ロックンロールワン@町田 其の222011/08/07 01:01:00

栄光の初杯を頂いた「冷や汁Rock!」だが、バージョンアップしたので、もう一度来て下さいとのメッセージを頂いた。 どうにか開店時刻に伺えそうなのは、土曜日だけ。 だが、後のスケジュールがタイトで、どうしても一番乗りが必要。 で、週末に来られる限定狙いの方々に先んじようと、普段よりも30分早く遣って来た。 流石にSPだったが、何時もの時刻には数名の方々が到着されて居たので、正しい判断だった。 扨、奥のカウンターで頂いた改良版が此!

ロックンロールワン@町田 其の22-1
物凄く手間が掛かって居る。調理の様子を見て居ると、此でもかって感じで凄いなぁ… 下世話な話で恐縮だが、1000円の作品に此れだけ時間を掛けては、ペイしないのでは無いかしらん? 丼を持ち上げ、スープを啜る。 味噌の味わいは充分だが、前回程には際立って居ない。 スープの色相も幾分赤見が薄く為ったかも知れない。 其の分、魚介の味わいが高まって居る。 そして、更にマイルド感が増し、トロミも加わった。 長芋を加えたのかな。 此は中々効果的で、更に深く、複雑な味わいに思える。 成程、改良とは斯く為るものだと、納得させられる。 豆腐を少し崩して、スープに馴染み易くしたのかも知れない。 ゆっくり頂きたいと思いつつも、ガツガツ喰して仕舞うテイスト。 引き締まった喰感の細麺もこの温度に見合って心地良い。

ロックンロールワン@町田 其の22-2
ユウタが盛んに勧めるので、小盛の御飯を頂いて、最後にスープに落として見た。 成程、云うだけの事は有る。 此はマッチングの妙だ。 そして、良い御米を使ってますねぇ。 味噌、煮干、生姜、青柚子等の風味が絶妙に絡んだ御飯は、美味しいなぁ。 長芋のトロミが此処でも活きて居る。 此位の御飯の量が小生には丁度良くて、御腹一杯、満足満杯だ。

予定のロマンスカーにも余裕で間に合ったし、めでたし、めでたし。
あ、限定作品のポスターは、ユウタ夫人の労作との事です。
(必ず書く様にとの御達)

今日の渦 其の3982011/08/07 22:19:27

ロックンロールワンの有る町田から新宿に楽に行くには、矢張、ロマンスカーだ。 多少の遅れが有ったが、快適に新宿を経由して秋葉原へ。 この日から発売に為るハイコストパフォーマンスのPCを調達。 最近はマウスコンピュータの製品を良く購入して居るな。 奥さんのPCが流石に古く為ったので、小生が現在使って居るPCを御下がりに呉れて遣り、其の後釜に此れを使おうと云う魂胆だ。 此れを機に数台以上有るPCの整理を検討…したら、セカンドメインのXP(怪しいソフト用にXPは未だ必要)のワイヤレスキーボードが故障。 マシンのジェラシーシンドロームが再び… そんなメンテナンスに時間を取られて居ると日が暮れて仕舞った。 奥さんは神宮に花火コンサートに出掛けて仕舞い、扨、どうしよう。
もう電車では開店時刻には遅刻しそうなので、タクシーを飛ばして本鵠沼に向かう。 なんと、10名近くの方が御待ちだ。 開店時刻を18時に変えてから、シャッターでこんなに行列は初めて見たな。 連夜の訪渦だが、伺う旨を連絡して置いたので、前夜は御所様が座られて居た席に収まる。 前夜は折角の「冷やし醤油らぁめん」をスキップして仕舞ったのだが、思った通り、この夜の限定が此れ。 良かったぁ。 其れにしても、18時10分に来られた御客様は延々待つ事に為って仕舞う。 いやぁ、凄い人気で、小生も嬉しい。

今日の渦 其の398-1
ビールで喉を潤す。

今日の渦 其の398-2
皆さんの注文が纏まる前に芳実オーナーが手早くチャーシュウの2種盛を拵えて下さった。

今日の渦 其の398-3
もう、此処からはマイペースで、御待ちの方には申し訳無いのだが、この夜も飲む気満々。 「セラーに1本有ります」、と云うのは禁酒明けの小生用に芳実オーナーが仕入れて置いて呉れた「GANKO」。 ありゃ、前夜に御所様に飲んで頂くと良かった(笑)かも。 此れは、Rioja だ。 じっくりとテイスティング。 此れは比較的判り易い、グルナッシュでしょ、テンプラニーリョは勿論、多分、カリニャン。 あは、味で判るんじゃなくて、単なるゲスだね。 もう少し何か有りそうだが、素敵なブーケだ。 リオハだから…と云う以上に濃密な香りだが、嫌味で無い。 味わいもそんなイメージで此れはイケます。 因みに「GANKO」は、本当に日本語の「頑固」らしい。 携帯で(EMONE が壊れたので)ネットをチェックして吃驚だ。

今日の渦 其の398-4
芳実オーナーが、チャーシュウポテトサラダをタップリ盛って下さった。 黒胡椒のインパクトが良くて大好き。

今日の渦 其の398-5
この幸せな空間を1枚撮った。 渦は一人で黙って過ごして居ても、居心地の良いホームポジションだ。

今日の渦 其の398-6
御腹が膨れる前に「冷やし」を御願いした。 如何にも涼しげな体裁の一杯だ。 御所様の仰る「ゴクゴク飲める」、と云うのは云い得て妙だ。 スープの温度と味わいの濃さは此れ以上は無いピッタリ感。 鶏と魚介の風味の交わりが奇麗で、爽やかだ。 短冊にカットされた長芋とオクラが、清涼感を高めて居る。 メンマや鶏チャーシュウもこの温度ならではのアレンジで佳く収まって居る。 パキポキ感の細麺とのコンビネイションも云う事無く纏まって居り、山葵を麺に添わせる様にして頂くと最高の風味と為る。 御所様絶賛も当然かと云う逸品。 この夜の御客様はラッキーだ。 皆さん、此れを頼んで…と云って廻りたいねぇ。

と、シニア・ワインエキスパートのCさんから「今日のワインです」、とフォトが送られて来た。 は?、「ロマネ・サンヴィヴァン」の90年ですと! アラブの王子様とでも飲んで居るのだろうか? で、渦に居ると告げると、自慢に(笑)遣って来て呉れた。 巧いタイミングで隣の席が用意出来たので、久し振りの逢瀬はスムーズに。 で、この日の「ワイン会」の羨まし過ぎる御話をたっぷり聞かせて頂いた。

今日の渦 其の398-7
で「GANKO」に続いて更に飲みましょう、とサン・ビアッジョを抜栓。 この時刻に為って集まり始めた御馴染の皆さんにも手伝って頂く。 うん、賑やかに御話する場の渦は更に楽しい。 外は激しい稲光と豪雨が続いて居たが、店内は其の雷鳴さえ掻き消す程に賑やかだ。 幸い引き揚げる頃には雨も上がって涼しく為った。 ラストオーダーも早まったので、電車の時刻を心配しないで帰れるのもメリットかな。

西尾中華そば 其の2192011/08/08 20:17:32

3番電車に向かう空の色が少し変わって来た様にも感じる… そう云えば、この日は立秋だ。 目には明(さや)かに見えねども…って、奴かな。 其れでも残暑は厳しい。 そんな一日、向かったのは霜降。

西尾中華そば 其の219-1
この週の「冷や冷や」は、「地鶏と鯵煮干の冷や冷や ~生姜の香り ~」だ。 限定8喰と少しハードルが高く為ったので、シャッターで御伺いしたら、数分早く暖簾を掛けて下さった。 テキーラナイトに伺えなかった御詫びをして… 西尾さんは相当に御疲れの様だ。 殆ど休み無しだからねぇ。

西尾中華そば 其の219-2
でも、作品の確かさは揺ぎ無い。 麺の周囲には出汁氷が配されて居る。 西尾さんの得意技だ。 刻んだ大葉を乗せた長崎の鯵のなめろうをたっぷり配しらった作品。 鯵と生姜の組み合わせは定番だが、其れだけに技量が問われる。 濃くて体裁のきっちりしたなめろうは美味しい。 流石に西尾さんの十八番の事だけ有って、鯵のテイストが綺麗に出て居る。 肉を落とした後の鯵をカラっと焼いたのは、パリパリと煎餅の様で面白い。 御鮨屋さんで良く頂くが、遜色無い出来具合だ。 チャーシュウも普段通りに美味。

西尾中華そば 其の219-3
漬汁は比較的シンプルであっさりした味わいに調整されて居る。 冷たい温度と合わせて、こんな夏の日にはピッタリだ。 小生はなめろうは、漬汁には浸さずに頂いた。 最後に生(き)で飲み干す時にも、其の方が好みだと思ったからだ。 麺はマサ配合麺なのだが、此迄の麺に比べて、少し大人しい風味に仕上がって居る。 無論、悪くは無いのだが、小生はもう少しボソっとして、風味が立って居る前のロットの方が好きだな。