Collection of Essays by Claris Two

レー・ケンダーマン・ツェラー・シュバルツ・カッツ　ＱｂＡ
Reh Kendermann Zeller Schwarze Katz 2008 QbA

有楽町の「BOTTEGA」での２本目は、モーゼルの白。　普段は先ず、こんな甘口のワインは選ばないのだが、この日は御好きな方が居るのでは無いか…と、入れて見た。　エチケット其儘の「シュバルツ カッツ」（黒猫）と云う畑（沢山の逸話は省略）の葡萄で造られたこのボトルは、コンビニで売られる程にポピュラーで、飲み易さ（アルコールも９．５度）も有って人気も高い。　少し前に、ハーフやクオーター（だったかな？）のボトルが瓶内再発酵を起こして、インポーターのサッポロが回収したトラブルが有ったっけ。

其れにしても、カラーが１本目のストーン・セラーズのシャルドネに非常に似て居る。　こんなに味わいが違うのに、明るくライトな色相は驚く程にそっくりだ。　因みにセパージュは、リースリング、ミュラートゥルガウとケルナーだが、比率は不明。
ブーケは、淡い…　そんな中にピーチと林檎…　だけかも（笑）。　おぉ…甘い！　「仄かに」ですって、トンでも無い。　凄く甘いっす。　でも、ベタ～とした砂糖見たいな甘さでは無いので、一般受けして居るのだとは理解したが…　やっぱり、小生にはこのフレッシュジュース見たいな味わいは無理っぽい。　ふ～ん、このワインはデザートに飲まないとしたら、何とマリアージュ出来るのだろう？

尚、「Q.b.A.」とは、「クヴァリテーツ ワイン」の略称で、ドイツの品質等級で管理されたワインを指すそうだ。