今日の渦 其の432 ― 2012/03/02 02:02:00
こんな夜に限って…と云うのは、前夜の話。 渦の芳実オーナーから、雪夜のライブの御誘い。 歌姫ふたりのイベントに駆け付けたいのは山々だったのだが、当日のスケジュール調整は難しい。 御鮨屋さんの常連さんの御招待コールにも応えられず、と散々な気分だった。 で、翌日の夜にワインを1本持って再訪。 3月の声を聞いた途端に気温が上がり、冬場に油断してセラーから溢れさせた儘のボトル達を消費しなければ為らない季節に為って仕舞った。

この夜のボトルは、ロエロ・ロッケ・ダンピセ マッテオ・コレッジア。 このコルクが開け難くて、コルク片が落ちて仕舞った。 芳実オーナーがフィルター代わりに、クッキングペイパーを用意して下さったのだが、デキャンター2本に納められたネッビオーロは、素晴らしい味わい。 思わず、ロックスオフにメール。 特にブーケの馨しさは、超が付く程だ。

久し振りに鵠沼味噌ポークを頂くが、此がこのワインにピッタリと嵌まる。 このマリアージュは鉄壁だ。

此方はオーナー御気遣いのチャーシュウの試作。 まったりとして、やや濃い目の味わいがワインにピッタリ。

暫しキューブチーズを手にこのワインを楽しむ。

この夜の主麺は、限定作品で有る「極上」の大西中華。
此は特別な作品で、この夜に伺ったのはラッキーだった。 大きなふたつの白い玉は捏状だが、材料が何なのかを訊き忘れて仕舞った。 スープは穏やかな中に芯の確りさが感じられる極上の醤油テイスト。 ライムを置いたのも新しい発想で、醤油スープに浮かべる事は少ない。 彼や此やと手の込んだ複雑な味わいだが、基本は優しい「和」の風情。 こう云うスタイルは、大西ファミリーの真骨頂だろう。 スペシャルな形で世に問う時期が何れ遣って来るので、其の日が楽しみだ。
「食べログ」と云う飲食店ランキング?で、渦が神奈川県のトップのラーメン屋さんに為ったと伺った。 何にせよ、トップと云うのは大変な事だ。 古い常連としては、渦が認められる事は、非常に嬉しい。 次は日本一だね。 え? そう云うロケーション分けは無いのかな。

翌朝が早いから…と渦を引き揚げたのだが、つい立ち寄った PortCall 。 この夜は「御揃いで」と、マスター氏。