西尾中華そば 其の2492012/02/10 01:01:00

西尾中華そばが一時閉店する前に伺いたい、と仰るNちゃんと駒込駅で待ち合わせて、霜降に向かう。 時刻は19時前だが、賑わって居る。 この広くは無いスペースで、この味を楽しめるのは、この夜を含めて、残り4日間だ(>_< )。

西尾中華そば 其の249-1
ビールで乾杯して、テキーラで別れの杯を満たす。 涙でテキーラのフォトは撮れなかった(爆)。

西尾中華そば 其の249-2
頂いた作品は、「馬鹿中華」。 通常メニューの温麺の中では、小生は此が一番好きだ。 薄口醤油をベースにして、サッパリ感を出して居るが、旨味も充分以上。 沢山の葱を表面に散らして、適度な香りも楽しめる。 マサ配合の中細の麺は、餅々とした喰感の中に小麦粉の風味も良く感じられる。 この香りが、少し香草感の有るスープにマッチして居て、スマートな印象を形成する。 う~ん、此が喰べられなく為るのは寂しいなぁ。
この夜はNちゃんに御馳走に為って仕舞いました。

今日のワイン 其の6902012/02/10 02:02:00

エスキス・ド・ラ・トゥール・フィジャック
l'Esquisse de la Tour Figeac 2007

西尾中華そばの後、Mさん御夫妻と池袋の ete に向かう。 前夜に続いての連荘だが、頻繁に伺うかどうかを決め兼ねて居たので、もう一回と云う次第。

今日のワイン 其の690-1
御店の奥様に要望を御伝えして、其のセレクションの中からピックアップしたのは、「エスキス・ド・ラ・トゥール・フィジャック」。 サン・テミリオンは、グラン・クリュ・クラッセのシャトー・ラ・トゥール・フィジャックのセカンドだ。 畑はシャトー・フィジャックとシュヴァル・ブランの御隣だと奥様が説明して下さる。 畑に塔(ラ・トゥール)が有ったので、其れを名前に加えた様だが、あの高名なシャトーと混同させて売ろうとした、とは説明されなかった(笑)。 ボルドーでは珍しく、21世紀に為る前からビオディナミに取り組んで居たそうだ。 そう云えば、ラシーヌがボルドーの右岸を扱うのは珍しいかも。

今日のワイン 其の690-2
クリアなガーネットの色相の液体のブーケは、森の印象。 野趣味の山葡萄や木を削った様な香りやミントが、濃厚な苺ジャムを取り囲んで居る。 タッチは穏やかで、酸味と甘味の調和が取れて居る。 思ったよりはヘヴィな感じがするが、タンニンの主張も激しく無いので、軽くグラスを空けられる様なフットワークも感じられる。 セパージュは、メルロー70%、カベルネ・フラン30%だそうだが、数字が逆に思えるのは、小生だけかしらん。

このワインバーは料理も美味しいし、ワインのセンスが小生に合って居る。 奥様も可愛い方だ。 だが、小生はもうこの店には伺わないだろう。 理由は煙草。 この夜のカウンターの常連氏は愛煙家で紫煙の臭いが店内に充満して仕舞った。 ワイン愛好家にも煙草を嗜む方もいらっしゃるだろうから、禁煙にしないワインバーが有っても良いだろう。 寧ろ、愛煙家でワイン好きの方の避難所にも為るだろう。 ワインバーの多くは、ノンスモーキングだからね。 でも、小生は煙が充満する空間でワインを楽しむ気には為れない。 だったら、行かないだけだ。 店のポリシーを兎や角云う立場には無い。 良い店を見付けたと思ったので、個人的には残念だ。

今日のワイン 其の6912012/02/10 03:03:00

ドメーヌ・レオン・バラル フォジュール ジャディス
Domaine Leon Barral Faugeres Jadis 2008

今日のワイン 其の691-1
Mさん御夫妻と、ete で飲んだ2本目。 御店の奥様のセレクションから、2本目は此れと端(はな)から決めて居た。 先日、渦のキャンプ用に用意したラングドックが此れだった。 前回は2005年で、今回は2008年。 前回はセパージュの特定に手間取ったので、今回は慎重にチェックして、シラーが半分、カリニャンが40%、グルナッシュが10%と判明。 

今日のワイン 其の691-2
カラーは濃いガーネットで少々紫が入る。 ブーケの強さは相当な物で、ブラックベリーやカシスの濃い香りの奥にヴァイオレット。 更にチョコレートやレーズン、花束様の甘さがドッと押し寄せて来る。 口にするとギュっと締まった果実感とミネラルたっぷりの味わい。 酸味はフレッシュと云うよりは落ち着いた感じで、果実感と上手くマッチして居る。 時間が経つと、ジャミーな甘さが出て来るが、最初のエレガンスを覆すのでは無く、被さって来るイメージだ。 詰まり、ベタ~っとした印象には為らない。 オヤジさんの時代は、組合に売る葡萄だけを造って居たらしいが、現当主が此処迄改革したと聞いた。 うむ、素晴らしくCPが良い(自宅で飲めば、かな)。 マルゴー以上の逸話も宜為るかな。
この御店はビオなボトルも多く、ラシーヌインポートの物も多いが、此れも其の1本。 奥様が、合田社長の話をされて居たもんね。