山中湖で撮って見た2016/12/28 17:19:49

もう、二月以上前の話。 天気予報や衛星画像を充分に検討して「遊ぼう」と決めた日。
20161007 山中湖で撮って見た-01
海岸近くの駐車場に朝5時の一番乗りをして、早速に1枚。

丁度、湾の最深部の先から昇って来る…のは、判って居ました(笑)。
20161007 山中湖で撮って見た-02
江ノ島が暗過ぎたのを上げて、手前の雲のコントラストを強めて、空色はブルーからオレンジへのグラデーションを派手目に付けた。 波打際の散歩人は3人程だったが、粛清www。 良い波のタイミングと御日様の適切位置がシンクロしなくて… 「住めば都」なのだろうが、早朝の此のアングルはとても好きだ。 此れから寒くは為るが、より美しい日の出の季節だ。 出来る限り、足を運びたい。
そろそろ山の花は淋しく為って来る頃だ。 駿河小山から山中湖に抜ける静岡県道147号線は少しだけ神奈川県を通過する山梨県道730号線にバトンタッチする。 此のルートは御気に入りで、時に頑張って走り、或いは此日の様に超低速度で登って行く。 山道なので、余り駐められるスペースは無いのだが、其れでも何箇所かで道草を喰う。
20161007 山中湖で撮って見た-03
富士スピードウェイは手前の丘陵に遮られて殆ど見えないが、富士山の南に位置する愛鷹(あしたか)山塊の越前岳、位牌岳等が望める。 何時も思うのだが、愛鷹山は嘸や立派な成層火山で有った事だろう。 南北の稜線を延長すれば、数十万年前に標高2000mは有ったで有ろう其の姿を想像出来る。 当時は未だ富士山は生まれて居なかったのだから、愛鷹山が富士山の側火山で有る訳が無いのだ。 其の富士山も同じだけの時間が経過すれば、大沢崩れから開析が進み、愛鷹山の様な姿に為ると予想されて居る。 富士の御山にも寿命が有るのです。 尚、遠望される茶色の建物は、以前に「渦」のBBQキャンプの帰りに寄った「キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所」だろう。

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山梨県に入ってパノラマ台の上、明神山に掛けての薄が見事に満開。
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でも、薄の撮り方なんて知らない…

マクロレンズに持ち替えて撮った薊は、大薊(タイアザミ)/利根薊(トネアザミ)。
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珍しい花でも無いので、遊んで見ました。

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此方は「文学の森」で見掛けた美人さんの富士薊。

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関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)。 「丁字」は花形由来だが、「関屋」は箱根に多く見られる事から「関所の番小屋」と云う事らしい。

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ガマズミ(ガマは「莢」だが、ズミの漢字は「草冠に迷」:「蒲染」とも書く)の実。 熟すると良い味がして、焼酎やホワイトリカーに漬けて楽しむそうだが…

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此方は深山ガマズミ(「文学の森」にて)。

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三国峠で撮った草牡丹の果実。 独特の形状が如何にもセンニンソウ属っぽいが、蔓性は無い。

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独活(ウド)の実。 若芽は喰用に為るが、大きく為ると喰べられなく為るので、役立たずを意味する「ウドの大木」と云う言葉が生まれた。

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秋も深まり、流石に山には花よりも実が目立つ。 此れも花では無くて、虎杖(イタドリ)の実(雌株)。 「独活」もそうだが、「虎杖」…知らなければ、読めません(笑)。 「虎」は若芽の斑点模様を指し、「杖」は茎との事で、「傷の痛みを取る」が読みの由来。

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吊花(ツリバナ)。 見上げて撮って居るので、印象が違うかも。

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深山樒(ミヤマシキミ)。 千両・万両の様に正月に飾りたい程の鮮やかな赤い実。 でも、相当な毒が有るので…「シキミ」は有毒で有ると云う意味の「悪しき実」由来とも云われて居る。

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等差数列。

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箱根鳥兜(ハコネトリカブト)/山鳥兜(ヤマトリカブト)。 日本三大有毒植物のひとつ。 ヤバイ奴、で有る。

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山芹(ヤマゼリ)。 マクロレンズで、ワイド比に切り撮った。 もう少し絞っても良かったね。

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1000m もの高地で10月に御目に掛かれるとは思わなかった。 狐の牡丹(キツネノボタン)の咲き残り。 花虻はハラナガハナアブ族だろうが…

20161007 山中湖で撮って見た-13
「文学の森」には茸がいっぱい。 茸は門外漢なので、同定は御許し頂きたい。

20161007 山中湖で撮って見た-14
ローアングルから同じ茸を。

20161007 山中湖で撮って見た-21
御伽の世界だね~

20161007 山中湖で撮って見た-23
本当に最後の1枚。 欲を掻かないと素直な絵に為る。 右の茸の傘のピントが甘いのだが、浅い被写界深度で撮ったからなぁ。 茸には全く無知で…種類も判らない。 「滑り猪口(ヌメリイグチ)」か「乳粟茸(チチアワタケ)」かしらん?

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