今日のワイン 其の5312011/03/10 01:01:00

ヴェッキア・カンティーナ ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ
Vecchia Cantina ROSSO DI MONTEPULCIANO 2007

今日のワイン 其の531-1
娘と奥さんとクイーンズスクエアの「コルティーレ」で飲んだ2本目は、一寸、濃くして見た…心算だったのだが、エチケットに似合わず比較的ライトタッチのロッソだった。

今日のワイン 其の531-2
カラーは紫が少し入ったガーネットカラーだが、其程には濃く無い。 ブーケは少し甘い… そんな事有るのかな? レッドチェリー系統の香りなんだが。 口当たりが良くて、大人しい印象。 多少苦味を舌の奥に感じるが、ストロベリー様の酸味が適度に出て、タンニン由来の渋みも程良いので、飲み易い。 一方で、瑞々しいが少し軽薄な印象が有り、寧ろ1本目の出来を悪くした様にさえ感じて仕舞う。 此れも悪くは無いのだが、マルシャンのピノの出来が良過ぎたかな。

今日のワイン 其の5322011/03/10 02:02:00

井筒ワイン メルロー
Izutsu Wine NAC Merlot 2009

今日のワイン 其の532-1
11月半ばの話… ひとりで行った naginicai で頂いた。 Bさんが長野で仕入れて来られたと云うボトルは、桔梗ヶ原メルロー。 井筒ワインも大きくは無いが知られた塩尻のワイナリーだ。 NACとは、「長野県原産地呼称管理制度の対象となるワイン」だそうで、田崎真也さんもアドバイザーに名を連ねて居る。

今日のワイン 其の532-2
紫掛った透明感の有るカラーは、ガーネット系。 ブーケは、メルローらしい湿った土香にレッドチェリーとブルーベリー。 合わせて紫色かしらん(笑)… 柔らかいタッチで、若々しい酸味とバルーンな果実感がメルローの特徴を良く出して居る。 一寸、ロワールっぽい印象でも有り、ライトなタンニンは酸味とのバランスが良い。 杉皮の香りや熟した木苺の甘味が高級感を齎すのだが、如何にもアフターは短いのが残念だが、「奇麗なメルロー」と云う1本。 是非、上級キュヴェも飲んで見たい。

幸軒@築地 2回目2011/03/10 22:28:00

前夜は亦、東銀座のホテルに投宿。 で、もう「何時もの様に」と云って良いのかも…、早朝散歩に築地へ向かう。 とても寒い朝(真冬だねぇ)だが、日が登ったばかりの市場は賑わって居る。 別世界の人々の邪魔をせぬ様に歩き、辿り着いたのは、判り難い場所に有る「幸軒」。 何年も前に一度だけ伺って居なければ、更に迷う処だった。 乾物屋の奥の狭い店内は、厨房を囲む様にL字型のカウンターが有るが、ストーブが有るので、実質6席と云った処だ。 御馴染みさんには馴染会話。 そうで無くても、ため口の女将さんが心地良い?

幸軒@築地 2回目
650円のラーメンは、屹度、50年前からこんな造りで、こんなテイストなんだろう。 白い粉いっぱい、ラードもタップリ。 鶏と豚と… いや、しょっぱくて美味しいスープ…(爆)。 中太のストレート麺がオイルを良く持ち上げる。 少し茹湯が疲れて居る見たいだが、pH調整? はぁ??… 見たいな処なんだろう(笑)。 だが、このオイリーな作品は怖い旨さなので有る。 でも、早朝からこんなん喰って大丈夫かなぁ。 小さくカットしたメンマと鞘豌豆(結構効いてます)に葱(そんなに匂わなかった)、そして、バラ肉のロールチャーシュウは中々だ。 流石にスープを啜る事は遠慮したが、濃厚油醤油に満足して頂いた。
次々に御馴染みさんが、喰事とコミュニケーションを楽しみに遣って来ては去って行く。 ほぼ1日の仕事を終えた方や中休みの方、其々が鋭気を養って、次の場所へ向かって行く。 そんな此処での毎日の光景が、小生には非日常に見えた。
流石に E-PL1 を出せずにS001で撮ったが、「皆、撮って行くんだよねぇ」と女将さん。 そ、そうなんだ…