ムタヒロ@国分寺 ― 2011/09/20 15:51:14
連休に一日追加して、娘と孫の顔を見に遣って来た。 奥さんの都合で、午前中だけと云う早朝興行。 そんな帰り道、正午前に西尾さんと凪スタッフのNさんと駅で待ち合わせて、前日にオープンした「ムタヒロ」へ。 凪ゴールデン街のスタッフだったムタさんが、ヒロさんと一緒に始めたお店。駅から1分と云う好立地。 店の内外は花屋さんの様に埋め尽くされて居る。 牟田さんの御人柄が知れようと云う物だ。 スナックの様なレイアウトだが、一番奥のカウンターが丁度3席空いて居り、其処へ落ち着く。 実は早朝に店の前を通った時に、可也の煮干香に一寸たじろいだのだ。
牟田さんに挨拶をして、手書のメニューに目を通す。 唯一煮干を冠して居ない「鶏そば」は、カミングスーンと有る。では、意を決して、其の名もズバリの「煮干そば」を御願いする。 スナックレイアウトなので、やや狭い厨房での御二人のオペレーションを拝見して居ると、10分程で着丼。
丼から立ち上るのか、店内に充満して居るのか、相当にニボって居る(笑)。 緑灰色して居るのかと思ったが、やや濁った醤油カラーだ。 蓮華で掬うと矢張、相当に来る。 多少の苦味も伴う程だ。 だが、匂う事は有っても、刳みや臭みは余り感じ無い。 喰べ進むと、更に気に為らなく為って来る。 S001を構えると西尾さんが海苔をズラす。 と、凪と煮干の文字が… そう云えば、麺は凪製麺だ。 凪のカラーが良く出て居る話で、卒業生への応援体制が整って居る。 この太麺とスープの相性は素晴らしい。 小麦粉風味は煮干にヤられて居るけど、其れで良いのだ。 メンマは小生の好きな穂先タイプ。 特筆は茹菠薐草。 此れ、丁寧な造りで良いです。 チャーシュウは茹豚だが、此れも煮干スープに良くマッチして居る。 中々、美味しいと感じる。
渦やめじろの様な洗練系では無いワイルド煮干で、此処迄旨く感じるのは初めてだ。 恐らくは、背油(入れるかどうかを訊いて呉れる)に依るマイルド効果かも知れない。
尚、「煮干そば」には「ワハハ」が冠されて居り、「鶏そば」には、「ガハハ」が付いて居る。 一度、其の「心」を伺って見たい。 扨、孫娘を連れて来れるのは何時に為るかなぁ?