饗 くろ喜@秋葉原 其の842017/03/28 12:12:00

前日の寒さから春の陽射に転じたが、桜の開花は未だスローペースだ。 此日と翌日の陽気で大分綻ぶだろうと期待が持てる様子だ。
饗 くろ喜@秋葉原 其の84-1

「饗」に伺うのば2017年に為ってからは初めて。 随分の御無沙汰に為って仕舞ったが、此日の御目当ては「醤油わかめそば」。
饗 くろ喜@秋葉原 其の84-2
最近の週替わりの限定「わかめそば」の第4弾に当る。 黒木さんは小生の醤油好きを御存知で(そりゃあ、金曜日にしか顔を出さないからね)、「今回は是非!」と御声掛け下さった。 充分早く伺った心算だったのだが、2番手でした(笑)。

饗 くろ喜@秋葉原 其の84-3
醤油ベースの一杯で有っても、ルックス、テイスト共に「紫」とは全く異なる。 醤油感を「紫」程には際立たせないで、仄甘な魚介の出汁を前に持って来て居る印象。 御互いが美味く補完し合って居る様で、芳醇で全体調和の味わいの巧みさが伝わって来る。 結構な量の背脂が目を引くが、そんなにオイリーな訳では無い。 生姜と秋刀魚節で煮込んだと云う凝った物と伺った。 麺は多加水の平たい手揉麺を採用して居るが、配合の小麦粉の妙が黒木さんのブログに記されて居り、興味深い。 確り歯応えと味わいを楽しめる、そんな麺だ。 そして、若布(わかめ)… 此れは矢っ張り凄い若布なのだと改めて思い知らされた。 「石巻市十三浜 小泊の生わかめ」と云うのだそうだが、肉厚な若布をアルデンテに茹で上げて、其の味わいを目一杯引き出した。 量もたっぷりで、堪能した。 乗せて有る貝割は茎が紅紫色をして居て、辛味がノーマルよりも多いのかも知れない。 品薄でとても高いとニュースで聴いた筍も不断に添えて有り、嬉しい。 厚目にスライスされたチャーシュウにも醤油が籠められて居るらしく、スープとの親和性が良い。 いや、流石の味わいで、黒木さんの自信作と痛感。 御馳走様でした。

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