燦燦斗@東十条 其の842010/08/02 19:45:40

曇天の空から大粒の滴がポタポタと云う感じで落ちて来る。 そんな天気だが、極端に蒸し暑い。 32度で90%の湿度とか云われると発狂するのでは無いかと思う程だ。 そんな鬱陶しさを拭って呉れるのは、燦燦斗の一杯。 確か週末には御所様もシャッターで来られた筈だ。 大粒の雨を避けて待ちたいと早目に伺う。 既に御一人が木製のベンチで待っていらっしゃる。 ベンチの一方は雨で濡れて居たのだが、其の方が詰めて下さる。 一旦、雨も上がった様なので、小生が濡れた所を拭いて見た。 此で暑苦しくは有るが、3人が座れる。 こんな感じで待って居られると気分も和むのだが。 次に到着されたのは、カップル。 当然、御嬢さんが座ると思いきや、デンと座ったのは御兄さんの方。 ふ~ん、汗臭くて、Hに見えるオッサンの隣に大事な彼女は座らせられないってかい? 其れなら未だ判る(笑)が、違うなぁ… 彼女を買い物に行かせて…立たせて待たせてって、紳士の所行じゃ無いねぇ。

燦燦斗@東十条 其の84

この日も、頂いたのはラーメン。 勿論、熱い! だから、良いのだ。 この暑い最中に頂ける熱い一杯なんて、そうは無い。 何時もの様に少しスープを啜った後に、白胡椒を振って頂く。 ローストポークも太麺も、全てが良くハーモナイズされた一杯。 魚介豚骨の真骨頂で、とても美味しい。
店を出ると大変な行列で、17人を数えた所で止めて仕舞った。 この真夏に此だけの人を集めるラーメンは、やっぱり凄い。

西尾中華そば 其の1402010/08/03 23:14:36

7月後半は記録的な猛暑だったが、8月に入ってからは少しだけ落ち着いて居たあの熱気が復活しつつ有る。 この日は33度、翌日は35度予想だ。 こんな日に、NCSに足を運んだのは、この週の限定作品、「地鶏と鰮煮干の冷や冷や~山葵の香り~」の為だ。 塩たっぷり?の汗と共に霜降に到着。
この日は、小林さんの当番日。 開店時刻に満員に為ると云う賑わい振りだが、限定は小生と、偶々…と云う御客様だけで、他の方々は中華そば。 燦燦斗もそうだが、この暑さの中、こんなにラーメン客を呼べるのは、やっぱり凄い。
冷え冷え(麺もスープも冷たいので、こう呼ぶ)シリーズは基本的には煮干風味。 今回は、「鰮(いわし)」に山葵の組み合わせ。 冷水で締めた麺に沢山のトッピングを乗せるので、調理には手間が掛かる。 最後に海苔を引いた挽き立ての本山葵を配って、グラニテ(シャーベット状)の出汁を置いて、完成。 乗って居るのは、ミニトマト、レタス、牛の時雨煮。

西尾中華そば 其の140-1

西尾中華そば 其の140-2

先ず、スープを啜ると穏やかな煮干香で、鶏醤油のテイストの中に上手に見え隠れして居る。 巧みな造りだ。 先日の弩煮干の冷え冷えとは品性が異なるが、あれを期待されて居る向きも有るだろう。其処で御好みで…と用意されて居るものが有る。 其れは煮干油。 相当香る様だ。 今回の煮干度に満足出来ない人の為のオプションだから、当然。 少し落として見た… うむ、大きい輪の油が広がる。 多少は香ばしい印象で、ギタギタの煮干と云う程では無いので、安心して全部入れたら、チト香り過ぎだったかも(笑)。
麺の上のトップは、出汁のシャーベット。 極薄いベージュ色の細かい氷は如何にも涼しげだし、実際に冷たい。 其れが融けて、ジワジワと牛肉や麺を濡らして行く。 味わいの効果も抜群だ。 牛の時雨煮が亦、適当に甘くて、生姜も効いて居て美味。 シャーベットで冷たくしても問題無い。 レタスのシャキシャキ感が清涼感を増し、牛肉の甘さを中和する。 考えたねぇ。 レタスか…
麺は少しの出汁に浸って居るので、下からも出汁が麺に絡む。 其れを摘んで、漬汁に浸す。 麺は少しずつ摘んで、本山葵を少し付けて運ぶのだ。 この山葵とスープの相性がピッタシ。 上手く計算するものだ。 最後にシャーベットが融けた出汁と下に有った出汁が一体化するので、其れで漬汁を割って頂く。 この場合には、煮干油が一寸だけ恨めしい。 次回は、煮干油抜きで頂こう。 小林さんも仰って居たが、本来の味のデザインには、煮干油は無いのだから…

凪@渋谷 其の2322010/08/04 01:01:00

珍しく終日システムテストに付き合う羽目に為り…楽だった様な、大変だった様な… 漫然とテストするのでは無く、何故其れがテスト項目に上がって居るのかを考えろ… なんて、35年前の先輩の教えが未だ通用する様では、駄目なので有る。
少し辟易した気分な時は、元気なミイさんの笑顔でリフレッシュ。 熱風が吹く渋谷の街を外れて行けば、店内のミィさんと目が合う。 以前程には、頻繁には伺わ無いのに、何時も歓待して下さる。 厨房の温度は50度位有るんじゃないだろうか。 其の熱気が伝わる入口から、逃げる様にホールに転がり込む。 カウンターの奥に腰を落ち着けると、流石に此方は涼しい。

凪@渋谷 其の232-1

恒例の乾杯は、ビールで。 クリーミーな泡の一杯で一息付く。 19時を過ぎた辺りから満席に為ったり、半分に落ち付いたりの繰り返しの様な状況。 ビールは勿論、一杯だけにして棚の焼酎に目を遣ると、「黄八丈」のラベルが見える。 小生が其の風合いが好きな八丈島の草木染の名前を付けた麦焼酎。 だが、此れは小生の好みでは無い淡麗なタイプ。 夏さんに麦焼酎の指南を受けた身としては、香ばしいのが良いのだ。 で、ミィさんが取り出したのは、何時も頂く「兼八」。 やっぱり、此れと「中々」が、私の焼酎だ。

凪@渋谷 其の232-2

凪@渋谷 其の232-3

ミィさんが差し入れて下さったのは、ヘルシーで、この暑気に対抗出来る様に少ししょっぱい、野菜チャーシュウ炒め。 何時も乍、ミィさんのこう云う一皿は嬉しく美味しい。 更にグラスを重ねてから御願いしたのは、木耳炒め。 Aさん(渋谷と naginicai に同姓の方がいらっしゃるので、Aさん/Bさんと呼ぶと伺った)が作って下さった一皿は、文字通り茸の山(はい、木耳は海草では無くて、キクラゲ目キクラゲ科キクラゲ属の茸です)。 此れがすんごいボリュームで、木耳を此れだけ沢山頂ける機会はそうは無い。 胡椒風味でピリっとした感じと香ばしさが粋な一皿だが、全部御腹に収めると、ラーメンが入ら無く為るかも…

凪@渋谷 其の232-4

其の〆のラーメンは、迷う事無く、「マー油ラーメン」。 この夜は焼酎からラーメン迄、「香ばしい」がキーワード。 マー油の焦げた感が、豚骨に混じると良い風味だ。 豚骨濃度も適切で、マー油とのコラボがベスト状態。 細い麺も良くスープ絡んで、持ち上げも良い。 麺の小麦粉感も程々で、此方もマー油とピッタリだ。 蘖の喰感、葱の風味、そしてチャーシュウの滋味。 此等が揃っての一杯は、凪@渋谷ならではの味わい。 煮干の影響が少ないと云う凪では珍しい作品。 このテイストを守って欲しいなぁ。
扨、ドンドン瞼が重く為って来る。 乗り越さない程度の酔払の内にミィさんに見送られて、引き上げる。 亦、来るね~