月地堂 其の12015/06/05 01:01:00

馴染みのワインショップ、ロックスオフ直営のレストラン、「集い場 月地堂」。 此の名称に為る前には何度か御邪魔してロックスオフのワインを頂いた物だったが、其後暫くは昼営業だけに為ったので、足が遠退いて居た、 しかし、6月2日にセカンドシーズンとして再開し、夜営業のレストランと為った。 而も新たに着任されたシェフは、渦の常連さんでも有る「まっつん」。 エンジニアでシンガーのまっつんは、料理もプロで海外でも研鑽を重ねて来られた。 何度かの試喰会では彼の確かな腕前に舌を巻いた物だったのだが、愈々其れを広く御披露目する厨房を得た。 開店3日目に漸くの訪問が叶い、藤沢駅からの短い距離を急ぐ。 と、渦の芳実オーナーから「御一緒します」と有難い架電。

月地堂 其の1-01
芳実オーナーとK子さんの到着を待つ間に白ワインをグラスで頂き(写真ミスる)、パテを頂く。 肉の喰感を適度に残した処が麗しく、テイストも好いねぇ。

月地堂 其の1-02
1本目は、レ・フラール・ルージュ ラ・ソワフ・ド・マル AOCコート・デュ・ルション。 南仏の自然派と云われると少し身構えるが、ロックスオフセレクションなら杞憂に終わる。 一寸の還元香は勲章見たいなモンだ。 火山性土壌でミネラル感も充分と云う説明にピッタリだ。

月地堂 其の1-03
2本目は、シャトー・ルネッサンス キュヴェ・ド・ラン・ヌフ。 エチケットのカートゥーンは、あのシャルリー・エブドにも風刺画を描いて居た画家さんだとか。 パワフルで確りしたメルロ。 凝縮感充分、ややタニックで酸味が豊富… 普通なら気に為る酸味なのだが、体躯の良さで其れを収めて仕舞う様な頼もしさだ。 開くのにやや時間が欲しいが、 ステーキにバッチリとマリアージュ。

月地堂 其の1-04
3本目は、ヤウマ/シーヴュー バーズィー・ヴィンヤード カベルネ・フラン。 豪州のカベルネ・フラン。 南豪のカベルネ・フランは珍しいが、「ブドウ畑の意志に導かれ」と云う徹底した自然派と伺った。 ヴァラエタル(モノ・セパージュ)としてファースト・ヴィンテージが此の2013年だ。 此方のエチケットも特徴的だが、醸造主の奥方のデザインだそうだ。 強固なタンニンとカベルネ・フランらしい青さが潔くて佳い。 3本目に此れを用意出来る処が若林さんならでは、だろう。

最近は喰事時のフォトテイクが煩わしく為って来て、好い加減過ぎる感じ。 其れでも、まっつんの麗しい料理を。

月地堂 其の1-05
芳実オーナーが芋旦那の小生の為にオーダーして呉れたポテトフライ。 テイストがチョイス出来るのだが、此れはカレー風味。 イイネ!

月地堂 其の1-06
サラダ…なんだけれど、一味、二味も違う秘密のエッセンスが込められて居る。

月地堂 其の1-07
「まっつん風」と謳われた叩き/カルパッチョ…かな? とても美味。 素材と腕前の両輪が見事に嵌りました。

月地堂 其の1-08
ビフテキ! ワインとの相性抜群だけど、其れにしても旨し。 ラギョールのシルバーで頂くのが御洒落で豪勢だ。

月地堂 其の1-09
冷製パスタ。 大盛を3人分けにして頂いた。 相当に細いパスタだが、喰感も好いし、上品なソースとイクラのコンビネイションが最高だ。

大いに飲んで、喰べて、語って… 最高の時間。 亦、通う御店が増えて仕舞った。

紫 くろ喜 其の792015/06/05 23:23:00

金曜日は「紫」。 でも、会議を入れられる事も多くて、「遅れるぅ」状態(フレグランスは使って無いけど…)。 此日も結局閉店ギリに為り、着丼タイミングで暖簾が仕舞われた。 到着時点で4名が御待ちだったが、10分も待たずに入店。 「最近、遅いですねえ」、「色々有りまして…」

紫 くろ喜 其の79-01
今回は「鴨そば」のターン。 春菊の花芽が夏近しを告げて居る、絶対的な美味さの一杯。 何を差し置いても頂きたい。 もう、言葉も文章も及びませぬ… と、やや手抜記事(笑)。