今日のワイン 其の4072010/04/28 23:23:00

マイナー・ファミリー / ギブソン・ランチ・サンジョヴェーゼ
MINER FAMILY / GIBSON RANCH SANGIOVESE 2007

えっと、ワインアーティクルのバックログが16本… 3週間分溜まって仕舞った。(3週間で16本飲んだ…? 御戯れを仰いますな。 当方、痛風菌と歩んで居りまする。) ゴールデンウィークに突入したので、メモを見乍、清書して順番にアップして行こう。 先ずは、ワインエキスパートのCさんとの2本目からスタート。

今日のワイン 其の407

渦での呑兵衛ワインミーティングでの2本目は、ワイナリーの名前通り(スペルは違うが)マイナーな?ボトル。 因みに "MINER" は、「鉱山労働者」の意味だ。 未だ設立12年の小さなワイナリー。 其れにしては、沢山の種類の葡萄を栽培して居る。 本拠地はナパのオークヴィルだが、このサンジョヴェーゼは、北部のメンドシーノに有るギブソン・ランチと云う畑で収穫される。 特徴的なエチケットは、彼らの祖先に当たる古代アッシリアの翼を持つ太陽神のレリーフだそうだ。 邦訳を間違えて居なければ、「この神の輝く光は人々の魂を活性化させ、葡萄にはエネルギーと暖かさを与える」との事。
トスカンのサンジョヴェーゼとは随分とイメージが違うが、グラスに注がれたガーネットカラーは、やや濃い様にも見える。 ブーケは、レッドベリー系の少し人工的な甘味や酸味を予感させるが、同時に土の匂いと云うか、常緑樹の葉の様な印象も少々。 テイストは、初口は少し大人しいが、直ぐに開き、見た目よりも重厚さを主張する様に為る。 でも、小生には凝縮感と云うよりも、水分不足見たいな感じがしないでも無い。 「コバルトブルーを背景に輝く太陽神の恵みを一杯に浴びて、光に育てられたサンジョヴェーゼ…」 屹度、Cさんの表現が正鵠を射て居るのだろう。 タンニンと酸味のバランスは優れて居るが、アフターは少し大雑把でフィネスはもう一息。 うーん、アメリカ産のサンジョヴェーゼと云う先入観を持ち過ぎた見たいだ。 最初は、メルロやカベルネ・ソーヴィニヨンの様なボルドータイプから入れば良かったのかも知れない。