今日のワイン 其の4282010/05/15 11:57:16

ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ “オー・コルヴォー” ルー・デュモン クルティエ・セレクション
Gevrey-Chambertin 1er Cru “Aux Corbeaux” 2001 Lou Dumont Courtiers Selections

今日のワイン 其の428-1

ロックスオフで、勧めて頂いた一寸変わった1本。 ルー・デュモンの仲田さんが、ブルゴーニュのクルティエさんと協力して、色々なドメーヌから「特に気に入った古酒」をボトル買いして、販売して居るものだそうだ。 裏ビジネス(違うって)には、詳しく無いのだが、有名ドメーヌでも諸事情で売り残した「売るに売れないワイン」は有るらしく、其等をドメーヌ名を秘して(「武士の情け」とか云って居る販社も有るが…)、仲田さんが販売するそうだ。 瓶で買った(所謂、「シュル・ピル」)仲田さんがエチケットを貼って、と云う事なので、彼がワイン造りに関わって居る訳では無い。 因みにクルティエと云うのは、「仲介業者」との事だが、詳細を小生は知らない。
このボトルは、ジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュの「オー・コルヴォー」だから、確かに3500円は破格だ。

今日のワイン 其の428-2

臙脂掛ったガーネットカラーで、透明感はこのヴィンテージにしては有る方だろう。 今回は、飲み始める迄に1時間以上の時間を用意して置いたのだが、此れは正解。 抜栓したタイミングでは引き籠って居たブーケが華やぎ出したのが、丁度こんなタイミングだ。 鞣革の熟成香、鉄(血とは云いたくない)、土の匂い…其等に、紫蘇やハーブ、乾いた香辛料… なんか、不思議な香りばかりだ。 勿論、果実香も有るが… 口にすると、気に為るのは、酸味と其れを追い掛けて来る結構パワフルなタンニン。 更に30分程すると此れが鎮まり、忘れた様に熟成果実感が広がるのだが、もう草臥れて居る印象。 更に、安っぽい樽香が嫌な感じだ。 正直、枯れ過ぎたピノ… 抜栓後45分から75分の間に飲んで仕舞う事を御勧めしたい(笑)。
ドメーヌ名は「武士の情け」で秘匿するとの事だったが、一寸、調べると「 Domaine Henri Rebourseau 」と出て来るのだが… 日本で云われる程の、恥ずかしい話?では無いのではなかろうか? でも、本当にアンリ・ルブルソーだったのかしらん??

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