今日のワイン 其の4772010/10/17 11:01:04

カサーレ・ヴェッキオ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
Casale Vecchio Montepulciano dAbruzzo / Farnese 2008

今日のワイン 其の477-1

デジカメに記録されたフォトをチェックすると、3本目が有る、naginicai での宴… 確かにフォトには、微妙な背景(笑)と共に、コルク栓が3つ見える。 此方もカサーレ・ヴェッキオだが、本家?モンテプルチアーノ・ダブルッツォ。 以前に、日本橋のアンソロジーで飲んだ。 最近、御無沙汰だな… 其の時は2006年ヴィンテージで、今回は2008年。 漫画で弾けた感が有るが、其れ以前から評判の高いボトルだった。 其の評判の程は、ネット上のリカーショップのページを参照されると宜しいが…辟易するかもね。

今日のワイン 其の477-2

此方もガーネットが濃いカラーだ。 如何にも濃い目のモンテプルチアーノって風情を感じる。 ブーケは可也強くて、酔っ払いの鼻孔を満たすのだが、もう選別する能力も気力も無かった様で、携帯に残されたメモには「何かイッパイ」以外のコメントが無い。 一方で、テイストの方だが、「ベリーだが、ブラックなんだかレッドなんだか、ブルーベリー」と訳が判らない(笑)。 まぁ、濃厚な事は間違い無かったのだが、多くの果実がミッシリ凝縮したイメージなのだろう。 フレンチ・オーク樽由来のバニラ香と結構、タニックだった記憶も有る。 濃厚果実とバニラ香の所為だろう。 「CSの様でそうでも無くて」とメモはもう滅茶苦茶だ。 もう一回、飲み直そうね… こんな印象では、雫君に申し訳ない。

今日のワイン 其の4782010/10/17 14:19:15

エルマノス・テル ビリャール オロ・デ・カスティーリャ ヴェルデホ
Hnos del Villar Oro de Castilla Verdejo 2008

今日のワイン 其の478-1

もう2ヶ月も前の話だ… 毎日喰べるラーメンの記事は必ず書いて居るのだが、何時も飲むボトルはワインのアーティクルにはしない。 そうでなくても、40本のバックログを抱えて仕舞うのだ。 だから、エル・マセットとか、サン・ビアッジョに就いては、スキップして仕舞って居る。
この夜、渦での何本目かにN子ちゃんのリクエストに御応えして、渦常備の西班牙のボトル、「オロ・デ・カスティーリャ・ヴェルデホ」。 導入時の試飲の後、真艫に飲んだ事は無かったかも。
何処にも熱心な気鋭の醸造家は居るもので、新しいボデガ(ワイナリー)の二代目、パブロ・デル・ビリャールもそんなひとりだそうだ。 難しいワインの製造工程には其程の関心が無い小生(美味しくて、高く無ければ)には語る資格もなさそうだが、研究と努力の熱い人の様だ。 小生とは対極に位置する見たいだね。

今日のワイン 其の478-2

其れでも最近は白を飲む事も増えたが、流石にヴェルデホ種は他で飲んだ事が無い。 色相は、薄いイエロー。 濃い色の白が多かった小生の目には、新鮮に映る。 ブーケは最初はソーヴィニヨン・ブランかなと思った。 シャルドネっぽいと云う方もいらっしゃる見たいだけれど… まぁ、柑橘系の蜜柑だの檸檬だのグレープフルーツだのと表現すれば、3種とも同じに為って仕舞うだろうが、小生には香草のニュアンスが先頭に感じられたもので…言訳してどうする(笑)。 良く冷えた状態でグラスに注いだのだが、カラーの印象と違って結構、骨太。 果実感はシャルドネっぽい(笑)シトラスがコアで林檎とペアに甘いパイナップルや瓜だねぇ。 いや、甘い印象はハニーかも。 ミネラル感は強く無いのだが、ペッパーの様な… アフターにはトレビスの様な苦味が面白い。 随分、複雑な味わいに戸惑うが、明らかにこの温度が良い。 温くてダルにしてはいけない。 キリッとしたニュアンスが大事なボトルだ。 (ネットには温度高めで楽しむべきって書いて有る記事も有る。 うむぅ…)
N子ちゃんがこのボトルが好きな理由が判った様な気がしたのは、彼女の好きな鶏料理と合わせた時だ。 マリアージュがピッタシ。 渦で飲むなら、夏の水曜日か木曜日! (鰻に抜群との記述も有ったが、そうかもね)
後日、もう一度、誰かさんの御要望で抜栓した時は、2009ヴィンテージに為って居た。 エチケットのフォトに適切な物が無くて、未だマシな其方から借用。

今日のワイン 其の4792010/10/17 15:37:49

ヴィーニャ サンタ マリーナ エクウス
VINA SANTA MARINA EQUUS 2006

今日のワイン 其の479-1

渦のワインリストに新たに加わった赤が、此れ。 この夜御一緒して下さった、Nさんに御馳走に為った1本。 このラテン語で「馬」と云う名前の西班牙のボトルを飲んだ事は無かったが、エチケットは見覚えが有る。 其れは「 dancyu 」だった…で、読み返して見た。 「『即買い大賞』受賞! 『家飲み指数』98獲得!」でした。 そう、「安くて旨いワイン」の折紙が付いたと云う次第。 (「醸造家さんが美人」と云うのも確り記憶に留めて居るぞ) 確か、ネットでのプライスは3桁だった筈だ。

今日のワイン 其の479-2

テンプラニーリョ85%、カベルネ・ソーヴィニオン10%、シラー5%と云う混醸だが、「有りそうで無い」よね、この組み合わせ。 ピンクパープルのエッジを持った明るいガーネットカラーからは、華やいだブーケが持ち上がって来る。 昔、山梨県の果樹園で葡萄狩りした時に頂いたピオーネを想い出す香りだなぁ。 其処に山茱萸(ぐみ)の香り。 あぁ、テンプラ(天麩羅ではない)だねぇ… 味わいも百合香(菫も)に溶け込んだ果実感と、如何にもワインエキスパートのCさんが御好きであろう、あの酸味が出番を待って居る。 少しのスパイシーさやミントにインクも… 結構、タンニン来て居るのだが、尖らないタイプでフレッシュネスを損なわない。 ヴィヴィッドで溌剌、そんな印象のボトル。 小生には酸味が少しシニア向けで無い印象も残るが、美味い1本で有る事は間違いない。 流石はロックスオフの推奨のボトル。