麺処 hachi@西新宿 5回目 ― 2011/12/23 10:12:09
西尾さんから hachi のメニューが改訂されたと伺った。 其のひとつの「カレーラーメン」に心惹かれた。 で、孫娘の一足早いクリスマスの帰りに新宿で途中下車。 クリスマスに賑わう新宿の雑踏密度が徐々に薄く為って行く頃に、ヒデキさんの店の灯りが見えて来る。 確かに最適なロケーションとは云い難いのだが、此処で頑張って居る彼を応援したい。 喰券を買い終わると、スタッフの方が扉を中から引いて下さる。 自動ドアの10倍以上のサービスだね。 変わらぬ笑顔のヒデキさんが厨房にいらっしゃる。 何と無くホッとする情景だ。 菜の花漬と蕪のサラダが箸休めに置かれて居る。 フォトテイクは遠慮したが、菜の花は好物で、嬉しいサービスだ。 此処は提饗が速い。 以前に良く伺って居た鎌倉の海鳴(うなり)の今井さんのスピード感に比肩する。
で、この作品が着丼。 元々、定評の有ったヒデキさんのカレーだが、遂に其れがラーメンに仕立てられた。 小生は、カレーラーメンと云う喰べ物がとても好きだ。 スープを啜って… あ、やっぱり超美味しい。 最初に発見したのは、馬鈴薯。 小生はジャガイモ大好き。 カレーのジャガイモはもっと好き。 カレーラーメンのジャガイモは感激。 あ、芋ばかり評してはいけないか(笑)。 複雑なヒデキさんのスープは淡麗ベースなのだ。 其れにカレーと云う強いテイストを併せて居るので、カレー負けしないかと案じて居たのだが、杞憂だった。 素晴らしいコンビネイション、コラボ振りだ。 寧ろ、カレーと云う伴侶を得て、スープの才が生きた感じがする。 まぁ、相互のアジャストはされたのだろうが、美味く噛み合った。 挽肉も仕込まれて居り、野菜も豊富なので、キーマカレー(山羊肉では無いが)を溶いた様な印象も有る。 そう云えば、新しいキャッチフレーズに「野菜を楽しむ」と云う意味のコメントが掲げて有った。 中心付近には、小さくスライスした茗荷が配らわれて居る。 此れが憎いねぇ… 小生が大好きな鎌倉の波(Wave)(随分の御無沙汰に為って仕舞って居る)はつけ麺だが、其れと比べたく為る味わいだ。
29日から3日迄は御休みとの貼紙を見て、寧ろ安心した。 ゆっくり、英気を養って下さいな。
ラーメン凪 炎のつけめん 其の20 ― 2011/12/23 10:57:15
前回、娘の処を尋ねた時と全く同じパターン(ムタヒロ→hachi→炎のつけ麺)で、この急階段に至る。 3週間前には、週3で此処に伺ったのだが、其の儘、御見限り状態が続いて居た。 ヒデキさんの「カレーラーメン」を喰べた後だったので、まぁつけ麺は入らない(何時もの事だ)のだが、ワインを頂く。 先日も御目に掛かったスタッフの方を煩わせて、冷蔵庫(笑)から出して頂いた。 流石に冷え過ぎですねぇ。 忙しい彼に面倒を掛けぬ様に、此方で抜栓して、デキャンタリングポワラーをセットして… あ、小生、困った客に為ってます?
この日のボトルは、グラスワイン用に使って居るキャンティ。 ま、其也なのだが、其れで良い。 ワインバーで頂く一杯も良い(「ウナ・コーパ」行きたい)のだが、naginicai で頂くリーズナブルな一杯も小生には捨て難い。 飲みたい場所で、飲むのが幸せって奴だ(店の迷惑に為ってはイカンが)。 ボトルのイメージはサンジョヴェーゼだが、其れ以外は判らない(爆)。 フレッシュな赤いチェリーを楽しんだ。
下は御正月のスペシャル「鎮火」(爆)に使うチャーシュウ。 少し甘いテイストが付けられて居り、成程、辛さを中和するのだろう。
チョモランマは、ポテトサラダ。 パルメザンチーズが雪、パセリが木樹をイメージして居る。 ボリュームが有るとアドバイスを頂いたので、4000m、或いは富士山級で御願いした。 人参等の野菜も一杯で、塩加減も程良くて美味しい。 キャンティにもマッチして居ました。
最後に、キリチーズの山葵醤油。 シンプル為れど、此れが大好き。
葉山さんや香港出張間近い階下の若女将に「亦、来年」と御挨拶して引き上げる。 2011年が早くも暮れて行く。