Collection of Essays by Claris Two

忘年会の無い夜。　討ち入りを控えてか（笑）、オフィスも早く出られた。　西尾中華そばの塩ラーメンをもう１種類頂く事も考えたのだが、渦のお母さんからクリスマスパーティー（渦リマス）の余興の打合せに呼ばれて居たのを思い出して、本鵠沼へステア。

開店１０分後と云うタイミングだったが、幸い未だ空席が有り、カウンターでビールを一杯。

カウンターの奥に移って、セラーから「サン・ビアッジョ」を取り出す。　この夜は少しまったりとしたタイミングも有り、スタッフの皆さんや芳実オーナーと話すチャンスも有った。　だが、忙しく為ると、そうそうジィさんに構って居る訳にも行かない。　渦でなら、ひとりでワイングラスを傾けるのも好きなシチュエーションだ。　でも、気を遣って下さった芳実オーナーがコンタクトされたのは、ワインエキスパートのＣさん。　急な呼び立てなのに、顔を出して下さった。　嬉しい事だ。

フォトは、Ｃさんの予約席マーク。
何時もいらっしゃるＨさんも来られて、賑やかに。　で、この夜の主目的の「余興打合」…　うむ、恐ろしい事に為りそうだ…。

この夜は、ハーブローストポークは仕込中で、チャーシュウは２種盛。　やや渋めで重いサンビアッジョには鵠沼味噌ポークが、結構良くマッチする。

焼きコロッケも久し振りに頂いたが、芋好きでワイン好きには有り難い一品。　メニュー改訂で消えるのぉ…？

Ｃさんともう１本開けたのは、智利のメルロー、ビーニャ・バルディビエソ。　あれ？　同じヴィンテージなのにエチケットが変わったのかな。　優しいＣさんは一生懸命、良い処をピックアップされるが、性格の悪い小生が駄目を被せる。　うむ～ぅ、些か軽薄な味わいで造られ過ぎな香りとテイスト…　此は小生には合わなかったね。　前回も然程には褒めて居ないが、こんな印象では無かったな。　エチケットと共に中身も変わった？

折角の火曜日の夜なので、麒麟を。　でも、ボリューミィな作品をレギュラーで頂くのは難しいので、Ｃさんとハーフを二杯。　うん、やっぱり、麒麟は秀作だ。　濃厚さもそうだが、其のスープを軽く収められる。　細麺が確りスープを持ち上げるので、心地良い味わいを堪能出来る。　スープに潜む沢山の具を攫うのも亦、楽しみ。
すっかり満足、とんでも長居で…　御陰様で、この宵も良い酔い心地じゃ。