F1 2010年 韓国GP 決勝2010/10/24 20:20:00

てっきりキャンセルに為ると思って居たのだが、工事も政治も頑張って、何とか開催に漕ぎ着けた霊岩(ヨンアム)での韓国GP。 少なくとも走った印象に関しては、思った程の悪評では無い様だ。(SCの試走でコースアウトとか…(笑)) 其れにしても、長閑と云うか不便と云うか、野焼の煙がサーキットにも届こうかと云う程に辺鄙な場所の様だ。 ソウル(「京城」や「漢城」の漢字表記に対しては、韓国人が非常に悪い印象を持って居るし、此等を「ソウル」とは読めない。 「首爾」と云う表記は、日本語では無い)から、350キロも離れて居る。 将来は、此処がサーキットを中心にした近代都市に為ると云うが…
一方で、ヘルマン・ティルケ氏のデザインに依る、反時計回りのサーキットは面白い。 まぁ、何処かで見掛けたコーナーばかりと云う陰口も聞こえて来るが、小生の第一印象では中々良いコースに思える。 ピットの進入口だけは、怖いのだが…
この新しいサーキットでも、RB6が速い。 ま、当然だろうな、クオリファイの結果は。 其れにしても、一発で決めるセバスチャンの集中力は相変わらず驚異的だ。 前年も良くこんなファイトを魅せて呉れたが、He got it ! 。 マークもタイムドラップを1回に絞れば… いや、マークには向かないタクティクスかな。 マークは、小生の好きなパイロットでは無いのだが、チームからあれ程明様に「 For Sebastian ! 」と叫ばれては、流石に少し気の毒に為った。 日本GPの後の記念撮影の件等、マークの非礼を詰る声も有るが、マークの気持も判らないでは無い。 2010年のチャンプに為って、引退するのが宜しかろう。

心配/期待されたファイナルの雨だが、朝方は相当な降り(何時かの富士の様に駐車場陥没とか有ったらしい)で、サポートレースでも、結構、事故った。 スタート時にも相当な雨が降り続いて居り、のっけから10分のディレイでSCスタート。 此れで、レッドブル勢はニンマリだ。 特にイン側の偶数グリッドのマークには大ラッキー。 当然、各マシン共ウェット(旧エクストリーム)タイヤを装着。 しかし、相当な水がコース上に溜まって居る。 ジェンソンがレポートするには、「湖の様だ…、直線では前のタイヤさえ見えない」。 フェルナンドは、「こんな状況で運転した事無いよぉ~」 このSCは長そうと思ったら、3周目で赤旗中断! 暗く為る前にレースを終えられるのかな。 既に3周走って居るので、この儘ハーフポイントレースに為ったら、逃げるマークが益々有利に為る。 再スタートもSC先導で、16時5分。 此れで暗く為る前に42周(75%)出来るか? 漸く雨が上がろうかと云う16時40分過ぎに、SCイン。 其れは17周目。 早速、セバスチャンがマークを引き離しに掛る。

F1 2010年 韓国GP 決勝-2

19周目にターン13でマークが滑って、ウォールヒットでノーポイント(噫!)。 フェルナンドは際どくマークのマシンを避けたが、気の毒なニコ(折角クオリファイから良い走りを見せて居たのに)はこの貰い事故でリタイヤ。 当然、亦SC。 何台かのマシンがPI して、インターミディエイトに履き替える。 24周目にSCイン。 セバスチャン、フェルナンド、ルイス、フェリペ、ジェンソンのオーダー。 矢張、セバスチャンが速い。 上位は、ウェットタイヤの儘なので、何処で履き替えるのか、替え無いのか。 「ハーフポイントでもいいや」と云うセバスチャン。 31周目、セバスチャン・ブエミが3コーナーで派手にコケて、三度目のSC。 皆がインターミディエイトタイヤに替える。 ピット作業でもたついたフェラーリクルー、フェルナンドはルイスの後ろに為って仕舞う。
此処でオーダーを整理しよう、セバスチャン、ルイス、フェルナンド、フェリペ、ミハエル。 雲が薄く為ったのか、明るさが回復して、フルポイントの42周を消化出来そう? 34周目にSCイン。 ルイスはマシントラブル?でフロントのコントロールが効かず、あっと云う間にフェルナンドが前に出る。 一方で、フェルナンドがセバスチャンに迫りプレッシャーを掛けるのだが… セバスチャンはファステストで逃げる。 フェルナンドには、「タイヤを労れ、Not too aggressive. 」のラジオが飛ぶ。 フェリペがルイスを捉えられないと思ったら、ルイスのペースが回復して居て、なんとファステストを記録して、フェルナンドを再び追い始める。 ルイスは、こう云う事が多いよね… 41周目、ヴィタリーが(折角10位だったのに)最終コーナーで思いっ切りタイヤバリアに当たり、大破。 SCは? SCは…出無い。
42周を消化して、フルポイントレースが成立したのは、そろそろピットの灯りが目立つ様に為った17時34分。 45周目のセバスチャンのラジオ、「もう、ブレーキングポイントが見えない」。 当然、スチュワードへのアピールだ。 日没10分前。 此処でチェッカーだったら…と、セバスチャンはこの後、何度思うのだろう。 一方、ルイスは「この明るさなら、問題無い」。 其の無線が終わると同時の46週目、なんとセバスチャンのエンジンがブロー。

F1 2010年 韓国GP 決勝-2

彼はエンジンを労って居た筈なのだが… 女神が見放したのは、マークだけではなく、レッドブルチームだったのか。 セバスチャンのチャンピオンシップのポジションは、4位に落ちる。 喜ぶマクラーレンとフェラーリ。 ルイスのペースが落ちたので、フェルナンドは暗さに注意して走るのみ。 とうとう、55周を走らせ切って、チェッカー。 フェルナンドは25ポイントを得て、リーディングトップ。 チェッカー後のラジオで、フェルナンドの哄笑が流れる。 彼の笑い声を初めて聞いたかも。
一方、47周目にエイドリアンがストレートエンドでブレて、可夢偉のフロントレフトにヒット。 大したダメージは無かった様で無事に走り切って、可夢偉は8位でフィニッシュ。 尚、ジェンソンはボロボロの12位。 走りに覇気も感じられず、彼のシーズンは終わった。 いや、テレビの前の気楽な立場では、大いに楽しめた一戦だった。

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