今日のワイン 其の5772011/09/17 01:01:00

ケンダル・ジャクソン ヴィントナーズ・リザーヴ シャルドネ (ハーフボトル)
KENDALL-JACKSON VINTNER'S RESERVE CHARDONNAY 2008

今日のワイン 其の577-1
御正月に奥さんの実家での祝宴に持ち込んだ白は、ハーフサイズ。 諸般の事情で、飲むのが甥っ子ひとりと云う状況では、赤が控えて居れば、そんなモンだろう。
オバマ大統領も飲まれる…と云う話題のシャルドネ。 まぁ、USで一番飲まれて居るシャルドネだろう。 1982年の創立のカリフォルニアの遣り手のワイナリー。 アメリカ人でワイン好きなら、知らない人は居ないだろうね。

今日のワイン 其の577-2
クリーンな印象のカラーは、然程濃くは無い。 複雑な…と云うよりも、色んな香りが漂うブーケ。 彼方此方のシャルドネを混醸させて居る所為なのだろうか。 因みにモントレーが46%、サンタ・バーバラが39%でメンドシーノが9%と云うブレンド。 あれ? 残りは…?? 味わいも其々の特徴、即ち、シトラス・檸檬、パイナップル、マンゴー、バナナ、ペア、青林檎が感じられるそうだが、小生には、トーストと柑橘系、其れにやや甘目のペア位しか判らない。 いや、ピーチとバニラも居そうな気がするな。 少し落ち着かない味わいで、目移り為らぬ、「鼻移り」しそうな印象かも。 でも、抑えた酸味のテイスト自体は結構好きで、余計な情報に踊らされなければ、万人向けな纏まった味わいと、多少ビターだが、意外に延びるアフターを楽しめる。 グラスの其処に細かいバブルが付くので、此れも亦、シュール・リーの時を過ごして来た物と思われる。
ストレートな物云いの甥っ子が、「XXで飲んだ白よりも美味い」と云って呉れたので、良しとしよう。

今日のワイン 其の5782011/09/17 02:02:00

ティソルノ・ロッソ・トスカーナ ファットリア・ポッジョ・カッポーニ
Tinorso ROSSO TOSCANA FATTORIA POGGIO CAPPONI 2007

今日のワイン 其の578-1
奥さんの実家で、甥っ子と飲んだ2本目。 ストレート・フォワードな彼が再び褒めて呉れたのは、トスカンな赤。 エチケットに葡萄の種類が書かれた居ないが、サンジョヴェーゼが居ない様なので、メルローとシラーだと想像が付く。 ポッジョ・カッポーニと云えば、白葡萄を混ぜた古典的なキアンティを造る事で知られるが、こんな斬新なボトルも造って居たんだなぁ。

今日のワイン 其の578-2
色は濃い… 相当に黒い。 ブーケは判り易い。 熟成ジャム香にスパイシーな印象もたっぷり。 メルローとシラーで半々かと思ったが、前者で7割を占める。 レッドベリー系統のテイストに加わるのは、胡椒のスパイス少々とチョコレート感、其れにやっぱりのバニラ。 何時も思うが、この表現だけ取り上げると、美味い飲物とは思え無いね(笑)。 酸味とタンニンはそこそこで、バランスを崩さずに弁えて居ると云った風情。 最初は赤だったベリーが、段々黒く為って来る頃が、味わうべきタイミングの様だ。 この日はゆっくり飲んだので、余計にそんな印象を持った。 この赤を美味しく感じるなら、伯父・従姉と同じ大学で小生の婿殿と同じ専攻の甥っ子も将来が楽しみかも知れない、ね。