今日のワイン 其の415 ― 2010/05/01 07:32:12
アンティノリ・ピアン・デル・ヴィーニュ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Pian delle Vigne Brunello di Montalcino / ANTINORI 1996
Pian delle Vigne Brunello di Montalcino / ANTINORI 1996
実はワインリストから選んだ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは欠品して居り、リスト外から選び直した。 アンティノリなら問題無かろう。 以前、都庁に有った「ラ・テラッツァ」で、「ティニャネロ」を飲んだのを思い出すなぁ。
行成の余談だが、2003年(厳しい年でした)のボトルに不許可品種の葡萄が使われて居るとして、販売中止に為った。 2年前位の話だったが、結局、「其の様な事実は無かった」との調査結果が出た。 更に他のカンティーナにも飛び火した疑惑は、政治的に解決して居るが、(一部のボトルは、IGTとして販売された)文字通り、後味の悪いゲイトで有った。
この日は1996年のボトル。 素晴らしい95年と97年には挟まれた凡庸なヴィンテージだが、中々、美味かった。 グラスの中のカラーは、古酒っぽい臙脂色が強く、流石にテイスティングさせて、と御願いして仕舞った。 ブーケに含まれるのは、子供の頃に浸かった木の湯船の香り、そして茸と苺ジャム… チト、不思議な印象。 だが、口に含むと、良い感じだ。 流石にフルーティと云うイメージでは無いのだが、柔らかさと凝縮感は衰えを感じさせない。 口当たりが非常に洗練されて居り、優しさに包まれる感じのバルーンな味わいの広がりが雅で有る。 酸味は強く無いし、タンニンは穏やか、渋みが適当にアフターに残る甘さに調和して行く。 年増の手練手管にヤラれちゃう、そんな気分。 だが、このヴィンテージを飲むなら、もう2,3年が精々だろう。 そろそろ、下降線と云う気配をそこはかとなく感じる…
行成の余談だが、2003年(厳しい年でした)のボトルに不許可品種の葡萄が使われて居るとして、販売中止に為った。 2年前位の話だったが、結局、「其の様な事実は無かった」との調査結果が出た。 更に他のカンティーナにも飛び火した疑惑は、政治的に解決して居るが、(一部のボトルは、IGTとして販売された)文字通り、後味の悪いゲイトで有った。
この日は1996年のボトル。 素晴らしい95年と97年には挟まれた凡庸なヴィンテージだが、中々、美味かった。 グラスの中のカラーは、古酒っぽい臙脂色が強く、流石にテイスティングさせて、と御願いして仕舞った。 ブーケに含まれるのは、子供の頃に浸かった木の湯船の香り、そして茸と苺ジャム… チト、不思議な印象。 だが、口に含むと、良い感じだ。 流石にフルーティと云うイメージでは無いのだが、柔らかさと凝縮感は衰えを感じさせない。 口当たりが非常に洗練されて居り、優しさに包まれる感じのバルーンな味わいの広がりが雅で有る。 酸味は強く無いし、タンニンは穏やか、渋みが適当にアフターに残る甘さに調和して行く。 年増の手練手管にヤラれちゃう、そんな気分。 だが、このヴィンテージを飲むなら、もう2,3年が精々だろう。 そろそろ、下降線と云う気配をそこはかとなく感じる…