ロックンロールワン@町田 其の15 ― 2011/06/22 23:23:00
この日は夏至。 其れに合わせる様に梅雨の中休み。 予想最高気温は32度。 前日は辛うじて30度に届かなかったが、この日は真夏日確実。 そんな眩しい空を見上げ乍、「完」の文字の前に到着。 開店前にユウタと少し話をしたが、中々凛々しく為って来た様に見えるのは、小生の僻目だろうか?
この日は、「2号つけ麺」の喰券を購入。 塩ベースの煮干も良いのだが、やっぱり「2号」の味わいが、より好きだと思う。 漬汁と薬味、其れに胡椒を嶋崎さん自らがサービスして下さった。 胡椒を振って頂くのは初めてだが、このスープの華麗なテイストにマッチする様に誂えたと思える程だ。 胡椒に詳しい訳では無いが、随分高級そうな胡椒だ。 上品な辛味がスープに広がる。 動(やや)もすると、スープの魚介風味を殺して仕舞う胡椒(其れを目的に使う事も小生には良く有る)だが、此処での組み合わせにはそんな事は生じない。 この胡椒の柔らかいが凛とした味わいが、スープに新たな輪郭を造り出す。 フォトで云うとアンシャープマスクを掛ける見たいな印象。 更に、茗荷・葱・大葉の薬味が有る。 此方も使う心算りなら、胡椒の量は少しづつ増やして行くのが御勧めだ。 味わいを調整する楽しみも生まれて来る。 だが、そんな素人の小細工を微笑ましく見て呉れる程に嶋崎さんのスープは卓抜して居る。 「どんなに為さって頂いても、美味さは揺るぎませんよ」と、囁かれて居る。 この2号醤油味は、小生の好みに恐ろしくミートするなぁ。 固くは無いのに柔らかさは抑え目と云う巧みな捌きの麺とのマッチングにも申し上げる事は無い。 笊の隙間から僅かに麺を浸す出汁の美味さも特筆して置きたい。 最後に笊を除けて、このタレでスープを割って頂くと至福の旨さを最後迄堪能出来る。
以前にも一度コメントしたが、嶋崎さんの「ざき」の漢字は旁(つくり)の上の部分が「大」では無くて、「立」だと或るフリークの方に伺った。 其れ以来、其の漢字を使う様にして居たのだが、この漢字は携帯電話では表示出来ない。 だから、「嶋 さん」と見えて仕舞う事に為る。 ブログの記事では「崎」の字の方を使うべきなのか、一度、御本人の御気持ちを伺わなくてはいけないな。