今日のめじろ 其の5142010/02/02 01:01:00

「…で、今夜はどうします?」と渦の芳実オーナーからの連絡。 !そうだった、代々木に御出座しに為ると伺って居たのだった。 祐貴社長には、ちゃんと其旨を御伝えして有ったのだが、其際に記憶がコピーでは無く、ムーブして仕舞ったらしく、忘れて居た。 「い、いや、勿論、伺いますよ(汗)」、とオフィスを飛び出す。 既に大粒の牡丹雪が舞う。 其の所為では無い様だが、JRのダイヤが乱れて居り、40分も掛けて代々木に到着。

今日のめじろ 其の514-1

先ずはセラーから1本取り出す。 珍しく、白。 ニュージーランドはシレニのシャルドネ。 駆け付けにサクサク飲むには最適なボトル。 最初に頂いたチャーシュウは、ローストポーク。 オニオンダレで頂くこのタイプは、乗って居る葱を巻く様にして頂くと更に美味しい。 続いてタレ焼チャーシュウも御願いして仕舞うが、此方はジューシーな肉感を濃い目のタレで頂く。 此方も亦、嬉しい味わい。 アッサリ空に為ったシレニに続くのは、バロン・フィリップ/ロスチャイルドがチリで手掛ける、マイポのカベルネ・ソーヴィニョン。 一応、RESERVA と書いて有る。 芳実オーナーが小生のソムリエナイフを持主以上に巧みに操って、抜栓して呉れる。 器用な人が羨ましい。 コイツはデキャンタージュして遣りたい処だが、そう云う訳にも行かず、少し強引に起こす感じで注ぐ。

今日のめじろ 其の514-2

そんなタイミングに兄貴が何か難しい注文を出して居るが、即座に弟殿が用意して呉れたのが、此れ。 味玉/チャーシュウ サラダ見たいな作品だが、此れがとても美味しい。 良く覚えて置こう、金メジの為に…って、ダメかしらん?

今日のめじろ 其の514-3

更に、「何とか御願い」見たいな調子で懇願した(此方は品書に有る)のは、「鴨焼」。 大雪の月曜の夜だから、スモークも大丈夫と踏んで造り始めたら、沢山の御客様が… すみません。 でも、出来上がった鴨焼は滅茶美味。 香ばしくて、タレと肉の相性もバッチリだし。 其れに「鴨葱」と云うだけ有って、この炙った長葱と合わせると相当幸せに為れる。

今日のめじろ 其の514-4

めじろの、いや、「祐貴社長の味」を堪能した後、この夜の「締め」を御願いする。 折角なので、限定の「カレ~」テイストを頂きたい。 だが、つけ麺よりも温麺気分で、「出来るかな~?」。 兄貴のリクエストよりは、大分、優し(易し)かった様で、即座に造って下さった。 前回は、R店長に造って頂いて、今回は社長自ら腕を揮って頂く。 この作品の色相だが、此処迄「カレー色」を出して居るカレーラーメンは少ないので、鮮やかさが際立つ。 そしてこの味噌カレ~味のスープは相当に巧い、美味いと思う。 味噌とカレーのバランスが秀逸で、本当に双方の良さを引き出し乍、自らを主張すると云う稀有な味わいだ。 全粒粉の自家製麺とのコンビネイションは折紙付きだが、スープの持ち上げがとても良い。 カシューナッツペーストの鰹出汁溶だが、小生は余りスープに落とさない。 デフォルト位の辛さ、キーンな処が好きだからだ。 で、直喰して仕舞う。 最後に残ったスープに一匙(蓮華ですが)落として、頂くのが好きだな。

今日のめじろ 其の514-5


さぁさぁ、湘南の地に帰らねば、と雪が舞う、いや、落ちる(重いのね)中、東京駅へ。 中央線が閊え、閊え走るので、すっかり遅く為って仕舞ったが、何とか辿り着きました。

今日のめじろ 其の514-6

白梅に積もった雪…だが、上手には撮れなかった。

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