今日の渦 其の4182011/12/12 01:01:00

恒例の年末のファミリーパーティーを前倒で行う。 今年は週末のスケジュールが立て込んで居て、もうこの日しか駄目と云う状況。 鮮魚ばかりは、新たに出来たショッピングモールよりも藤沢の方がベターなのだが、色々と有った年の所為か異常に高い。 年末に為ると更に高騰するのだろうか?
そんな買物の前に本鵠沼へ寄る。 日曜日の昼… タイミングを測るなら「チョイズレ」だ。 見事に当たって、外待客は無いタイミング。 其後、「ピークを避けた皆さん」が続々。 週末は御近所のファミリーも多くて、普段とは違う声が行き交う。

今日の渦 其の418-1
奥さんが味噌。

今日の渦 其の418-2
小生は醤油のピリ辛。 何度も書いたが、醤油のピリ辛のルーツは、藤沢めじろの「乱」だ。 当時のテイストとは違うのだろうが、ピリ辛のテイストで小生が好んで頂く作品は少ない。 流石にスープを飲み干す事は難しいが、細麺と絡めてホッホッと頂くこの一杯は、時にとても喰べたく為る。 辛みと醤油味や他の素材とのバランスと云うか、倍音でのハーモニックスの様な印象が良い。 其れが魅力だ。 チャーシューやメンマが確りラーメンとしての脇を固める。 蘖、水菜紫オニオン等の野菜も調和の立役者だ。 この一杯は寒い日には、更にイチオシだ、フ~。
それにしても、IS11T のカメラはコンディションが少し悪いだけで真艫に撮れない。 今回は新しいノイズ除去ソフトのテスト素材見たいなフォトに為った。

今日のワイン 其の6592011/12/12 21:04:13

ドメーヌ ミッシェル&パトリス・リオン シャンボール・ミュジニィ・レ・クラ
DOMAINE MICHELE & PATRICE RION CHAMBOLLE-MUSINY LES CRAS 2005

( 今日の渦 其の414.5 )

今日のワイン 其の659
呑兵衛Rさんから御指摘を頂いた。 「今日の渦 其の414」と「415」の間に、訪渦して居ると云う突っ込みで有る。 成程、確かに伺って居る…が、呑兵衛Cさんが持参されたワインを飲んだだけで、渦には1円も払って居なかった。 で、スミマセン、忘れました(汗)。

土曜日の夜、善行の御鮨屋さんで「河豚祭」を楽しんで居ると、呑兵衛Cから集合指令が掛かる。 そんな土曜日の20時近く為ってからの号令とは御無体な… 処が、皆さんの返信には「ナントカ…」、「X時頃なら…」と応諾の文字が並ぶ。 剛腕で鳴らすCさんには逆らうのでは、保険屋さんも裸足で逃げる。 で、小生も「21時を過ぎそうです」と返事。 で、目出度くも「全員」が渦に揃った。 尤も、小生が運転手殿に匕首を突き付けてすっ飛んで来たのは、22時のラストオーダー直前。 もう、鰭酒三昧で相当に酔って居た。
シニアワインエキスパートのCさんが持参されたのは、シャンボール(・ミュジニィ)。 造り手は、パトリス・リオン。 え? 「レクラ」は、プルミエ・クリュだよね…? ルーミエの畑とは別に少し高い処にも「レクラ」が有るのね。 勉強に為りました。 流石Cさん、伊達に呑んで酔っ払って居るだけでは無い様で… 余談だが、ネットでもこのボトルを「1er・レ・クラ」と表記して居るケースが有る。 詐称に為らないのかいな。
抜栓してから90分位のタイミングだろうが、テーブルに香りが開けて居る。 ややワイルドな、と云っても良い鹿肉の印象と熟成したブラック系の果実香。 色相も充分に濃いねぇ。 テーブル席が暗過ぎるので、其れ以上は判らず(笑)。
口にして意外だったのは、酸味が強く無い。 でも、タンニンはドッシリ、ミネラリーな硬さが解れて来て居るイメージ。 もう1回、「でも」、口当たりは滑る様なエレガンス… 女性的で有り、男性的な骨太感も有って、成程、目利のチョイスで有る。 アフターの引きは淡く長い。 ブルゴーニュの夕陽はこんななのだろうか?

今日のワイン 其の6602011/12/12 21:09:03

ドメーヌ・レオン・バラル フォジェール ジャディス
DOMAINE LEON BARRAL FAUGERES Jadis 2005

( 今日の渦 其の414.5 )

今日のワイン 其の660
渦の呑(ドン)の御一人で有らせられるCさんの号令一下、馳せ参じた渦での2本目は、9月のキャンプで飲み切れなかった小生が用意したマグナムボトル。 2ヶ月程、渦のセラーに御邪魔して居た。 ジャディス、結構良いボトル(ブラインド・テイスティングでマルゴーを破ったのは有名な御話)なのよ…は、小生の好みのラングドック。 ロックスオフなので、勿論、筋金入りのビオな奴。 このロケーションらしく、カリニャン60%、グルナッシュ30%に10%のサンソーが加わる。 シラーは使って居ない。
カラーはヴァイオレット&ガーネットで、深い色相だ。 ブーケには矢張、ブラックベリーが強く出て居て、チョコレートとバニラ様の甘いニュアンス。 有り勝ちな熟成感よりも若々しい印象が先行する。 口にした印象も凝縮感が有り乍、溌溂感も充分。 カリニャン由来のクリーンな酸味やミネラル感も高いが、全体として高いレベルでのバランスが取られて居て、何かが突出する事が無い。 タンニンの肌理が細かい事も特筆されよう。 充分な柔らかさは、マグナムボトルと無縁では無いだろう。 アフターは前述の酸味がブーケで感じた果実や花蜜の甘み(何だろう?)に引き継がれて行く。 幻とも云われる「南仏のグランヴァン」の肩書は嘘では無かった。

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セパージュについて、訂正をしておきたい。 ホームページに依って情報が区々だったので、ちゃんと調べた。 其の結果、カリニャン50%、シラー40%、グルナッシュ10%が正しい様だ。 すると、文中の何処かに「力強い」とか書いて置かないといけないかしらん(笑)。