2017-02: Collection of Essays by Claris Two

トイ・ボックス＠三ノ輪４３回目 ― 2017/02/07 23:23:00

前週はミスったので、此週はどうしてもと、火曜日の昼休みにトイボックスへ。　春に為ったにも拘らず、冬将軍が鎮座され、北風が冷たく、ビル越の陽光が有り難い。　今回はあの淡麗の極みの醤油ラーメンを頂きに参上。　

シンプルな構成と仰るが、淡麗でも味わいは単純ではない。　充分に味わい深いスープと此の麺（カボちゃん絶賛）のコンビネーションは最高。　此の麺に変えたばかりなのに、製麺屋さんの都合で仕切り直しに為りそうだと伺った。　あらぁ～

此タは「コロコロ」を撮るつもりで居た。　富士山の斜面を転がり落ちる様に沈む太陽をこう呼ぶ。　タ方のダイヤモンド富士の翌日、翌々日が一番のタイミングなのだが、太陽の沈むラインと斜面の傾斜角度が近い程良いが、太陽が斜面に接しないと駄目と中々条件が難しい。

此日の様子はこんな感じとカシバードのシミュレーション。　此は行くでしょう、と成城学園前駅（駅前からも富士山が見えるんだね）近くの「不動橋」に遣って来た。　隣の「富士見橋」と並んで、有名な「富士山スポット」で有る。　ダイヤモンド富士の時程ではないのだろうが、１０人程のカメラマンが西空を仰いで居る。　今回は「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」に「1.4x Teleconverter」を付けて持って来たので、軽いと云っても重い。　北風がとても強いので、速いシャッターに加えて優秀な手振補正機能に期待、と云う次第だった。　でも、雲が厚くて…　雲が出る様な予報では無かったのだが。

落ち切ったタイミングで漸く御日様の姿を捉えた。

もう寒くて…「御先に失礼します」と逃げ帰る。　ラッシュの小田急は苦手なので、新百合ヶ丘からロマンスカーの贅沢。

今日の piccolo zio 其の１６ ― 2017/02/08 01:01:00

気分的に一寸スランプ。　筆が進まないねぇ～　亦々、バックログを溜め込みそうだ（汗）。

残念な「コロコロ」撮影に為って仕舞った成城学園前からロマンスカーに乗り継いで、本鵠沼へ。　一月の御無沙汰を続けたマッツンの処へ。　暖かい店内に漸く一息吐く。　腰の具合が心配なマッツンだが、小康を保てて居る見たいだ。　大事にして頂きたい。

ワイン、１本目は此。　「シャソルネイ・デュ・スッド　キュヴェＧ」　あのフレデリック・コサールがラングドックに処を変えて醸造するボトル。　自然派の彼を若林さんはとても評価されて居る様に思う。

グルナッシュのモノ・セパージュ。　タッチが滑る様で有り乍、確りしたボディ。　どちらかと云うと甘さにシフトして居て、酸味は抑え気味。　コントロールの利いたタンニンも特筆出来る。　此は美味いし、小生の好みにビンゴ。　マッツンと若林さんの目利に感謝。

小生の目撃情報が「渦」で広まった様(笑)で、常連のＳ棟梁が態々移動して来て下さる。　更に此のワインを御馳走に為って仕舞いました。　棟梁との御話は含蓄に富み、勉強に為ったり、興味深かったり…　あっと云う間に時が流れる。

「SP68　ヴィットリア・ロッソ　アリアンナ・オキピンティ」は、細々里（シチリア）のワイン。　セパージュはネロダーヴォラとフラッパートと云う地元の品種で構成される。　此の組み合わせって、此処の DOCG ではマストとの事。　「アリアンナ」は女性名なので、後刻調べて見ると、才媛で美人さんの様で行動力も抜群…って処の様だ。　「ＳＰ６８」はカンティーナの中を走る道路の番号だそうだ。　濃いカラーだが、テイストは其処迄では無く、親しみ易い構成。　１本目に比べる所為か酸味がやや立って居る印象だが、黒い果実感の中に湿った森のニュアンスが潜む。

前菜盛り合わせ。