F1 2011年 シンガポールGP 決勝2011/09/25 23:59:59

マリーナ・ベイ・サーキットのナイトレースは好きだ。 未来都市の薄暮風景がスクリーンに映し出されると、小生が良く行って居た頃とは別世界だ。 何処でも何時でも速いのはセブ。 2番手グループのパイロット諸兄に頑張って頂かないと、もう此処で決まって仕舞いそうだ。 クオリファイの2番手は同僚のマークが何とか追随し、ルイスのタイムを上廻ったジェンソンがポジション3。 フェルナンド、フェリペの赤い車は、5・6番手。 セブの独り舞台で、此処の優勝もチャンピオンシップも最早、鉄板。 もう、この時点では賭けにも為るまい。

<ファイナル>
嘗てミハエルの黄金時代がそうで有った様に、やや面白味や緊張感に乏しい決勝前の雰囲気… そう感じるのは小生だけだろうか? 今回はセブの勝ちっぷりにフォーカスして観戦しようと心に決めたのだが、正にそんなレースに為って仕舞い、流石に鼻白んだなぁ。
奇数グリッドの優位が明らかなコースで、1・3・5番グリッドのマシンが、1・2・3位を占めて、1コーナーに雪崩込む。 マークのヘグリの御蔭で遅れたのはルイスで、8番手で戻って来た。 其れにしても、セブのかっ飛び方は半端無い。 2周目で3秒弱、4周目で5秒弱のギャップ。 ジェンソンにDRSを使わせもしない。
10周目、タイヤにヘタリの出たフェルナンドをマークが交わす。 直後にフェルナンドが堪らずにPI 。 Q3の遺恨か?、ドッグファイトを続けて居たフェリペとルイスだが、両車同時にPI 。 PO直後にルイスがフェリペに追突。 フェリペはパンクして、続けてのPI を余儀なくされる。 無茶なルイスは、ドライブスルーペナルティ。 仲が良さそうに見えた二人の間には氷河が横たわった。 13周目にマーク、14周目にセブがPI 。 ジェンソンも続く。
30周目の事、ミハエルとセルジオが接触。 ミハエルがクラッシュして、SC。 セブの19秒ギャップが御破算に為る。 マーク、セブ、ジェンソンがPI 。 レースが再開されると、再びあっと云う間にセブがリードを築いて行く。 2周で9秒って… マークもフェルナンドを上手く交わして居る。 其後、単調に推移して行ったレースだが、49周目にジェンソンがタイヤ交換。 此れを見て、セブも、フェルナンドも此れに倣う。 セブは迫り来るジェンソンのペースを見乍走り、ペースコントロールは老獪な印象さえ有る。 3番手にはマーク。 フェルナンド、ルイスの順にチェッカー。
F1 2011年 シンガポールGP 決勝