燦燦斗@東十条 其の3022016/07/06 01:01:00

涼しい日で有り難いのだが、蚊のアタックが気に為る。 そんな火曜日の夜に「燦燦斗」へ。 前週は御所様と御一緒したのだが、今回は単独行動。

燦燦斗@東十条 其の302
何時もの様に此の一杯を味わって帰るのだ。 此処でしか頂かない「豚骨」の一杯。 営業時間の関係で、スケジュールが厳しいのだが、毎週伺いたい物ですね。

食堂酒場 グラシア 其の272016/07/06 23:23:00

此日は「グラシア」の5周年の節目。 偶に御伺いするならこんなタイミングも悪くは無いだろう…でも、御迷惑に為らぬタイミングに、と考えて開店時刻に浅草橋へ。 まぁ、何時も此の時刻なのだが(笑)。

無沙汰を御詫びしての一杯目は、未だ未だ昼の外光を透かした恵比寿。
食堂酒場 グラシア 其の27-01

食堂酒場 グラシア 其の27-02
ワインは小布施ワイナリーはムラサキ第五農場の「ドメーヌ・ソガ サンシミ メルロ・タナ」。 サンシミは色々と頂いて居るが、此れは初めてだと思う。 「タナ」はタンニンの語源と云うだけ有って渋味の強い種だが、此のボトルは其処迄タニックでは無い。 ややビオな印象のブーケにデキャンティングポワラーを使おうかと一瞬思ったのだが、「敢えて」其儘を楽しむ事にした。 折角の「タナ」だ。 ブラックカラントやカシスのブーケを纏った美しい液体のテイストは「渋い酸」。 上述した様に強靭なタイプでは無いのだが、矢張、コアなテイストは其処だ。 2013年のヴィンテージも充分にイケるのだが、熟成が向いて居るボトルに思える。 もう数年経てから頂いて見たい。 大分時間を経てから到着された御穣さんに勧めて仕舞った。 可也落ち着いて来ては居たが、女性向きでは無かったかな…

プレーンオムレツ。
食堂酒場 グラシア 其の27-03
少しのレアを深部に残してフワフワに… シンプルな料理にこそシェフの力量が伺えると云う物だ。 付けるテイストはギリギリに抑えて、ソルティさは乗せた仙台牛A5ザブトンのローストに委ねる… トリュフソースたっぷりの風雅さにのっけからヤられちゃう。

マダムのピクルス。
食堂酒場 グラシア 其の27-04
長野のフレッシュな野菜と上質のビネガー。

此れは…黒毛和牛のタン。
食堂酒場 グラシア 其の27-05
贅沢な肉だが、オーダー毎に塊からカットされる。 本山葵を少し乗せて、使う紫は大蒜を含ませて居る。 紫オニオンで清涼感を演出。 此れは滅多に口に出来ない逸品。

扨、何でしょうか。
食堂酒場 グラシア 其の27-06
天然鮪の頬肉だそうで… 伺っていなければ、判らないよね。 こんな風に鮪を焼いて頂けるのは、グラシアならではで、御鮨屋さんとは亦違った味わいを楽しめる。

箸休めは
食堂酒場 グラシア 其の27-07
クリームオンクリームチーズとオリーブ。

メインディッシュは
食堂酒場 グラシア 其の27-08
限定提饗の「ヒレトンテキ」。 グラシアは「四日市トンテキ」をサブタイトルする位に「トンテキ」に注力されて居るが、此れはヒレを使った一皿。 此れは美味… 爽やかな肉の味わいが柔らかい喰感の奥から滲み出て来て、秘伝のタレに絡む。 全てが流石、流石の極上。 幸せ…

冷やし塩煮干。
食堂酒場 グラシア 其の27-09
濃厚なメインの後にサッパリした締麺… 良く計算されて居ます。 淡麗で通す作品の麺は爽やかなテイストを薄く残したシッコリなタッチとスムーズな喉越が楽しめる。 ウェイビーなタイプなのでスープの持ち上げも充分。 其のスープは塩煮干風味なのだが、ソルティな印象は限界迄抑制を効かせた。 山椒オイルの風合に溶ける上品な煮干の味わいは、「煮干はこう造って欲しい」と云う小生の想いが叶えられて居る稀有でドライな一杯。

マスターが小生のスタマックサイズを考慮して、組み立てて下さったコースに大満足だ。 そう16時にグラシア…の日のランチはサンドイッチふたつだけ、が良い(笑)。