盛＠千田／江東区 「盛」で９回目 ― 2011/09/03 12:37:49
昼休みの移動。 地下鉄が車輛トラブルと節電ダイヤで、地獄の混雑。 嫌気が差してバスで移動。 千田で途中下車して、久し振りに「盛」へ。 がんこ時代に比べるとメニューが多いが、更に冷やしラーメンも追加されて居る。
でも、御願いしたのは、何時もの「醤油中間」だ。 サービス券（配布終了）も使い果たして仕舞ったので、トッピングも無くて、チャーシュウが１枚。 こんなに大きいのだし、６００円では充分だとは思う物の「がんこ」は２枚がデフォなので、やっぱり、淋しい印象が有るな。 「穏やかながんこ」と云う基調のテイストだが、背脂少な目で頂くと少し淡い。 だが、此れ位で良しとしなくてはいけないね。 縮れた黄色い細麺と塩味の醤油テイストの組み合わせ。 偶には良い物だ。
今日の渦 其の４０４ ― 2011/09/04 17:37:57
速度の遅い大型颱風の影響で、日曜日の日中も降ったり照ったりと慌ただしい空模様。 新調したＰＣの台に使う板を調達（無料でカットして呉れるのが有難い）しがてら、渦へ。 前日、イベントの打ち合わせでＴさんに呼ばれて居たのだが、２４時間遅れで… 幸いコインパーキングにも空きが有り、俄雨にも合わず、奥のカウンターが空いて居て… お、この週の運を使い果たしたかな(笑)。 キリンフリーを頂く事もせずに御願いしたのは、黒板に書かれたこの日の限定。 ５喰なのに最後の一杯、お、益々ラッキー。
「塩煮干のつけ麺」。
塩ラーメンを最初に造った人は、美味しいと思って提饗して居たのだろうか？ 小学生だか中学生の頃に、塩ラーメンを喰べた時は不味いと思った。 其の後、相当に長い期間、塩ラーメンは口にしなかった。 今や塩のつけ麺や塩の冷やしが有る位だから、多くの造り手さんの努力と閃きで進化を遂げて来た、塩スープの麺作品。 同じ様なストーリーを「煮干」に就いても語る事が出来る。 此等、動もすると小生が避けたく為る、ふたつの組み合わせの頂点は、敢えてつけ麺からピックアップしてこの作品としたい。
スープには此れでもか、と云う程に煮干を使って居る。 香りも相当に高い。 少しでも刳みを感じれば辟易する事、請け合いだ。 だが、文字通り手を掛けて、臭みの出ない様に処理をした煮干だ。 寸暇を惜しんで、スタッフの皆さんが煮干と格闘して居るのを良く知って居る。 此れだけ、時間を掛ける煮干を他に知らない。 其れだけでは無いのだろうが、苦労の結果がこの一杯で報われて居る。 魚介の仄甘く香る風味と温麺に比べるとやや強めた塩の遠い甘さが綺麗にハーモナイズする。 柚子の香りと焦がし葱の香ばしさがこの旨さと融合して、もうひとつステージが上がる。 勿論、塩らしさもきちんと存在して居て、味を引き締めて居る。 バランスを超えたインテグレイションで、一体化した味わいに味せられる。
固目に茹でられた太麺もこのスープに最適化されて居る。 つい、美味くて直喰するのだが、熱々のスープとのコラボレーションこそ、楽しむべきだ… スープ割をして頂くと、吸い物としての味わいも感激物だ。 そして、最後に底から顔を出す煮干のボリュームに驚かされる。 こんなに使って居るんだ… チャーシュウも脂身の部分の味わいが何とも素敵だし、定評のメンマも健在。
西尾中華そば 其の２２５ ― 2011/09/05 20:42:53
台風がノロノロと遠ざかっても、この日迄は安定しない天気が続く。
翌週からＮＣＳは月曜日が定休日に為るので、この日は最後の月曜営業。
果たして、この週の限定作品の提饗はこの日から有るのだろうか。 開店前に店内を覗き込んで西尾さんに伺うと、「地鶏と鯛煮干しの冷や冷や ～三つ葉の香り～ 」は、予定通り準備が整って居る様だ。 随分早く開店して頂いて仕舞い、恐縮です。
早速に頂いた。 と、スープは塩に見える。 冷や冷やシリーズでは、初めての塩ベースだ。 スープを啜ると、結構濃厚で確りして居る。 トロミ感が有る位だ。 鯛の風味がとても良く出ているが、煮干なので少し乾燥感も感じ取れる。 鶏風味とのマッチングも上々だ。 チャーシューは塩スープに合わせて、鶏を使った。 塩スープの鶏香とも合って居る。 たっぷりの三つ葉と醤油に漬けたオニオンが乗って居る。 ピンク色は、海老の桜田麩。 出汁氷も併せて、何時も乍、西尾さんのアイデアが満載の一杯。
麺はマサの配合量を増やした「マサ２５」を使って頂いたのだが、スープに気を取られて居たら、違いを感じなかった。 最近、マサ自体が弱く為って居る見たいだ。 確りスープも完飲。 亦、バリエーションが増えて、期待が膨らんだ。
