今日のワイン 其の4492010/06/26 12:14:35

テヌテ・ネイラーノ ピノ・ネロ ラ・クポーラ
La Cupola Pinot Nero NEIRANO 2007

今日のワイン 其の449

渦のワイン好きな常連さんと逗子の「美ワイン処 R」で、頂いた3本目からは赤。 ピノ辺りから行こうと選んで頂いたのは、ピエモンテのピノ・ネロ。 ま、ピノ・ノワールだ。 「クポーラ」とは、溶鉱炉(キューポラ:吉永小百合さんの原点は此れ)の事かと思ったのだが、「教会の塔のアーチ」だそうだ。 元々の意味は「ドーム」だから、語源は一緒だろう。
グラスに注がれた液体の透明感は高い。 此処も店内が明るくは無いので、多少の誇張が有るが、グラスの奥に向けてのグラデーションで、ルビーカラーが暗く為って行く。 ブーケはピノと思うからか、苺とフランボワーズ、いやピノ・ネロだから、ランポーネ( Lampone )か。 其れに、小生の好きな菫香が仄かに混ざる。 タッチは比較的柔らかいのだが、タンニンは結構な硬派。 其の一方で、酸味は充分では有るが大人しいので、強く無い甘味とのバランスが取れて居る。 意外にバニラとかロースト香を感じるので、樽は何だろう? 2007年だよねぇ… 或いはイタ公のピノ(笑)は、こんなイメージが出易いのだろうか。 時間が経つと「確り感」が増して来て、印象が可也変移する。 苺はジャムに、木苺はジャッファ・オレンジ見たいに為って来る。 詰まり、「熟れた感」が高まり、酸味を凌駕して行く。 この頃には、アフターの引きも強く為るのだが、やや圧し付けがましいと云うか、プライス相応だな…とも思えて仕舞う。
プライスと云えば、「R」の価格設定は結構強気と云える。 逗子は所得の高い御客様が多いのかも知れないが、このボトルで5000円は少し厳しい。 横浜辺りでも、1000円安い御店を探すのは難しく無い。

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