今日の渦 其の3102010/06/04 01:01:00

やっと、漸く散髪して夏仕様。 予定より早くスッキリしたので、渦に行く前にロックスオフへ寄道。 余計な2本をぶら提げて、本鵠沼へ。 この夜は、良く御会いする常連さんからは、「今日はパス」の連絡が入る。 寂しく待って居ると開店直前にNさんが到着。 BBQ以来の渦ですね…と御隣に座って頂いて、話相手に為って頂く。

今日の渦 其の310-1

2008年のボトルに為って居ると某氏から伺って居たエル・マセットだが、2007年の儘。 芳実オーナーにも手伝って頂き乍、Nさんと二人でグラスを傾けるとペースが速い。

今日の渦 其の310-2

今日の渦 其の310-3

チャーシュウ3種盛、地頭鶏の御刺身(此れ、最高級の味わい)等で、あっと云う間に1本が空に為り、2本目は、サン・ビアッジョ。 順番は正しいが、此方も快調に減って行く。 〆の麺、Nさんは例の夏のスペシャル「冷たいココナッツカレーヌードル」(アンモナイト海老が鶏チャーシュウに変わって居た)。

今日の渦 其の310-4

小生は冷やし醤油。 前回と同じで能が無いのでは有るが、気温が上がって来るとこのスッキリ爽やかでも、ちゃんとコクが深いと云うこの一杯が嬉しい。 暖かいスープと違って、立ち上る香りのサポートが得られないスープで、この味わいを引き出すのは、大したものだと何時も感心する。 麺の喰感もシコシコと締まったイメージが有り、冷たいスープにピッタリ。 綿密に計算された夏の作品。
呑んだ、喰った… 呑み過ぎて、御喋りが過ぎてNさんを困らせて仕舞ったかも… 罪滅ぼしをしなくては、ね。

吉左右@木場 7回目2010/06/04 23:23:00

2年目はほったらかしにして居た我家の待宵草だが、健気に咲いて居る。 翌年は環境改善をして遣ろう。 だが、自らの力を振り絞って花を付けた彼女達も亦、可愛いものだ。

吉左右@木場 7回目-1

トラブルに拘煩って、既に14時に近い。 ではと、江東区のオフィスから向かったのが、「吉左右」。 日差しは夏で、行列には耐えられないダークスーツ姿。 怖々首を伸ばすと、ウェイティングチェアに御一人がポツンと座っていらっしゃるだけ。 14時とは云え、希有な状況、と思って居ると、10分もしない内にウェイティングチェアは埋まって仕舞う。後客、8名、いやもっとか… 良いタイミングだったとは云え、14時にこの人数が待つと云うのは凄い。 評判の接客の奥様が事前注文取に来られたが、暑さに耐え兼ねて御願いしたのは、つけ麺。

吉左右@木場 7回目-2

昨今この位の太さでは太麺とは呼ばないのかも知れないが、色白のストレート麺。 別の御客様が「麺、柔らかく為った?」と訊かれて居たが、確かに少し緩いかも。 其の御客様と奥様の会話は続く。 「いえ、変えては居ないのですが…」、「いやぁ、美味いから、どっちでも良いんだけどね」 この麺は、余り直喰には向かない。 味や風味が淡白で、物足りない。 一味を振って見たが、効果は薄い。 直喰なんかするから、こんな話が出るので、普通は麺とスープのコラボで評価されるべきだ。 このスープは、もう一方の横綱、燦燦斗に比べると洗練度では勝るが、豪快感と云うか力強さでは敵わない。 同じ魚介豚骨の醤油風味で、テイストは可也似て居るがそう云う違いを感じる。 此れだけの御客様を集める両店なので、美味しいのは当然だ。 どちらが好きかと訊かれれば、東十条だが、毎日喰えと云われたら(誰も云わないので安心して答える)、木場かも知れない。 以前に吉左右でラーメンを頂いた時よりも、今日のつけ麺の方が小生の採点は高い(偉そうに)。 このスープ、隠し味にカレー粉を使って居ると思うんだよねぇ。 主張が少ない麺との相性も当然宜しい。 スープにはメンマが浮かび、刻みチャーシュウが沈む。 此処のチャーシュウは、刻んでスープに浸って居る方が好みだ。 メンマは可も無く不可も無く。 海苔が1枚浮いて居るのだが、見る見る、丸まって縮こまって行くので、一寸、不気味だ。 でも、海苔の風味との組み合わせは悪く無いので、好しとしよう(偉そうに)。 10分待ちでこの一杯が頂けるなら、毎日でも来る(来ないって)かも…

今日のめじろ 其の5312010/06/05 01:01:00

虫歯予防の日。 サボッて居る歯医者にも行かないといけないな… この日はトラブルが重なり。 ロートルの小生が声を張り上げて…皆に珍しがられる。 そんな草臥れた日にはストレスを解放して遣りたい。 向かった先は金メジの代々木。

今日のめじろ 其の531-1

2週続けて伺うのは、久し振りかも。 御所様、FILE さん、ドルさん、S谷さん… と、御馴染の笑顔が迎えて呉れる。 ドルさん早退?の後、御所様の「近う寄れ」に従い御隣へ移動。 この夜は、壱岐っ娘を片手に御所様から沢山の御言葉、御託宣、御神託?… めじろへの愛情、金メジへの想い…色々伺いました。 ラーメンテイストの機微に関わる部分は難しいのだが、其れ以外は肝に銘じて置きます。

今日のめじろ 其の531-2

祐貴社長が焼いて呉れるタレ焼チャーシュウは、美味しい。 渦のチャーシュウとは亦、違ったアプローチだが、相当な出来に仕上がった。 一柳さん、絶賛の一品。 的外れで余計な感想を認(したた)めると、二人に叱られそうだが、仕込みの渦、焼きのめじろ… そんな印象を持つ。

今日のめじろ 其の531-3

めじろの代々木本店は金曜日を「鮮魚の日」として、限定の鮮魚ラーメンを提饗する事に為った。 初回のこの日は、山形産の鯵だったそうだが、20喰が即売り切れたそうだ。 そして、この夜のスペシャルは、スーパーに超が付く様な一杯だった。 其れは「鯵塩の冷やし」。 前週の金メジでは熱いスープの鯵塩を頂いて、其のテイストに驚いたのだが、其の冷やしバージョン。 勿論、前者を冷やすと後者に為る…なんて、訳は無く、御所様の難解な講釈を伺ったのだが、良く判らない(汗)。 でも、鮮魚の冷やしが如何に難しいか、と云うのは理解した(と思う)。
見掛けはシンプル。 冷たいスープなので、立ち上る香りと云うのは強く無いが、丼を持ち上げると、新鮮な魚風味が仄かに漂う。 スープを啜ると、本当に冷たい(笑)。 そして、吃驚の味がする。 確かに其処には鮮魚が居る。 ラーメンのスープのテイストは、香りと味で構成される。 鼻と舌と云う訳だが、このふたつの味覚器官からの情報を合成して、テイストとして感じ取る。 だから、冷たいと云う条件下では香りの情報がとても少なく為る。 其れにも関わらず、このスープからは深みとか複雑さとかそう云う美味さのパーツが、充分以上に感じ取れる。 そう云う秘密がこのスープには隠されて居る。 サッパリ風味が冷涼感にミートして居るし、たっぷりの風味とコク。 冷たい鮮魚スープとしては至高の逸品と御所様の御墨付き。 麺は細麺を使って居るが、適切に締められて居るので、喰感がキコキコして居て楽しい。 めじろ本店の麺なので、何も云わずとも優れて居る事は、承知。 鯵の摘入が配って有り、此れが鯵感を際立たせて居る。 異論も有った様だが、箸休的で宜しいんじゃないかと小生は思った。 いや、凄い作品!
実は数量が極めて少なかったので、皆さんに味わって頂く事が出来ずに、年寄優先で頂いて仕舞い、申し訳ない次第。 そんなに数量が造れる作品では無いので、次回は小生が頂くなんて事はせずに、皆さんと感動を共有したい。(でも、喰べたいけど…)

今日のめじろ 其の531-4

3日前からの天気予報通りのゲリラ豪雨(こんな雨の予報も出来る様に為ったのね)が車窓を叩く音で寝過ごさずに済んだのだが、呆れる程の降り。 EMONE で、雨雲レーダーをチェックすると、15分で嘘の様に止むとの判断は容易だ。 で、長蛇のタクシー行列を横目に雨に煙る線路に S001 を向けて居ると、見事に15分後にピタリと雨は止む。 便利な世の中に為った。