今日のワイン 其の6042011/05/28 10:50:22

ルカ・ダットーマ・ドゥエマーニ・アジエンダ・ヴィティヴィニコラ・ドゥエマーニ
Duemani Cabernet Franc [2004] Azienda Vitivinicola Duemani Bio (demeter)

(今回も飛番で604)

この日は結婚記念日。 何回目なのか直ぐには答えられない位の時を重ねて来た。 御偉いさんへのプレゼンの後、夜の御誘いも金メジも失礼させて貰って、自宅で遅い時刻の乾杯。

今日のワイン 其の604-1
選んだのはドゥエマーニのカンティーナの名前を冠したボトル。 此れはMさん御夫妻に頂いた物。 暫くセラーで御休みして居たのを、記念のこの夜に抜栓。 2週間程前に渦に同じカンティーナのアルトロヴィーノ(リンク)を持ち込んで居る。 其方はメルローとカベルネ・フランが半々で、「もう少し、フランに寄って呉れると更に好みかも。」とコメントして居る。 で、此れはカベルネ・フラン100%。 トスカーナのカベルネ・フランは好きな品種なのだが、このヴィンテージのドゥエマーニは、ヴェロネッリの「イルソーレ」を受賞して居るとか、ワインスペクテイターの93ポイント等、嬉しい話も有る。 特徴的なエチケットは、葡萄の粒やワインの色をイメージして居るそうだ。

今日のワイン 其の604-2
紫掛った濃いガーネットカラー。 テイスティングした結果、デキャンタージュをしようと云って、乾杯待ちの奥さんを更に待たせる。 フランネルに流し込むと其の色相が良く判る。 ブーケは基本的にブラックでややスパイシー。 樽香のバニラに少し薄荷や樹皮の様な物も… 心配した青臭さは初期に少し出ただけなので、結構鼻の効く奥さん向けには良かった。 口に含むと評判通りのエレガンス。 度量の広いタンニンは柔らかい。 何と云うかこの葡萄のクオリティと造りの巧みさが直ぐに知れる。 此れは好みだ! 酸味もクリーンだし、果実感もブーケよりもピュアに感じる。 ミネラル感も充分なのだが、他を邪魔しない緩やかさが有る。 当初からエレガントなボトルだと感じるが、時間の経過で美しさ、嫋(たお)やかさが増して行き、ボリュームが出て来る。 余韻に少し酸味を強く感じるが、悪く無いイメージを楽しめる。
カベルネ・フラン専用のグラスを持って居ない場合、ボルドーグラスを選ぶのが定石だろうが、敢えてネッビオーロタイプを選択した。 このボトルに関しては、良かったんじゃないかしらん。 でも、CF用のグラスは新調しようね。 もう置場所が無いと対面からクレームが入る。
「Duemani:ドゥエマーニ」の意味は「二つの掌」で、ルカ・ダットーマ氏曰く、「自分の手と奥さんの手であり、2人で一緒に作り上げたとか、やっていこうという思い」だそうなので、この夜に相応しいと思ってキープして置いたのだが、奥さんは知る由も無い、ね(笑)。
Mさん、Nちゃん、有難う!

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