今日のワイン 其の549~555 ― 2010/12/05 21:18:18
最近アップした「今日のワイン」のナンバーは498。 最新のナンバーは560だから、バックログは増えるばかりだ。 渦常備のエル・マセットやサン・ビアッジョ等は、アーティクルにしないので、最近は随分飲んで居る様な気が… 今回は、前週に渦徒と凪族で伺った、シャトー・ルミエールで頂いた「549から555迄のワイン」を1本のアーティクルに纏めて先行掲載。
9月に行った渦のBBQキャンプのオプショナルツァーのひとつに、ルミエール訪問と云うのが有ったのだが、様々な事情(爆)で参加出来なかった方々の為に、再訪が計画されて居た。 凪に関わる皆さんの参加も決まり、色々な計画が立っては消えて居たのだが、渦にワインを納品して頂いて居る藤沢のワインショップ、「ロックスオフ」の御店主の計らいで、醸造責任者の小山田さんの解説でシャトー見学が出来る事に為った。
月曜日の早朝、通勤の諸兄に混ざって、怪しげな集団の14名が新宿駅の9番線ホームに蝟集。 いや、何処ぞのオーナー夫妻が来ない… なぁんだ、ギリで間に合っちまったか(笑)。
9月に行った渦のBBQキャンプのオプショナルツァーのひとつに、ルミエール訪問と云うのが有ったのだが、様々な事情(爆)で参加出来なかった方々の為に、再訪が計画されて居た。 凪に関わる皆さんの参加も決まり、色々な計画が立っては消えて居たのだが、渦にワインを納品して頂いて居る藤沢のワインショップ、「ロックスオフ」の御店主の計らいで、醸造責任者の小山田さんの解説でシャトー見学が出来る事に為った。
月曜日の早朝、通勤の諸兄に混ざって、怪しげな集団の14名が新宿駅の9番線ホームに蝟集。 いや、何処ぞのオーナー夫妻が来ない… なぁんだ、ギリで間に合っちまったか(笑)。
今回のツァーにはプロのカメラマンに同行して頂いた。 2キロにも為ろうかと云うカメラに機材を加えて持ち歩くには、此位の体躯が必要なのだ。
小山田さんの解説は勉強に為るし、面白い。 そして、然り気無く、拘りや含蓄の有る言葉を並べられる。 御話上手と伺って居たが、流石。 特筆したいのは、通る声質とボリューム。 広い葡萄畑で少し遅れてフォトテイクして居る、不良生徒の小生の耳にも充分に解説が届く。 そんな小山田さんの一番近くにポジションして、色々と質問を投げ掛けるのは、ワインエキスパートのCさん。 此方も流石ですね。 フォトでは、葡萄棚の下の小山田さんの御顔をグンと増感したので、不自然さは乞御容赦。
皆、熱心に小山田さんの説明に耳を傾ける。 この日の空の美しさは如何許りか。
畑の中を移動中。 「ベイリー A」って、こう書くのね…
『畑を耕さない。これ、ラクなんですなんて笑いながらご説明いただきました。一年中ずーっと雑草がボウボウ。だから土が温かく、また柔らかさをうむなのだそうです。実際に土を手で触ると、ズボっと凹むくらいに土が柔らかい!草が多いということは、葡萄の木だけではないということで、雑菌や虫の繁殖も分散されるとか、だから結果農薬だとか無縁の畑になれるということ。って、いきなりそんなことやるなんて、かなりのリスクでもあったと思います。』 <西尾さんのブログから引用>
ピュピトルで保管されて居るペティアン。
発酵が終わると酵母は澱に為るが、其れをボトルのネックに集める作業(ルミアージュ)の手解きを女性スタッフから受ける渦の芳実オーナー。
地下セラーでの樽の授業。 「50キロ位の空樽なら持ち上げられなくてはいけません。」 フォトはマッハさんが撮られた物を借用。 この暗さで被写体ブレしないシャッターが切れるのは、レンズが明るいんだろうなぁ。
地下セラー内の秘密?の小部屋。 此方もマッハさんのフォトを頂いた。小生のフォトはテーブルだけがアップに為って居て、壁のルミエールの額やワインがフレームアウトして居て使えない(泣)。
喰事の後、庭の大欅と記念撮影。
小山田さんの丁寧な解説を伺った後は、レストラン「ゼルコバ」に移動して、テイスティングと喰事。 小生は一番窓側の席に陣取ったのだが、オレンジ色のサンシェードの色が写り込んで、後日、WBを弄ってオレンジ色の影響を極力排除した本来の色に近付けて見た。
小山田さんの丁寧な解説を伺った後は、レストラン「ゼルコバ」に移動して、テイスティングと喰事。 小生は一番窓側の席に陣取ったのだが、オレンジ色のサンシェードの色が写り込んで、後日、WBを弄ってオレンジ色の影響を極力排除した本来の色に近付けて見た。
左から、ペティアンのオランジュ、シードル、ペティアンのバイオレット。 減り具合から判る様に、シードル、ペティアン・オランジュ、ペティアン・バイオレットの順にサーブされたのだが、どうして小生は其の順にグラスを置かなかったのだろう。
<今日のワイン 其の549>
ルミエール シードル
Lumiere Cidre 2010
<今日のワイン 其の549>
ルミエール シードル
Lumiere Cidre 2010
シードルは林檎のアルコール飲料。 韮崎市で取れる「津軽」を使って居るそうだが、南限の早生種なので、8月に仕込めたとの事。 兎も角、フレッシュで瑞々しい。 抑えた甘さがフルーティ。 泡が更に洗練されるともっと素敵だろう。 シードルのボトルには何もエチケットが貼って居なかった。 何れ、洒落たエチケットで市販されるのを楽しみにして居よう。
<今日のワイン 其の550>
ルミエール ペティアン オランジェ
Lumiere Petillant 2009 Orange
<今日のワイン 其の550>
ルミエール ペティアン オランジェ
Lumiere Petillant 2009 Orange
王冠のシールに「ORANGE」と入って居るが、オレンジ色と云うよりは、ゴールド・ピンクと呼びたい色相だ。 甲州種の果皮を加えたので、このカラーに為るそうだ。
ルミエールのペティアンは通常よりも少し圧が高いので、元気を感じるが、このオランジェには、どちらかと云うと丸味を感じる。 一方で、ブリュットな引締感も有り、豊潤さとフレッシュネスの両方が楽しめる。 仄かな苦味が有って、前に飲んだシードルと被る?イメージも少々。
<今日のワイン 其の551>
ルミエール ペティアン バイオレット
Lumiere Petillant 2009 Violette
<今日のワイン 其の551>
ルミエール ペティアン バイオレット
Lumiere Petillant 2009 Violette
ルミエールの2009年のペティアンは、バイオレット。 酸素とポリフェノールが作用した結果、甲州種由来の非常に美しい色に為った。 狙った訳では無いそうだが、飲むアメジスト…だねぇ。 味わいは、先日頂いた2008年のボトルとの違いを感じない。 ナチュラルで切れの良い泡にフルーティ、フレッシュ… あ、何だか通り一遍の単語ばかりだ…
其れにしても美しい。
<今日のワイン 其の552>
ルミエール 光 甲州(白)
Lumiere Hikari Koushu 2006
<今日のワイン 其の552>
ルミエール 光 甲州(白)
Lumiere Hikari Koushu 2006
濃厚な色。 最早、白では無くて輝くゴールドだ。 ブーケは柔らかい林檎と柑橘系。 だが、ディケムの樽で熟成させた甲州種のヴァライエタルは、パワフルで奥深い。 樽由来のバニラ香も勿論、感じるが、優しい酸味と仄かに甘い白い花が遣って来る。 アフターをとても引くのが特徴なのかな。
此処迄、コクが有れば、ジビエ(今回は鹿肉:フォトはマッハさん)ともバッチリ合いそうだ。
<今日のワイン 其の553>
ルミエール イストワール 赤
Lumiere Histoire 2006
<今日のワイン 其の553>
ルミエール イストワール 赤
Lumiere Histoire 2006
以前に、naginicai でも頂いて居る。 少し紫の入ったルビーカラー。 カベルネ・フラン60%、ブラック・クイーン40%だそうだが、フルボディでは無く、カベルネ・フランっぽいし、ストロベリーの味わいと酸味で華やかな印象。 前回は、2006年の悪さを感じたが、この日はそんな事は思わなかったな。
<今日のワイン 其の554>
ルミエール 光 カベルネ・ソーヴィニヨン
Lumiere Hikari Cabernet Sauvignon 2008
<今日のワイン 其の554>
ルミエール 光 カベルネ・ソーヴィニヨン
Lumiere Hikari Cabernet Sauvignon 2008
此れも先日、nginicai でエキスパートの御姉様、御二人と頂いたボトル。 余りカベルネ・ソーヴィニヨンらしく無いボトルで、中々エレガントだ。 いや、全てのCSがエレガントで無いなんて云わないが、小生の好きなCSは、濃くてドロドロ…ってのが多いから(笑)。 やっぱり、淡いピノやガメイの印象を持って仕舞う。 チェリーやラズベリーと云うイメージも変わらず。 CSだと云う先入観を抜いて、楽しみたいボトルだ。 でも、皆さんの評価は高いねぇ。
<今日のワイン 其の555>
ルミエール マスカットベイリーA 南野呂 (赤)
Lumiere Muscat Bailey-A MinamiNoro 2009
<今日のワイン 其の555>
ルミエール マスカットベイリーA 南野呂 (赤)
Lumiere Muscat Bailey-A MinamiNoro 2009
ルミエール付近の地名を付けられたボトル。 酒屋さんには卸さないそうなので、ワイナリーツァーに適したボトル。 明るい輝きのパールピンクを濃くした色相は、女性受けするだろう。 小生はこの葡萄を一寸得意とはして居ない。 ストロベリーキャンディ見たいな味わいが好かれたり、嫌われたりなんだろうけれど… 其のやや人工的なブーケにもキャンディ・バスケットがいっぱいだ。 味わいは、元気溌剌で飛び跳ねて居る様に弾けるストロベリー。 渋みは薄く、甘酸っぱい酸は、結構、確りして居てジューシーなテイストに貢献して居る。 確かにマスカットベイリーAの良い特徴を上手く引き出して、ネガティヴな面は巧みに隠して居ると云う印象が有る。 若い女性に進めれば、「此れ、オイシイッ!」って云って貰えそうなので、「使える奴」なのは間違い無い。
フォトテイクしなかったけれど、ランチのコースもとても美味しくて、何から何迄、大満足。 小山田さん、増田さん、大変お世話に為りました。。
フォトテイクしなかったけれど、ランチのコースもとても美味しくて、何から何迄、大満足。 小山田さん、増田さん、大変お世話に為りました。。
この後、シャトー・ルバイヤートの見学/試飲(メルローが別記事でアップされる予定:この記事を書いて居る時点では、渦のセラーで休養中)をして、戻った新宿では、naginicai で、更に騒いで… 18時間に及ぶ大人の修学旅行は頗る楽しかった。 皆さん、有難う! 亦、行きましょう。