今日の渦 其の2932010/03/18 01:01:00

私が渦に伺う時は、SP(Shutter Pole)を目指して来る事が多い。 待時間が正確に読める事と、例の「一人が並び、其処へ複数人数が割り込むと云う不愉快な事」をされる可能性が無いポジションだからだ。 自分の後ろの出来事なら良い、と云う訳では無いのだが… 比較的穏やかな客層の渦だから、甘く見られてこんな割り込みをするのだろうが、先日オープンした藤沢の「二郎」の凄まじい行列の中で、こんな割り込みをしたら、一悶着だろうなぁ… 等とボ~っとして居ると芳実オーナーが何処からか自転車で戻って来られた。 この夜は普段よりも更に1本早い小田急で来たので、早過ぎて場都が悪かったかも… 更に、妄想に耽って居ると濃厚常連のTさんの声に驚かされる。 待時間も話相手が来て呉れれば、苦には為らない。 同僚の方とロックスオフから歩いて来られたそうだが、小生が前週と同じ行動パターンを取って居たとしたら、亦、鉢合わせだったのだな。

今日の渦 其の293-1

開店、其のTさんが持って来て下さったサンコムを有難く頂戴する。 何度も言及するのも些か癪なのだが、2007年のサンコムは非常に美味い。 勿論、もう少しシルキネスが欲しいとか、ナントカがカントカで…と、コメントする事は幾等でも可能だろうが、このCPの高さには、口を噤むしか無い。 何だか、小生が一人で飲んで居る様だ。 其れも其の筈で、御二人は大手羽とか、地頭鶏とかを召し上がり乍、グラスを傾けていらっしゃるが、小生は只管、ワインだけを… いや、Tさんの皿から摘み喰いを頻繁に…

今日の渦 其の293-2

漸く、自分で御願いしたのは、"Today's Special"、「スモークチャーシュウ/チーズとドライフルーツ」と云う御洒落な一皿。 実は、「造って見ました」と追記されたメールを頂いて居た。 芳実オーナーは、完成度に未だ満足して居る訳では無い様なのだが、燻製風味は充分に感じられる。 調理も為さるTさんと違って、茹玉子さえ出て来るのを待つだけの小生には、スモーキーなチャーシュウが珍しくて(初めて喰べた)、面白く、美味く感じる。 後日、めじろ本店で御目に掛った御所様にこの話をすると、悔しがる事頻り(笑)で御座居ました。 更にスモーキーにするには…等と云う話題には加われず、只、飲む、喰う。 チーズの方は、更に燻製らしくて良い感じだ。 ドライフルーツは、無花果(アンモナイト見たいでしょ?)、レーズンと… 後は忘れたが、やや苦手で、Tさんのチーズとトレードして頂いた。 ワインの味の表現にレーズンだのナンだのと語る癖に…と、我乍ら矛盾が可笑しい。 2本目はセラーから「サン・ビアッジョ」を取り出す。 此方のアーティクルだが、未だアップして居ないな(汗)… ワインリストが出来てから、絶対、「ワイン飲み過ぎ@渦」で有る。 芳実オーナーが、入れ替えたいと仰る、チリの「テラノブル・ハーモニー」の方をチェックすべきだったと思ったが、Too late 。 ブルネロの果実感が豊富なこのボトルは、2本目に宜しい様だ。 んで、更にグラスを重ねる。

今日の渦 其の293-3

この夜の〆麺だが、芳実オーナーから白麒麟、じゃなかった、塩麒麟が一杯だけ出来ると伺った。 前週ミスって居るので、嬉しくも有難い。(御所様の歯軋が聞こえた様な…) で、Tさんとハーフで分け合う仲の良さ!?で有る。
塩麒麟…、「確かに塩ベースの麒麟味…」では、能が無い表現だが、挽肉等の具沢山なスープは塩ベースだが、寧ろ辛さを先に感じる。 この辛さは、胡椒由来だろうと思ったが、そうでは無くて、唐辛子だそうだ。 難しいものだが… この辛さが味わいを適切に引き締めて、他の具材を引き立てる様だ。 溶き玉子が、チョロチョロ顔を出して居るのが、楽しい。 見た目はシンプルな一杯だが、味わいは随分凝って居る。 そりゃあ、塩バージョンとは云え、麒麟だからね。
週中に御邪魔した際には、出来るだけバスで帰って来る様にと指示が出て居る。 経費(生計費)で落として呉れない…のね。

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