F1 2011年 ヨーロッパGP 決勝2011/06/27 02:02:00

プラクティスの初めこそ、何やらテストをして居た様子のセブのタイムは平凡以下だったのだが、P3からクオリファイに掛けては、毎度の事乍、別世界とか異次元とか表現されるタイムを並べて見せる。 彼のRB6だけは、ストレートで、コーナーで挙動が違う。 解説氏の「長嶋さん表現」では無いが、「ピタっ、バシっ」っと決まるねぇ。 マークもQ3の最後に2番手のタイムに上がって、フロントローをレッドブルが占める。 何時もの結果だねぇ~ RB(マークは1回だけね)のPPは途切れない。

<ファイナル>
抜ける様な青空の下、マリーナサーキットの風景はとても美しい。 コースの路面温度が高くて、ピレリタイヤのデグラレーションが関心事だ。
オープニングラップで1秒4のギャップを築くセブの力は毎度の事乍、大した物だ。 勿論、DRSを使わせない為だ。 ルイスは赤い2台の先行を許し、5番手。 其のフェラーリだが、ルイスを先に抜いたのはフェリペだったのだが、外側のフェルナンドがコース取りの妙で先を行く事に為った。 5周目には、セブのギャップは2秒2。 既にこのタイム差を維持する走りに入ったかに見える。 ジェンソンがニコを交わして、レッドブル・フェラーリ・マクラーレンと云う上位6台(赤・黄の順ね)。 11周目に3秒のギャップに為ったセブだが、各車、そろそろタイヤ交換が必要なタイムの落ち方に為って来る。 6台の中で最初に入ったのはルイス、そしてマーク。 セブ、フェルナンド、ジェンソンと続々PI して、最後は待たされたフェリペ…で、ルイスに先に行かれて仕舞う。
フェルナンドのマシンはソフトタイヤの相性が良い様で、レースペースは高い。 マークに迫り、DRSで21周目に2番手に上がる。 バレンシアのスタジアムは、大喝采。 3秒前のセブは透かさず、ペースを上げる。
25周目、2回目のPI は矢張、ルイスから。 どうも、MP4-26 はタイヤ、特にプライムを使えて居ない。 更にルイスの走りはタイヤに厳しいからなぁ… 「もう一寸、ペース上げたいね」と云うラジオに、「 As fast as I can go. 」と不貞腐れる?。 一方のジェンソンは、「The KERS, not working. 」。
29周目、フェルナンドに対してアンダーカットを狙ったマークが入る。 フェルナンドは翌周。 ピット作業の効率の所為か?、マークの後塵を拝する。 RBのタクティクスが、まんまと成功。 続いてセブもPI するが、マークが2番手に上がって居たので、楽に為った。 上位3台は42秒台のイーブンなペースで、ギャップもほぼ等間隔。
43周目、マークが3回目のPI 。RBはピットワークが良い。 其れに引き換え、フェラーリは… 3周遅れでフェルナンドが入ったが、今回は上手く作業をして、バックマーカーに引掛って居たマークを僅かに後ろに従える。 マークは其後、ギアボックスに問題が出て、追撃為らず。
47周目、セブが最後のPI 。 最早、国際映像が捉える事も無く為って仕舞った(笑)が、フェルナンドとのギャップは9秒。

F1 2011年 ヨーロッパGP 決勝
セブは最終盤にファステストを再び叩きだして、P2W。 で、このコースにも拘わらず、大きなアクシデントも無く、全車完走(6年振りとか)。 面白く無かったのか、面白かったのか… そんなレースだった。

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