルネソービニオンを交配した品種だそうだが、 一口テイスティングして絶句。 こんな酸味、と云うか酸っぱ味は初めてだ。 小生は酸味は得意な方では無いが、此れは「酸味領域」を越えて居る。 だが、こう云うアルコール飲料だと楽しむのも面白いんじゃないかな。 でも、初夏の午前中が良いかも…

今日の渦 其の435-6
この後は、皆さんが持ち込んだワインやディッシュをシェアしたので、フォトテイクは省略。 殆ど小生が独占したコロッケだけを1枚撮った。

今日の渦 其の435-7
この夜はきちんと?締めの一杯を頂く。 醤油のハーフ。 このサイズが有るのがとても嬉しい。「麺やBar」ならではのメニューだ。 ワインを適量飲んだ後は結構舌が敏感(な様な気がする)。 そんな小生とシニアワインエキスパートのCさんは、「美味しいねぇ」の輪唱。 フーリエの繊細なピノに負けないソフィストケイトされた淡麗な醤油スープ。 ん? 何か此まで以上に旨味を感じる様な… やや柔らかい印象も出たのだが、シャープネスが損なわれた訳では無く、両立させた様なイメージだ。 腰の有る麺も風味が豊かで、エレガントな醤油スープを良く絡める。 うん、次回にフルサイズでもう一度頂いて見よう。 何か、凄い…

今日の渦 其の435-8
Hさんデザインの新しい「Reel Cafe」のポスター。 どうぞ、御贔屓に!

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