そばはうす不如帰@幡ヶ谷2011/04/05 03:03:00

前週に続いて、御所様の御誘い。 この日は初めて、高名な「不如帰」に連れて行って頂く。 14時30分と云う時刻にも拘わらず、数名の行列。 更に3名が来られた処で、昼営業の暖簾が仕舞われる。

そばはうす不如帰@幡ヶ谷-1
此処のビールは、中瓶が用意されて居る。 御所様と一緒なので、恵比寿ビールで乾杯。 御所様は2リットルから2.5リットルは飲まれるからなぁ…

そばはうす不如帰@幡ヶ谷-2
摘みで頂いたチャーシュウと味玉、メンマのセット。 炙りチャーシュウなのだが、様子が凄い。 バーナーで猛然と炙る、炙る。 仄かに甘いタレと香ばしさ、バラ肉の柔らかさ。 成程、絶品で有る。 葱と…エシャロットですね。 此れを巻いて頂くと更に幸せな気分だ。 メンマは穂先メンマと普通のメンマの両方が乗る。 穂先メンマは好物で、嬉しい取り合わせだ。

そばはうす不如帰@幡ヶ谷-3
頂いたのは、醤油ラーメン。 御所様が先ず此れを…との仰せ。
美しい丼を乗せた御皿迄、暖かくして有るんだ。 蓮華は使わずにスープを啜る。 表面に薄く香味油を張って居るのは、温度低下を防ぐ為なのかな。 結構、香り立つ感じが良いのは、僅かに散らした焦がし葱の効果も有るかも。 蛤と伺っては居たのだが、非常に適切なレベル感。 醤油も柔らかく、ソフトに活きて居るし、魚介と鶏の味の程度もピッタリ嵌る。 豚骨風味もそっと追い掛けて来る見たい。 優しいだけで無く、充分なパワーも有して居ると云うスープで、流石にとても美味しい。 どこか、町田のロックンロールワンとも通じる様な奇麗な淡麗系の味わいに思えた。 此れが「豚清湯系貝汁そば」と云う訳だ。
メンマは穂先メンマ、チャーシュウは摘みで頂くのとは亦違った煮豚だが、スープにマッチさせたやや控え目な味わい乍、喰感と旨味は充分だ。 良く処理された刻葱と海苔が1枚。 ん? 長葱だけでは無いな… オニオン? エシャロットか。 其れも軽く揚げて有る? 最後迄、旨味が引かず、寧ろ変転する味わいが楽しめる稀有なスープだ。
麺はやや細い殆どストレートな麺だが、腰と喉越のバランスが良く、濃い味がして居るのは、全粒粉も使った麺だからかしらん。 三河屋製麺さんの麺だそうだが、スープとの相性もとても良い。
御店主の山本さん(福山雅治さんに似たイケメンです)は、謙遜されるが、此れはもう完成品と申し上げて宜しいかと… 凄い作品に出会って仕舞った。 過日、週刊ポストの特集で1位に為ったそうで、此処迄の味わいだと評価も普遍的に為る物だ。

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