F1 2011年 カナダGP 決勝2011/06/13 07:07:00

クオリファイ
フェリペがフェルナンドを上回るタイムを出して居たのだが、目の色が変わったフェルナンドが、其れを許さずに2番手。 下馬評の高かったシルバーのマシンは、生彩を欠く予選結果。 マークは KERS の不調も有って、赤い2台の後塵を拝す。 あ、忘れて居た(笑)、コンマ2のギャップを付けてのPPは、セブだ。 得意なコースでは無かったのに、ね。

2011年のシーズンからFIAの国際映像もHD化された。 此を機に「スカパー!」のチューナー/レコーダーを新調した。 勿論、HD対応機器で、契約して居るフジテレビのチャンネルもHDに変えた。 丁度、良いタイミングと云うか、時差の大きいカナダGP。 早速、深夜にHDで録画したファイナルを観戦。 流石に高精細だが、モニターの古さが美しさの足を引っ張る。 狭い部屋なので、そんなに大きな画面は入らないが、凄く安く為った新型モニターに買い替えたい物だ。

ファイナル
雨だねぇ… クオリファイでオプションタイヤ温存の戦略を見掛けなかったのだから、各チームの天気予報は良く当たった。 で、SCスタート。 降水は止まって居る様だが、コンディションは完全なウェット。 4周を終えた処で、意外に早く、SCイン。 但し、8分後に再び振り出す予報。
SCイン直後のフェルナンドのアタックを上手く抑えたセブだが、マークとルイスが接触し、マークは大幅に順位を落す。 滑る路面に苦労するジェンソンをミハエルやルイスが交わして行くが、ルイスがミハエルと争って膨らんだタイミングにジェンソンが再び前に出る。 だが、強引に再び仕掛けたルイスとジェンソンが接触。 ジェンソンは「 What's he doing!? 」と叫び、ルイスはリタイヤ。 確かにペースはルイスが速かったが、アレは無茶だろう。 モナコに続き、ルイスには此れが有るんだよねぇ~ で、雨が来る前に2回目のSC。
此処でジェンソンは、インターミディエイトに履き替える。 おぅ、ギャンブルに出た! 彼のマシンにはダメージは無さそうだ。 其れなのにジェンソンにSC走行中のスピード違反が告げられ、ドライブスルーペナルティ。 然しもの、ジェンソンも血圧が上がって仕舞ったのか。 其後の各車の走りは、インターミディエイトのペースに為って来る。 ギャンブル成功か! 各チーム、ジェンソンのタイムと空模様を見比べて居る。 一方、セブは稼いだギャップをSCで吐き出して、赤い2台を従えてSCの後ろで周回を重ねる。 13周目に入る時点で、SCイン。 赤車の後ろにはメルセデスの2台、そして可夢偉が続く。
フェルナンドとニコもこのタイミングにインターミディエイトに履き替えたのだが、其れを追う様に雨脚が強まったのは、19周目。 真暗に為った20周目には、3度目のSC。 フェルナンド、ジェンソンはピットに飛び込み、ウェットに戻す。 「ヘアピン付近は、 Undrivable 」とラジオで伝えたセブもPI して、新しいウェットで出て行く。 各車PI して居たので、セブはリーディングポジションを維持。 タイヤ交換をしなかった可夢偉は、此れで2番手走行中(笑)。
「この雨では先頭の僕でさえ楽じゃないんだから、後続車はレース出来る状態じゃないよ!」とセブ。 最初のSCスタート時点で、「早くレースしよう!」と云ったルイスとは、大人度が違う。 ジェンソンも「ヘアピンでは何も見えない」とレポート。 SCさえも走行が不安定に為って、25周目に漸く赤旗。 可夢偉はラッキーにも、此処でタイヤ交換出来る。 いや… 酷い雨に為った。 このトラックは排水が悪いので、川や池が出来て仕舞ったし… で、長~~い中断。 この儘レース終了なら、可夢偉は2位だったのにね。
漸く雨が上がり、コースコンディションも何とかメンテ出来たので、2時間4分の中断の後、レース再開。 勿論、SCスタートでウェットタイヤが義務付けられる。 中々コースコンディションが改善されず、SCが入ったのは35周目。 ミハエルは直ぐにインターミディエイトに替え、翌周にはジェンソンらもタイヤ交換。 他の上位陣は、ステイアウト。 だが、ペースはインターミディエイトが勝る。 其れで、フェルナンド、フェリペ、可夢偉もタイヤ交換。 37周目、インターミディエイトに替えたばかりのフェルナンドとジェンソンが接触し、フェルナンドは其場でリタイヤ。 亦々、SC。
この間にセブが賢くタイヤ交換。 セブ・可夢偉・フェリペのオーダーで、40周目にレース再開。 45周目にはラインドライに為り、DRSが使える様に為る。 此れで可夢偉に取って、フェリペは更に脅威に為る。 ミハエルを加えた上位4台が、ファステストやセクターベストを出して、丁々発止の戦い。 可夢偉は、フェリペを相手に良く頑張って居る。 とは云え、矢張セブが速くて、50周目には7秒のセーフティリードを築いた筈だった。
最初にオプションに替えたのはマークで、51周目。 其間に可夢偉がミスり、ミハエルがフェリペと可夢偉を纏めて交わして行く。 其のミハエルとフェリペも、直後に赤いロゴのタイヤに履き替える。 既にレコードライン上なら、ドライが速い。 だが、フェリペはオーバーテイクでヘグって、フロントにダメージを追う。 この間にセブもタイヤ交換。 ミハエルとマークが2番手争い。 ドライ近く為ったとは云え、ラインを外すとドライビングが危うい。 一方で、タイヤを替えて居ない可夢偉は、ジェンソンにも遣られて、5位に落ちる。 其の後ろのニックとも争ったが、ニックは可夢偉に追突して仕舞い、リアタイヤ。
このタイミングで鬼神の様に速いのが、ジェンソン。 ファステストで、マークとミハエルを追い捲る。 だが、ニックのマシンのデブリがコース上に散乱し、5度目のSC。 セブとマークの間にミハエルを挟み、ジェンソン、可夢偉が続く。 残り10周でレース再開。 可夢偉はミスり、ビタリーに先行されて仕舞う。 勿体無い事を… ミハエルはセブの敵では無い様だが、逆にマークがミハエルを追い詰める。 だが、直ぐ後ろには鬼に為ったジェンソンも迫って来て、三つ巴。 さぁ、DRS解禁。
マークがコーナーカットをしてミハエルの前に出たが、マークがポジションを戻す際に、ジェンソンはマークの為のスペースを開けて遣る紳士振りを発揮。 此れが女神に気に入られたに違いない。 翌周もマークは再びコーナーカットし、今回はジェンソンに先行される。 さぁ、ジェンソンはミハエルに迫り、DRSの威力でミハエルをオーバーテイク。 ミハエルは結局、マークにも交わされて、ポディウムが遠ざかる。
更にジェンソンはセブにファステストの走りで迫る、迫る。 勿論、セブはDRS圏内の1秒以内に入れられない様に逃げる、逃げる。 セブがタイヤロックをさせた結果、ジェンソンにDRS圏内に入られて仕舞う。 そして、ファイナルラップでプレッシャーを掛けられ続けたセブが、痛恨のスピン! 此処迄ジェンソンに迫られるとは思わなかったのだろう、もう少しギャップを築く事が出来なかった訳では無いので、悔いが残るだろう。
なんと、ジェンソンがトップチェッカー! ジェンソンのインシデントは、全てレーシングアクシデントとされ、御咎め無し。 何とも波乱万丈のレースを圧巻の走りで制した。 久し振りに彼のレースを魅せて貰った。 素晴らしい!!
F1 2011年 カナダGP 決勝

可夢偉もファイナルラップでフェリペのDRSに屈し、超僅差(0.045秒)で7位に転落、残念。