今日のワイン 其の5872011/11/20 01:01:00

ゼロ・ドローン ドメーヌ・クロ・ノワール
VdF 0-Drone Domaine Clos Noir

今日のワイン 其の587-1
御所様から、燦燦斗のローストポークをワインで楽しんで…と御誘いを頂いた。 其処で、あの味わいのローストポークに合うボトルを、ロックスオフの若林さんとセレクト。 で、このクロ・ノワールの最後のキュベで有る、ゼロ・ドローンを最終的にノミネイト。 だが、このドメーヌの4代目さん(エチケットに名前の有る、セドリック・バタシ氏)が、畑を売却して仕舞ったそうで、2009年が最後のヴィンテージ。 エチケットには、ヴィンテージが入って居らず、ゼロ・ドローンの下には、「VIN DE FRANCE」と素っ気無い。 ワイナリーの有るロケーション、ブロションの文字がメモ程度に入って居るが、此処はジュヴレ・シャンベルタンの隣村だそうだ。 ロックスオフのセレクションなので、当然、ビオで、酸化防止剤の使用も極限られて居るそうだ。 ゼロ・ドローンの名前は、御当主のバンドのファーストアルバムから取ったそうだが、「新たな人生の旅立ち」だそうだ。(「無人飛行機」じゃないのね) でも、畑を売っちゃう様な方は、どんな人生を目指されて居るのやら。

今日のワイン 其の587-2
セパージュには20%のガメイが配されて居り、80%のピノ・ノワールはコート・ド・ニュイヴィラージュとジュヴレシャンベルタンが、40%づつだそうだ。 やや濃い色相のピノカラーだが、20%のガメイの色が出た? ブーケは、比較的固い印象で、ストロベリーの酸味の香りを薄く感じる。 テイストの酸味は、苺と云うよりも梅系統。 否、プラムと申し上げるべきか。 思った程には硬く無くて、フレッシュな果実感と酸味のバランスが秀でて居る。 ミネラル感もたっぷりで、やや不安定な印象も有るが、酸味との相性も良い。 タンニンは大人しく、酸味に主役を譲って居る。
何よりも燦燦斗で頂けた事が嬉しい1本だった。