今日の渦 其の2862010/02/20 14:34:04

少しダルいのは寝不足の所為だ。 とっくに若くは無いのだから、責めて「シンデレラ就寝」を心掛けたいのだが、何だ彼だと遣って居ると、5時に起きるのが辛い時刻に為って仕舞う。 そんな体調だが、この夜は皆さんに「伺います宣言」して居たので、オフィスを早目に出て、先ずは藤沢のワインショップ、ロックスオフに向かう。 この夜は、渦でワインエキスパートのCさんに会う予定だったので、彼女に「流石!」と云って欲しくて、店長殿に一任(ちっとも「流石」では無いのだ)。 最後に2本から1本へ絞り込めずに、結局、両方頂く。 滔々と解説する為の、安直(あんちょこ)迄書いて頂いて、用意周到。 と、渦の常連のTさんが、小生の後を追って(違うらしい)到着。 矢張、1本調達される。 ワインを抱えて、同伴訪渦はタクシーで。 この夜も見事に、何時もの電車と同じ時刻に着き、仲良くSP。 開店時刻には4名が全員集合。 更なる4名も常連さん一派で、見事に端(はな)から濃く彩られるこの夜の渦。

今日の渦 其の286-1

皆さんは乾杯にビールを選ばれたが、小生は早速に持ち込んだ「ソミュール・シャンピニー」を抜栓。 …少し、かしまった感じが強いコルクは思いの外、長い。 皆さんを御待たせしては…と少し焦ったら、こんなに為って仕舞いました(汗)。 飛んだ粗相を… 気を取り直して、コルク片が落ちない様に慎重に抜き切りました。 あー、格好わりぃ。

今日の渦 其の286-2

エチケットを見ただけで「カベルネ・フランですね」、とCさん。 「流石」と云って貰おうと思ったら、云わされて仕舞った。 だが、此れ、相当に美味しい。 Cさんにも気に入って頂けた様で、嬉しい。 更に、セラーの在庫一掃を目指して、1本だったか、2本だったか… コート・デュ・ローヌも抜栓。 この夜は、このボトルも格別…の様な気がする。

今日の渦 其の286-3

前々夜は、チャーシュウの3種盛が出来なくて、地頭鶏腿肉のローストを頂戴したのだが、この夜は、タレ焼き、鵠沼味噌ポーク、ハーブローストの3つのチャーシュウを堪能。
クロ・ルジャールの「ル・クロ 2003」は、鵠沼味噌ポークが一番合うかな。 ハーブローストポークも良いのだが、此れと合わせる時は、ブラックペッパーを控え目に御願いするのが、ベターだと思う。 皆でディッシュをシェアするので、頂いた全てを覚えて居ないのだが、Tさんがセレクトされた「カ・オロロジオのルニソーレ」(バルベーラ)を開ける頃に頂いたのが、鶏唐。 柔らかくて、ジューシーな渦の鶏唐は、相変わらず、美味しい。

今日の渦 其の286-4

オーダーストップのタイミングに御願いしたこの夜の主麺は、「塩らぁめん」。 ハーフでも小盛でも無く、フルサイズで頂く。 そう、代々木めじろの祐貴社長御自慢の塩を頂いたので、渦でも、と云う次第。 初口の優しいタッチから、徐々に味わいが深まって感じられて行くと云うアプローチは似て居ると思う。 塩と云うよりは、具材の味わいを引き立てる旨味感が高いと云うのも共通に感じられるが、そう思って頂く所為だろうか。 テイスト其の物は、勿論同じでは無いが、思想と云うかポリシーに共通のルーツを感じる。 何はとも有れ、此れも非常に美味い塩だ。 細かい処に迄、気を使って丁寧に造られて居る。 其れは葱の切り方、メンマのテイスト、スライスの仕方に至る。 勿論、2枚入った大きなチャーシュウは云う迄も無い。 奇麗な見た目は、シンプルにも見えるが、味わいは其の対極に有る。 この細麺は撓やかで、スープの持ち上げが良い。 塩スープなので、小麦の味わいも充分に感じるが、腰の有るタイプでは無い。 此れはこの麺のキャラで有って、緩い麺では無いし、況してや茹過ぎ等、有り得ない。 麺の良さの要素のひとつとして、「腰」が上げられる事が多いが、「腰」を然程感じられない麺でも悪く無いケースの最右翼が、この麺だ。 茹で過ぎで腰が失せた麺とは、全く次元が違う。
賑やかで楽しい時間は光速に等しく、あっと云う間に日付が変わりそうだと…と腰を上げる…あ、あれぇ、皆さんは引き上げないのぉ?