F1 2010年 シンガポールGP 決勝2010/09/26 23:49:07

夜の美しい市街地コースでの争いは、フェルナンドとセバスチャンの一騎打ちの様相。 P3ではセバスチャンがコンマ6秒のギャップを築いてタイムシートのトップを飾り、下馬評通りかと思われたが、クオリファイは両者譲らずの丁々発止。 RB6、F10共にコントローラブルなアドバンテージを如何無く発揮して、トップタイムの出し合い。 Q3の最後で、ターン13の出口でミス(軽くウォールタッチ)の有った、セバスチャンはフェルナンドのタイムに7/100秒及ばず。 3番手にはルイス。 続くのがジェンソン、マーク…何だ、チャンピオンシップを争う5人か。
其れにしても、トラフィックの狭間でタイムドラップを入れなければ為らないと云う戦略の観点では、レッドブルはフェラーリやマクラーレンの様にスマートには見えない。 セバスチャンも最初のアタックでミハエルに蓋をされなければ、結果は逆だったかも知れない。 此処は勝たなければ為らないセバスチャンだが、偶数グリッドからの蹴り出しは不安が有る。

ファイナル当日に降雨は無くドライコンディション。 スタートは順調で上位はグリッド順位を維持してオープニングラップを終える。 オプションタイヤでスタートしたフェリペは直ぐにプライムに履き替える戦略。 この読み通りに3周目にアクシデントで、SC。 上位でステイアウトしなかったのは、マークだけ。 逆に中団以降のマシンの多くはオプションでスタートした事も有って、PI 。 SCアウトも波乱は無いが、マークが可夢偉、ミハエルらを交わして上がって行く。 だが、蓋に為って居るルーベンスの御蔭で、フェルナンドとのタイム差は広がって行く… 22周目に実質3位をルイスと争って居るマークに「ルーベンスを攻撃せよ」の指示が出るが、行成、ミスったのはマークの方。
12周目辺りで、「ブレーキを冷やせ」と指示を出されたセバスチャンとステディな走りのフェルナンドのギャップが開き始める。 マシンの調子を問われたセバスチャンが、「攻めて無いモン」と返す。 24周目位に為ると、マクラーレンの2台のペースも落ちて来た。 29周目にルイスが耐えられずにPI 。 勿論、マークの後ろに為って仕舞った。 マークは実質3位。 翌周にフェルナンドとセバスチャンが同時にPI 。 鉄則なのかも知れないが、一緒に入る必要が有ったのかな? 続いて、ジェンソンも入る。
PI 後のセバスチャンは、タイヤの暖まりが早いアドバンテージを活かしてフェルナンドを猛追。 だが、32周目、18コーナーで可夢偉(前周で接触し乍、漸くミハエルを交わした)がウォールヒットで止まった処へブルーノが突っ込む。 此処は危ない! 勿論、SC。 フェルナンド、セバスチャン、マークの順でSCの後ろを隊列走行。 ルイスは「飲料水が出ない」と訴えるが、可哀想に「どうにも出来ない」との返事。
SCアウトで今度は波乱。 バックマーカーの処理に乗じて、ルイス(ポイント2位)がマーク(ポイントリーダー)に仕掛けるが、接触。 ルイスは痛過ぎるリタイヤ、ステアリングを投げ捨てる(フォト)。 水不足が祟ったか?

F1 2010年 シンガポールGP 決勝

フェルナンドはセバスチャンを引き離しに掛るが、御互いにベストラップを出し合って、競う。 だが、セバスチャンはブレーキに問題を抱えて居る様で、バトルに迄は至らず、等間隔を維持して二人だけのハイレベルな世界。 ファイナルラップでセバスチャンが猛追を仕掛けるが、最終コーナーでは前周で火を噴いたヘイッキのオイルが漏れ、イエローフラグが出て居り、ノーサイド。 スローダウン後、セバスチャン曰く、「大丈夫、追い付けるさ!」
3位のマークはルイスとの接触のダメージは無かった様で、無難に走行。 ジェンソンに迫られるが、3位ならOKと云うスタンス。 「金持ち喧嘩せず」(違うか)だ。 5位にニコ、ルーベンスに続いて、終盤で怒涛のオーバーテイクで華麗なテクを見せたロバートが7位。