西尾中華そば 其の1022010/03/07 21:12:40

娘との会喰に新宿へ。 予定して居た湘南新宿ラインは運転見合せ。 そんな事も有るだろうと、早目に家を出て来たので、余裕綽々でレストランに到着。 娘は15分の遅刻だが、其れも想定内。 婿殿も時間が取れたと遣って来て呉れた。 此は嬉しいハプニング。 だが、喰事の後、東海道線の最終電車を計算して乗った地下鉄を乗り過ごしたのは、痛恨のチョンボ。 で、淡路町からトボトボと「栄屋ミルクホール」の前に有るホテルへ。 土地勘の有る場所で、良かった。 ホテルに空きが有って、良かった。 で、爆睡… パンと飲み物だけだが、この値段(前夜に飲んだワインの1本も買えないね)で朝喰付きは嬉しい。 折角、日曜日の午前中に東京に居るのだから、凪@渋谷で夏さんの顔を見て行こうと、正午迄の時間を秋葉原で潰す。 で、少々潰し足りなくて、山手線は内廻に乗り込む。 携帯で西尾さんのブログを読むと、「明日に限り、茄子なめ味噌中華が出来ます」とか書いて有る。 「明日」って、「今日」かいな? 書いた日付をチェックしようとしたら、タイミング悪く、バッテリー切れ。 電池交換作業中に駒込駅に着いて仕舞った。 なんと… 取り敢えず降りて、珍しく西口(渋谷駅は恵比寿側が凪に便利)から、NCSへ。 丁度、開店時刻に到着。 冷たい雨が寧ろラッキーだった様で、日曜日なのに未だ2席の余裕。

西尾中華そば 其の102

「一寸、面白いの出来ます」と西尾さん。 「ん? 茄子じゃないの?」、「茄子は明日です」。 あ、やっぱり、「明日」は「明日」だったのだ。 とまぁ、ラッキーなんだかアンラッキーなんだか判らない18時間を過ごして、「面白い中華そば」を頂くと、結論を得た。 この日、巡り巡って、NCSに至ったのは、幸運だったのだ。 此、凄く好きな一杯だ。
実は、そんなにはスペシャルでは無くて、使って居る醤油の半分を薄口にしただけと仰る。 だが、見掛けの色合もライトだし、味わいは相当違う。 薄口醤油の味わいがどうだかは、良く判らないのだが、甘さは結構抑えられた印象で、塩っぽい感じだ。 勿論、しょっぱいとか云うのでは無く、ノーマルな中華そばよりも塩気が効いて居ると云う事だ。 比較的有り勝ちな味、と云う話も聞こえて来た。 しかし、ノーマルバージョンが、西尾さんのオリジナリティ溢れる作品だから、そう感じるのでは無いかな。 こんな旨く、品の有る醤油スープが、「有り勝ち」とは思えない。 此は小生の好きな味で、メニュー化するのには、大賛成だ。 亦かって感じだが、マサ配合麺はこのスープにも良くマッチするし、チャーシュウは勿論、細蘖や貝割も違和感が無い。
スープの味とは面白いものだ。 「コクと云うのは複合された味から、生じる」と西尾さんは仰るが、このスープは、コクも充分だし、ノーマル中華そばよりも出汁をより感じられる。
西尾中華そば、いよいよ、dancyu に登場。 特集のタイトルが、「40歳からのラーメン」と云うのだが、還暦に迫る小生も「40歳以上」な事は間違い無い。
と云う次第で、夏さんには不義理を重ねて仕舞った(連喰は無理っす)が、近日中に渋谷に顔を出そう。
帰りの東海道線が踏切障害で止まったのは、アンラッキーな御負けだ。