F1 2010年バーレーンGP 決勝2010/03/15 01:01:00

兎も角、色々、彼是、限り無い?擦った揉んだの末に漕ぎ着けた2010年のF1開催。 例年ならストーブリーグの情報には余り関心の無い小生だが、この年ばかりは、結構頻繁に情報を漁って居た。 扨、チームもドライバーも顔触れが変わり、赤い服を着たフェルナンドや銀色の車に乗ったジェンソンに加えて、三日月顔の皇帝も復活…
戦前の下馬評は数多有れど、4強の中でもフェラーリが優勢で、レッドブルが頭差で追うと云う見解に賛成して居た。 何しろ、前車は2009年の夏前に、其の年の戦いを放棄?して迄、開発を開始したマシンだ。 たった1勝(0勝の100倍マシだったが、功労者のキミはダートに去った)の赤い軍団なんて、見たいもんじゃ無い。
クオリファイの結果は、大方の予想に反するものでは無かったが、2010年もセバスチャン.Vの集中力と勝利への拘りは凄く、PP。 だが、ファイナルでは、ロングランのペースの速いフェルナンドとフェリペを抑え切るのは難しいと踏んだ。
集中力が売りのセバスチャン.Vのスタートは、赤い二人以上で、トップの座は揺るが無い。 2コーナーでは際どかったが、フェリペが強引をしなかったので、フェルナンドが先行。 (此処では此れ以上のコメントはせず、先の「御楽しみ」としたい) マークのマシンから派手に白煙が2度上がる。 当然、エンジンブローだと思ったのだが、オイル!? 此れで煙幕を張られた後続は大混乱。 如何に意地悪マークと雖も、此れは態とでは有るまいが、迷惑な奴で有る事は変わりない。
上位3台は、付かず離れずの距離を維持して、オーバーヒート等のトラブルを避けるドライビングに終始。 マシンの実力が拮抗して居る証でも有る。 勿論、パイロットの技量もだろう。 2010年からは、ピットでの燃料補給が禁止されて居るので、戦略的な楽しみは減ったが、マシンとパイロットに依る、ガチンコ勝負は手に汗を握る。 途中で、フェリペが少しづつ離され掛けたシーンも有ったが、Top of Tops の3台の強さは揺るがない。 決着はセバスチャン.Vの悲痛な声で付いた。 「Lost power ! 」、なんとエクゾーストパイプに亀裂が入った様だ。 走れなくは無いが、ストレートのスピードが伸びず、F10二台がスンナリ交わして行く。

F1 2010年バーレーンGP 決勝

セバスチャン.Vのこのペースでは、ポイント圏内に留まる事は難しいと誰もが思った。 「何とか為らないの?」、ラジオでセバスチャン.Vが叫ぶ。 勝ちに執着する彼らしい言葉だが、クリスチャンからの返事は、「Negative」。 だが、2010年緒戦のハイライトは、此処からのセバスチャン.Vの戦いっぷりだ。 ストレートの速度が違うルイス(ピット作業でニコの前に出た)には交わされて仕舞ったが、テクニカルな第2セクターでアドバンテージを維持し、以下の追随を許さない。 残り数週で、漸くミラーに大きくニコの姿が映るように為ったが、結局、抑え切った! 御見事!! チェッカーの後、ピット近くのコースサイドにマシンを止めたセバスチャン.Vには、大きくマシンを振ってゴールし、圧勝をアピールしたフェルナンドと同等以上の拍手が送られたのは、云う迄も無い。

大注目の帰って来た皇帝は、一度もニコを上回る事が出来ずに6位。 だが、此れは褒められて然るべきだ。 自ら「錆付いて居る」と卑下したコメントも出して居たらしいが、そんな事は無い。 4年間のブランクの後の緒戦で6位とは、凄い!
一発の速さが懸念されたF10だが、瞬発力もRB6に引けを取らないし、ロングランのペースが疑問視されたRB6も充分以上のポテンシャルが有る事は確認出来た。 そして、何よりも心配だったRB6の信頼性… 此れだけは悪い方に的中して仕舞った。

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