ムタヒロ本店@国分寺 19回目 ― 2016/12/01 23:23:00
こんなイベントが無いと来なく為って仕舞ったムタヒロ。 牟田さんも経営者としての仕事が多いのだろう。 店舗で御目に掛かる期待は薄い。 昔、1号店(しか無かった)で、牟田さんとヒロさんの御二人から数量限定の「鶏そば」を頂いて居たのが、懐かしく思い出される。 此日は開店前に到着すると、店外にも強い煮干の匂いが漏れて来る。 そうだ、此処は「ワハハ煮干そば」の店だった。 定刻に元気良く開店。 成程、御店のポリシーが良く守られて居る。 久し振りに「本店」に入ったけど、変わって居ないのが嬉しい。 此れもショーゾーさんに教えて頂いて居たのだが、「専用の喰券は無いので、1000円のチケットを買って申告する」。 スタッフの御嬢さんが紙エプロンを渡して呉れた。 スーツ姿には嬉しいね。 「ムタヒロ」伝統の「良い接客」がきっちり維持されて居て好感が持てる。 ややフランクなのも店のイメージを損なっては居ないだろう。
「キタノ支那そば」が作品名。
矢っ張り、丼をグッと持ち上げてスープを啜る処からスタート。 おぅ、此れは「和」のテイストだ。 煮干香漂う店内で孤高の節(鮭節なんだろうな)の甘さを湛えて、鶏(山水地鶏なんでしょう)や昆布(羅臼だよね)風味も充分な醤油スープ。 「良いねっ」と声に出したい位だ。 合わせた麺は直線的細麺。 特筆すべきは其の舌触り。 随分とスベスベな印象でストストと喉へ落ちて行く。 小麦粉の風味が慌てて追って来ると云うイメージ(笑)。 豚と鶏のチャーシュウの他に炙鮭のスライスが加わる。 スープテイストとのシンクロなら、矢張、此れが一番。 勿論、2種類のチャーシュウも美味しい。 白葱にも鮭節が乗せられて居るのも先立つ馨りに貢献。 穂先メンマや三つ葉にも手抜が無い。 流石に「ムタヒロ」、遣りますね~の一杯。 御馳走様でした。
革靴には床が滑り易いかも…
ソラノイロ本店 ― 2016/12/02 01:01:00
昼夜通し営業時間で、昼15喰・夜10喰…夜は何時から提饗されるのかしらん? 半蔵門から直ぐの「ソラノイロ」に着いたのは、17時少し前。 「17時からの提饗ですので、店内で御待ち下さい。」との事で、有り難くカウンターへ。 定刻に為るとスタッフの方が喰券を買って来て下さると仰る。 紙エプロンも用意して呉れて、至れり尽くせりだ。 なんて感じの良い御店なんでしょう、と感心して待って居ると着丼。
「北海道の実(みのり)麺」
ふたつの貝が目を引くが、白貝だそうだ。 善行の御鮨屋さんで頂いた事が有るが、他では見ないかも。 最初にひとつ頂くと淡白な味わいなのか、塩スープが滲み込んで良い感じだ。 コリンプリンの喰感も楽しめる。 殻置きの小皿が用意されて居るのも気が利いて居る。 其のスープは魚介風味に溢れる塩ベース。 貝や昆布は勿論、添えて有る若布と赤鶏冠海苔の海藻の風味伝わって来る。 もう、海のスープだが、濃さが程良いのが御見事。 チャーシュウの鶏以外は全て北海道産と云う事で、此の名称に為ったとか。 一方の麺は中庸な太さだが、腰も有り、喰感は充分。 小麦粉風味もたっぷりで、大地と海のアンサンブルを楽しめる。
中華そば 四つ葉 ― 2016/12/02 23:23:00
もう10日も前の話に為って仕舞ったが、オフィスからの日の出。
ビルの屋上のラインが丁度地平線に重なるのが面白くて、此処から撮る。 冬至の朝には右側の煙突の中間迄来る。 硝子が分厚いので、太陽がゴーストを背負うのが残念なのだが…
つい集め始めて仕舞ったラーメンラリーのスタンプも10を数えた。 此はもうコンプリートするでしょう。 最後は「支那そばや」と决めて居るので、ラスマイは1番遠い「四ツ葉」。 カボちゃんには奨められて居たのだが、流石に其の距離に躊躇って居た。 だからまぁ、伺うには良い機会なので有る。 1番行き易いのは、鴻巣駅からのバスなのだが、本数が極端に少ないので、ミスるとタクシーしか頼れない。 そんなリスク回避で、大宮から川越に向かうルートに決定。 下調べも充分で、無事に「伊草学校前」(「伊草小学校前」では無い→「食べログ」)に降り立つ。 JRの乱れも数分だったので、予定のバスに乗れたので、矢鱈と早く着いた。 こんなに長い距離のバスに乗るのは久し振りだ。 電車やバスの窓から雪化粧の富士山が綺麗に見えて居たのだが、漸く着いたバス停付近からは見えない…
で、近く歩道橋の上からの富士山(近くの電線だけを好い加減に消した)。 天気は最高でも風が冷たい。 御店に到着したのはギリでSPのタイミング。 屋外だが、ウェイティングスペースが有り、外置の券売機で購入したチケットを其処でチェックして呉れる。

券売機が始動したのが、此の時刻(笑)。 スタンプの押印や記念の蓮華も此処で頂いた。
遣ったね。
券売機の横にこんな貼紙…
定刻よりも30分近く暖簾が掛けられる。 此れもショウゾーさんに伺って居た通りでした。 嬉しい! 貼紙の文言やこんな「神対応」で御店主の御人柄が偲ばれる。 貼紙と同じ想いが籠った説明書きを手渡して頂いた。
御隣からの鮨等、ラーメン以外の品もメニューに載るのだが、此の天麩羅も衣が薄くて非常に美味しい。 此れも御隣で御店主の御父上が揚げられたとか。 牡蠣、帆立、マッシュルーム見たいだな。 巧みな揚げ具合に思えるので、パウダーソルトで頂いた。
限定の一杯は薬味を乗せただけの「掛け仕様」。 スープの構成は、今回の「定め」の羅臼昆布、鮭節に鶏風味が加わって居る。 やや和風の甘味にシフトさせ乍、淡白に味せて深い厚味を醸し出して居る。 成程、評判の御店、と云う印象で此れは素晴らしく旨い。 「春よ恋」の新小麦を使った平打の麺は滑らかなタッチだが、腰が確りして居るクオリティの高い物に仕上がって居て、小麦風味も充分。 遠路遥々伺った甲斐が有ったと満足。
帰り掛けに「カボちゃんの御紹介で…」とは申し上げたのだが、名乗らなかったにも拘わらず、駒込や三ノ輪には確り伝わった様で…(笑)。