今日の渦 其の422 <渦リマス スペシャル 改訂版>2011/12/24 09:48:06

「実は、」と云わなくても皆さんも知って居るだろうが、小生はこのイベントを毎年、とても楽しみにして居る。 渦のクリスマスパーティ、「渦リマス」。 今回で5回を数える、年末の一大ページェント。

今日の渦 其の422-01
のっけから構図が怪しいのは、「見えて無い」からだ。

今日の渦 其の422-02
伊達のサングラスなので、暗く為っただけでピントが合わないの~ まぁ、此れも楽しみにして居る理由なのだが… 着付けに1時間も掛かったのは秘密にして置こう。

今日の渦 其の422-03
勿論、キュートなサンタさんは外せない。

今日の渦 其の422-04
オーナーとスタッフも厨房でこんなコス。

今日の渦 其の422-05
歌姫なサンタ、エレクトーンでの弾き語り。 この時ばかりは会場が静まり返った。

一品持参が掟だったので、カウンターに御皿が溢れた。 西尾さんの忘年会の時もそう思ったのだが、皆さん、料理上手! 美味い店には、達人が付く様だ。 ま、小生は例外だが。
ワインも御酒も料理も膨大な量で、動けない小生はフォトテイクを諦めた。 動けない理由は、「1.度の無いサングラスでは歩けない」、「2.コスチュームがパッツンパッツンで、下手に動くと張り裂けそう」。

今日の渦 其の422-10
で、持参したボトルだけ撮った。 コート・デュ・ローヌのリショーはケランヌ。 濃厚なフルボディで、スターターには如何な物かと思ったが諸事情で抜栓。 此れは美味いねぇ。 ハニーの甘感が強いのだが、嫌味に為らず、寧ろスッキリした濃厚さを感じる。 そして滑る様なスムーズネスが素敵だ。 度数の高さを感じさせない繊細な凝縮感が良いねぇ。

今日の渦 其の422-11
2本目は此方。 呑兵衛Cが大幅に遅刻するので、彼女の到着予告メールを待って抜栓。 カベフラ好きの彼女と飲もうと用意したボトルは、ニコルス。 豆乳の様な質感の液体だ。 ブラック系のチェリーにチョコレートの印象。 カベフラ特有のベジタブルなイメージは余り無い…よね。 酸味とのバランスも良いし、タンニンもシルキーで好ましい。 この夜、何枚喰べたのか数えるのが恐ろしいが、全てのチャーシュウとの性情もピッタリで、誠に美酒。 恐らくはCSやメルロー?も少々居そうだが、其れが上手く行って居る感じがする。

今日の渦 其の422-06
キャンプと肉に異常な才を発揮するTさんのローストビーフ。 グレービーソースも御手製で、流石に美味い。 大したモンだ! スタート前に一番の端のスライスを掻っ攫ったのは、小生だとコクって置こうかな。

今日の渦 其の422-07
芳実オーナーの塩のローストポーク。 わぁ、最高以上の表現は無いのかしらん。 柔らかくて、塩・胡椒の設定が閾値に嵌って居る。 此れは天才的!!

今日の渦 其の422-08
此方は味噌のレアポーク。 過日のボジョレーパーティの時に感激に悶えたアレ。 もう一度、身震いするテイストに会えて落涙。 誰だ、フォトテイクする前に喰った奴は。

今日の渦 其の422-09
芳実オーナー渾身の作品。 七面鳥と牛乳の味噌。
クリスマスなので、七面鳥。
此迄も豆乳を使った味噌のピリ辛味は頂いたが、七面鳥と牛乳のコンビネイションは初めてだ。 とっても柔らかいマイルドなスープ。 牛乳のジェントルネスに七面鳥の鶏風味が華麗に調和して居る。 独特の淡白な味わいが牛乳に合うのかも知れないが、この淡いテイストをスープに反映させるのは、難しかったろう。 辣油のピリっとしたインパクトが丁度良くて、甘さと軽く渡り合うのが楽しい。 肉も七面鳥なのだが、鶏に比べて脂が少ない(カロリーもね)特徴を良く活かして焼いて有る。 仄かな甘みは肉由来なのかタレ由来なのか… 小生には判らないのだが、サクっとした歯応えと柔らかさが、テイストと共に素敵な逸品。

いやぁ、楽しかった! 奥に座った儘を決め込んで、ロクに動きもせずに御無礼の段、平に御容赦。 集まった常連の皆さん、有難う御座いました。 スタッフ諸兄、御疲れ様でした。 御蔭様で一晩を堪能しました! そして、何よりも忙しい中、最近は疲憊気味だったにも拘わらず、此れだけの準備とコーディネイトに尽瘁して下さった、サービス精神溢れる芳実オーナーに心からの謝意を表したい。 本当に御疲れ様でした。 有難うね!!

<訂正>
当初は「雉と豆乳」と書いて居たが、「七面鳥と牛乳」の誤り。 クリスマスなら、ターキーだよね。 失礼致しました。

<訂正2>
其処で、書き換えました(汗)。
七面鳥は北米産の鳥だが、英語の「ターキー(Turkey)」は、土耳古(トルコ)だよね? 欧州に土耳古経由で伝わったホロホロ鳥と混同した結果だそうだが、先日、西尾さんのホロホロ鳥を頂いて、この夜は芳実オーナーの七面鳥か… 妙な繋がりを感じる? 余談続きだが、クリスマスに七面鳥を喰べるのは、英吉利(イギリス)の風習。 高校生の時にチャールズ・ディケンズのクリスマス・キャロルを読んで知った。 吝嗇も度が過ぎてはイケないが、浪費も亦、然り。