麺屋 じもと@西台/板橋2011/08/28 17:50:18

燦燦斗の後に御所様に誘われたのが、高島平の「じもと」。 高名な「元」の内田さんが関わられた御店で、牛骨のラーメンと伺った。 この日はプレオープンと云う事で無料で提饗して頂けるそうだ。 御所様がプレオープンに顔を出されるのは、珍しい事だ。 扉を開けると、マッハさんにS谷さん…と、見知った御顔が見える。

麺屋 じもと@西台/板橋-1
テーブルには味付けをして居ない「固ゆでたまご」が有る。 敢えて、このスタイルにして居るとの触れ込みが書かれて居り、思わず手を伸ばした。 この日は此れも無料サービスで、嬉しい。 テーブルの塩が「味塩」で無い方が小生の好みでは有るが、こんな茹で玉子の有る御店は少なく為ったよね。

麺屋 じもと@西台/板橋-2
此れが醤油ラーメン。
綺麗な透明感たっぷりのスープに白いチャーシュウ。 ポアブルロゼ(フランスではこう呼ばないそうだ)が乗って、隠元豆が配らわれて、とても御洒落なルックス。 オニオンや揚げた脂身と相俟って、仏蘭西風なのかも知れない。
スープの味わいは、ルックス通りの淡麗系の醤油味。 少し淡麗に過ぎるかも知れないので、焦がした脂身の香ばしさに負けて仕舞いそうだ。 或いは、この香ばしさは無くても良いのかも知れない。 オニオンのシャキシャキ感は良いが、此れもスープの味わいとややアンマッチな印象を拭えない。 個々の味わいは悪く無いと思うのだが、インテグレートされて居ない。 一般的に云う「バランスが悪い」と云うのとは、少し違う様なのだが… チャーシュウはライトな味付けで、此れはスープの足を引っ張らないのだが、逆にレゾンデートルが怪しいかも。 麺は細い縮麺で、がんこの麺の色を薄くしたイメージ。 この牛骨スープの味わいにマッチする様に計算されたのだと思う。
折角の試喰会なので、敢えて、気に為るポイントを論って仕舞ったが、少なく為った牛骨のスープの御店は応援したいものだ。 御所様は相当に厳しくコメントされて居らしたが、折角の辛口な御意見を傾聴して頂ければ、と願う。

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