そばはうす金色不如帰 其の862015/11/16 01:01:00

「金色不如帰」の週末限定は、夜のみの提饗なのだ。
そばはうす金色不如帰 其の86-01
マスクされた下には平日も5喰提饗と書かれて居たが、現在は週末のみと為って居る。(だからマスクして居るんだってば)。 作品名は響きの良い「松茸と鴨脂と蛤の醤油」。 醤油テイストの一杯なので、是非とも頂きたいと思って居た。 行列の傾向分析、天気との兼合等を鑑みて、到着時刻を決めて、サンデーワークのオフィスを出発。 結果、3番目と早過ぎた嫌いが(笑)…「絶対」の意気込みで、此夜は携帯椅子と座蒲団持参。 此夜は力丸君とMさんのオペレーションと伺って居たが、力丸君よりもチト早いと云う暴挙。 随分待って(笑)、漸く其の一杯が目の前に。

そばはうす金色不如帰 其の86-02
蓮華に乗せられた酢橘を先に1ショット。

そばはうす金色不如帰 其の86-03
先ず、酢橘を降ろしてから蓮華でスープを啜る。 蛤の濁りの旨味が溢れるが、其処へ松茸の香りが押し寄せて来る。 そして、細かい鴨の脂からも風味が流れて… 微妙なバランスを取りつつも、個性豊かな素材を大いに活かして居る。 流石のスープだ… 此れは美味い、素晴らしい。 何時間でも待てるな… 此のスープの為だけにでも。 徐に酢橘を松茸に搾る。 松茸をローストした処がポイントで、風味が際立つ。 柚子皮も煮豚に乗るのだが、酢橘の柑橘は弁えた物なので、バッティングしない。 刻んだ三つ葉が青いニュアンスを運び込む。 計算されてますね… ムニュっとして居るのにパッツリ感が有ると云う不如帰独特の麺とも良く合う。 凄い一杯に感動。 此夜は結構な仕込、準備から力丸君が任されたと伺ったが、力量アップなんだね。

食堂酒場 グラシア 其の222015/11/16 17:56:47

日曜日の夜のグラシアは御馴染みさんが集う「日曜会」と呼ばれるゴールデンタイムらしい。 だが、小生が其の時間帯に伺うのは難しい。 いや、日付が変わった後に帰宅して月曜日の朝を迎えるのはしんどい。 東京に宿泊するのも無駄遣いっぽい。 其処で「金色不如帰」の週末限定が夜提饗だったのを良い事に、幡ヶ谷から馬喰横山に出て、浅草橋へ向かう。 翌日の月曜日は御休みと云う確信犯。 だから、日中はオフィスに籠ったんだけどね。 普段なら御暇(いとま)する位のタイミングに到着。 恐る恐る扉に手を掛ける。 幸い1席だけカウンターに余裕が有り、其処へ入れて頂く。 翌週にイベントが予定されて居る所為か、未だ早い時刻の事も有り、見知った御顔は御一人だけ。 マスターからのホットラインでオルガニストの森さんも顔を出して下さり、日曜会のメンバーさんにも紹介して頂きました。 女性ばかりで、一寸気遅れ気味為れど、楽しい一時をシェアさせて頂いた。

食堂酒場 グラシア 其の22-01
スタートは恵比寿。 時刻が違うと光も違う。

食堂酒場 グラシア 其の22-02
鶏笹身の刺身… 柚子胡椒で頂くのだが、此れ大好き。

食堂酒場 グラシア 其の22-03
白ワインとも思ったのだが、此夜は小布施では無く、井筒のライト系と伺ったので、メルロをセレクト。 テイストも女性的で優しいのだが、キャンデーを溶かした様な此のカラーとサラサラのタッチが好きだ。

食堂酒場 グラシア 其の22-04
紅楚蟹チーズグラタン。 淡く濃く… 蟹の旨味がチーズに溶ける。 淡白な中のインパクト… こう云う料理にこそ腕前が見え隠れ。

食堂酒場 グラシア 其の22-05
皆で1本づつ頂いた「ラムチョップ」。 実は下手な癖を感じるラムしか喰べた事が無くて敬遠して居た。 程々の御腹加減の皆さんで頂きましょう、と云う事で御願いしたのだが、そんな悪い風合は皆無。 シンプルな味付で、ラムの美味さだけを持って来た。 いや、御見逸れ致しました。

食堂酒場 グラシア 其の22-06
マスターに焼いて頂くカマンベールは好物のひとつ。

食堂酒場 グラシア 其の22-07
もう御腹に余裕は無いので、アルコールのみ追加。 もう1本はカジュアルなボトルで。 此の頃には御馴染さんばかりに為り、気を遣わずに大い為る盛り上がり…かな。 楽しい時間は光速で流れるので、あっと云う間に終電時刻。 日曜日の終電は流石に空いて居る。 未明のピチーチで2杯追加したのは内緒にしたいね(笑)。 雨の後で透明感の高い星空を見上げて、楽しかった(一寸だけ仕事)一日を反芻する。