湖麺屋 Reel Cafe ＠山中湖 １８回目 ― 2015/07/13 23:23:00
前週に湯河原の飯田商店を訪ねた後に山中湖に廻る予定だったのだが、「此の天気では富士山は見えないよなぁ」、と此日に延期した。 ２，３日前から天気予報をマメにチェックして、当日は理想的な観望日和と踏んで西湘バイパスを下る。 颱風１１号からの荒波が飛沫を飛ばし、此のルートにした事を悔やむ（帰りにガチ洗車したけど）。 松田町に入ると青黒い山肌の富士が間近に望める。 思った以上のコンディション。
Ｒ２４６の工事で時為らぬ渋滞情報。 カーナビの抜道指示を信じて走れば、眼下の道に繋がる車列を尻目に工事区間の先に飛び出る。 小生はこう云うのが好き（ジコチュウで悪い性格）で、リルート機能に優れたカーナビを選らんだ。 古いモデルなのだが、地図データの更新は有料（結構高い）だが、今でも継続されて居るのが有り難い。 余談だが、「地元クレーム」に依り、最近の機種は「抜道機能」が控え目です。 小山から北へ向かうと三国峠を過ぎた処で、富士山がド～ンと飛び込んで来る。 此を見たくて此の道を走るのだ。 「パノラマ台」は、月曜日と云うのにカメラの砲列が富士を狙う。 自衛隊北富士演習場の大砲の音とのコントラスト？ ダイヤモンド富士等の特別なショーは予定されて居ない筈だと思い、カメラマンの御一人に伺って見ると、殆どの方がジモッチーで「此程の夏富士は珍しい」ので、上がって来られたそうだ。 梅雨の明ける前の晴れの日は雲が面白いので、シャッターチャンスを辛抱強く待つのだそうだ。 小生にはそんな真似は出来ませんので、湧いては消える雲を楽しみ、３０分程で終撮。 でも、佳い日に来られたと感謝。 此日は便利ズームに頼らずに大きなレンズを２本持参して、取っ替え引っ替えシャッターを切った。 OLYMPUSの短い方のPROズームも欲しく為っちゃったな。
此のフォトのレンズは1本だけ所有して居る老父御下がりのライカ（オーバーホール済）。 色々と甘い（レンズの所為では無い）１枚なのだが、確り構えた後からは、もうポルシェは来なかった(笑)。 此のフォトにも三脚が写って居るな。
此方は「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」で寄せたが、コンマ５秒で形が変わる雲は目紛しくも面白い。 「ニッパチ３００」を手持撮り出来るなんて…凄い時代に為った。
実は駐車スペースもいっぱいだったのだが、極端に奥の日陰に駐めて居る方に伺うと「明日の朝迄、動きませんので、どうぞごゆっくり」との事で、有り難く其の前に駐車。 「パノラマ台」には、超長時間駐車が何台か居る。 何時来ても駐って居るバンの方は、屹度此処で暮らして居らっしゃるのだろう。 住宅用のテレビアンテナが屋根に付き、簡易シャワーも見える。
リールカフェの開店時刻に着く様に湖に降りる。 国道沿いの駐車場の大きな緑の木陰に駐めて、リールカフェへ。 既に４名が御待ちと云う状況。 カウンター席の一番奥が何時ものポジションだが、１０分もしない内に満席に為り、御待ち頂く事態に。 地元の御客様と観光客が半々だが、此処が御目当ての方が多い。 評判上々ですね。
シェード越しの頂きをトイフォトフィルターを軽く掛けて撮った。
此日はつけ麺を頂いた。
伺う機会も少ないので、久し振りのレギュラーメニューだ。 最初は麺の直喰。 凄く美味い麺で、以前からこんなんだったっけ？ 小麦粉の風味がとても上品で確り薫る。 茹具合が巧みで小生の好みにピッタリ。 柚子胡椒を塗して、焦葱を絡めて、刻み海苔を乗せて…で、ドンドン、バンバン喰べちゃう。 此れは美味ひ！ 少し斜（はす）にカットされて居るスープ容器を傾けて、スープを味わう。 醤油感の立て方が良い。 表面のオイルも癖は少なく風味を湛えるタイプで、テイストと温度を良く押さえて居る。 沢山の薬味も嬉しいし、麺に添えられた具との相性も充分に検討されて居る。 チャーシュウもメンマも丁寧で美味しい。 此の味わいなら、人気に為らない方がどうかして居る。 風光明媚なロケーションでこんな一杯が頂けるのは、誠に稀有な事で有る。 亦、直ぐに再訪したい物だ。
翌日の高村さんの呟きに曰く、「今日は【冷しつけ味噌】やります！！味噌ベースで、麺もスープも冷たい、ちょっとめずらしいつけソバです！！」 わ～ん、１日ズラしたら、此の富士山は見られなかったよねぇ…
