ガストネード2015/02/15 11:40:11

13日の金曜日、オフィスのPCに「神奈川県西部に竜巻注意情報発表」とのニュースが表示された。
ガストネード-01
目撃情報も勘案して「竜巻注意情報」が発表される様に為ったのは、2014年9月2日からだが、神奈川県では初、全国でも2例目との事。
ガストネード-02
幸い怪我人も出なかった様だが、画像を見ると中々「ヤバイ」。 だが、此れは竜巻では無いと直ぐに思った。 竜巻特有の漏斗雲が見えないので「塵旋風(ダストデビル)」だろうと思ったのだが、規模が大きい。 少々気に為ったので、気象庁に依る「塵旋風の定義」を読み直した。(仕事はどうした…)

・地表付近の大気状態が主な発生要因である。具体的には、強い日射による熱上昇気流(サーマル)や、地形性の風の収束が挙げられる。
・主に、雲が少なく風が強い、晴天時に発生する。
・地表から上空へと回転性の上昇気流が立ち上るが、上端の高度は数十m - 100m程度で雲底高度にも達しない。
・地面から巻き上げられた砂や塵が立ち上っていることが多い。海上では発生せず、垂れ下がる雲を伴うことはない。
・気象現象として小規模で、付近の天候が変化するようなことはない。
・下降気流を伴うことはない。
・塵旋風の直下や付近に建物などが存在した場合、甚大な被害を及ぼす可能性は低い。
・塵旋風の規模を計る指標や基準は特にない。

先ず、「甚大な被害を及ぼす可能性は低い」だ。 怪我人こそ出なかったが、プレハブが吹き飛ばされる程の被害は「甚大」では無い…のかな。 「可能性は低い」は「起こり得る」だよね(笑)。 一方で、「地表付近の大気状態が主な発生要因である」が、今回は当て嵌まらないかも知れないと思って、ウォッチを続けた。 翌日に為って、「ガストネード(gustnado)」との報が入る。 7年も前に為るが、「ガストフロント」と「ダウンバースト」のアーティクルを書いた。 ガストネードを簡単に説明すれば、「ガストフロント上に発生した竜巻の下に出来る副次的な渦で、地上付近で起こると塵旋風の様に見える」だろう。 「ガストフロント上に発生する竜巻」と云うのが、少々好い加減だが、「メソサイクロン」や「スーパーセル」の詳細に言及する程の実力は持ち合わせて居ない。

海外のサイトをチェックして見ると、大規模なガストネードの画像が見付かる。
ガストネード-03

次のフォトはガストフロントの下にガストネードが生じて居るのが良く判る。
ガストネード-04
尚、テレビ解説の中で「上空が青空なので、(竜巻では無く)ガストネード」と云う表現が有ったが、感心しない。 「ガストネード」なんて単語は誰も知らないので、「某ファミレスのレモネード」と云う回答も冗談では無かったのかもね。

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