ラーメン五郎家@三越・鹿児島展2010/03/19 23:23:00

数えて10回目らしいが、三越の催物場で鹿児島展が開催されて居る。 この昼を逃すと伺え無いだろうと、少しフライング気味に昼休みに伺う。 先ず、「…めん専門 凪」の暖簾に驚く。 到頭、鹿児島に迄出店して、逆出張して来たのかと思ったが、良く見ると「ちりめん・しらす専門」と有る。 どうやら、生田氏とは無関係らしい(笑)。 シラス丼の「凪」とイートインをシェアして居るのが、「五郎家」。 ショップカードには「568」とか「NOODLE STORE」の文字が並ぶ、通路にチラと見えた御若い方が御店主殿かも知れない。 鹿児島は、祖父の所縁の地で親戚も多かったので、懐かしく、三越が物産展を遣る度に伺うのだが、「五郎家」さんは初めてだと思う。

ラーメン五郎家@三越・鹿児島展

「旨味噌ラーメン」もメニューに有り、気持ちが靡いたのだが、一押しの「とりしおラーメン」の喰券を購入。 10分程で、御姉さんが運んで来て、説明を一言。 「この黒葱油は、良く混ぜて下さい」 え? 今、なんと? 間違い無く「黒葱油」と仰った。 めじろの祐貴社長の十八番の黒葱油だ。 云われる儘に、良く掻き混ぜるとめじろと同じ香りだ。 そして、大きな匙で掬うと、同じ風味だ。 少し下品に焦げた味わい、煤の様な微細粒、皆同じだ。 先程、少しだけ御姿を仰いだ方は、祐貴社長だったのではないだろうか? この作品には、黒葱油だけではなく、沢山の葱が使われて居る。 やや粗く切った白髪葱には、少し緑の部分も使われて居り、色相が宜しい。
スープは黒葱油風味に成り、鶏に塩スープと云うベースの味は、可也、後退して居る。 だが、其れも計算の内だろう。 此れは、塩黒葱ラーメンだ。 元々黒葱油は好きなので、嬉しい誤算。 少し色味の悪く為ったスープは小生の好みだ。 そう特徴の有る麺では無いが、中太で餅々感が良いストレートで、黒葱油のスープとはマッチして居る。 「とりしお」の「とり」は、3つ乗って居る「鶏捏ね」。 此れが鹿児島っぽくて、凄く美味しい。 薄い衣の部分の揚げ具合と喰感が良いし、柚子風味のテイストも抜群。 やっぱり、品書筆頭だけの事は有る。 丼ブリを持ち上げて完飲すると、底には「ありがとう」の文字。 ま、此れは有り勝ちなファッションだけど… 毎日は喰べられないけれど、月に一度は頂きたく為る。 そんな一杯。 御馳走様でした。

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