通勤風景2010/07/03 09:07:59

毎朝同じ時刻にオフィスに向かうと、御馴染さんが増える。 新人3人組も、昭和レトロおじさんも、放歌爺にも擦違わなく為って仕舞ったが、一寸老けた?おネムのまぁちゃんは、今でも一緒の電車だ。
最近、最寄駅で毎朝見掛ける3人の背広族が面白い。 この3人は同じ会社に御勤めの様だが、上下関係が著しい。 最初に40歳位の方が到着されるが、ホームの乗車案内枠の先頭のスペースを一人分空けて並ぶ。 3分程すると頭髪が寂しいので、少し老けて見えるが、恐らくは小生と余り変わらない年齢の方が到着され、「御早う御座居ます」と挨拶を交わし乍、40歳の前に立つ。 更に少しすると、背の高い60歳を過ぎたと思われる男性が、可笑しい位に鷹揚に遣って来て、「御早う」の一言も無く、50(後半)歳の右隣に立つ。 詰まり、40歳の斜め前と云う位置だ。 偉そうに一言、二言、何かを尋ね、40歳が真顔で答えるのだが、60歳は真艫には聞いちゃ居ない。 50歳は人が良さそうだが、60歳への遠慮が在り々で…

通勤風景

電車が到着すると、偉い順に乗り込むのだが、空いて居る席は無いので、3人が並んで吊革にぶら下がる。 奥から60・40・50の順だ。 50は60の隣を巧みに避けて居るのかも知れない。 此れも亦、通勤地獄だろうと、40に同情を禁じ得無い。
40にこの事態を避けるチャンスが有ったとすれば、最初に出会って仕舞った翌日だ。 然も前日の通勤時刻が特別で有ったが如く、別な電車に乗れば良かったのだ。 勿論、初日に「何時もこの時刻?」と訊かれたら、「NO」と答えるのを忘れては為らない。 だが、其れを失して2日目を迎えたら、もう逃れられない…
…なんて、埒も無い事を思う小生の視線の先で、3人は毎朝仲良く御出勤だ。 偶に、50か60が欠ける日も有るのだが(50が欠けた朝は更に気の毒感が増す/40が欠けた日は見た事が無い)、先日、40ひとりの朝が有った。 予め50・60が来ない事を御存知だった様で、列の先頭に立ち、大きく伸びを1回、2回… 然ぞや爽快な朝だった事だろう。 地元に小生の上司が住んで居なかった事を感謝。

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