味噌の陣@蔦 其の12015/01/27 23:23:00

前年の12月1日に単発で一度行われた蔦の味噌専門デー、「味噌の陣」。 蔦開店から4年を経て、定期営業と為り、毎週火曜日が此に当てられる事に決まった。 黒木さんの「紫」と同じパターンで、業界では「二毛作」と呼ぶそうだ。 そんな定期初日の朝は雨。 誰の所為なんだろう。 濡れずに待てる蔦なのだから我慢しよう、と思ったら晴れて来ました。 此は小生の日頃の行いの良さの御陰と思って頂きたい(笑)。 気温も春っぽいし…とは云え、待って居れば寒いねぇ。 到着は充分に早い心算だったのだが、2番手か… 栄光の初杯を逃したのは残念だったが、座って待てたし、提饗数の少ない「味噌つけそば」から入りたかったので、此でOK。 先頭の御兄さんは何度か行列で出会ったフリーク殿で、此の日は味噌3連発だそうです。 小生は其れを3日間に分けて伺います(笑)。 暫くすると陽射がベンチに届く様に為り、有り難みを実感。 此頃から皆さんが集まり始めて、開店時刻には25名以上の方が並ばれた。 祐貴君の味噌つけそばは…と記憶と記録を漁ると、以前の御店ではメニューにも載って居たのだが、蔦では頂いた事は無かった。 おぅ、初喰なんだ!

味噌の陣@蔦 其の1-1
専用の説明書き。 青木さんのデザインは何時も素敵だが、特に祐貴君のイラストは毎回秀逸だ。

着丼!
味噌の陣@蔦 其の1-2
具が盛沢山だ。 麺を直喰は小生流儀。 温麺の方は味噌専用麺と伺ったが、つけそばの方は白醤油のつけそばと同じに思える。 此のやや平たい全粒粉入りの中太麺は適度な腰と歯応が有り、小麦粉の風味も高くて大層好みだ。 先に書いて仕舞うと添えて有るライムとの相性が凄く良い。 最初はライム無しで頂いて、途中でエイヤっと絞ると周囲に迄爽やかな香りが広がり視線を集めた(と思う)。

味噌の陣@蔦 其の1-3
最初に漬汁を生(き)で頂く。 香り立つ、と云う表現がぴったり。 つけそばのスープと云うのに随分と比重は小さい。 オイルが敷かれて居るにも拘わらず、サラっとした、と評して良いだろう。 だが、出汁のニュアンスたっぷりの味わいは確りして居る。 味噌味噌して居る訳では無いのにコクは深い。 少量加えた焦葱が憎いねぇ… 麺を絡めるとトンでも無い作品と実感。 美味いわぁ~ ルッコラ、韮とか紫オニオンを投入して麺に絡めて行く…春韮は長くてピンとして居るので絡め難いが、味わいはミスマッチでは無い。 メンマもスープに落として頂くのが御奨め。 特筆したいのは、ローストされた鶏肉。 角切にしてゴロゴロと転がして有る。 コイツが好い、佳い仕事を熟なして居る。 そして、前述したライム… 途中から加えて「変化」を楽しむのが御奨めだ。 期待以上の味わいで、祐貴君の鼻っ柱を圧し折るのは失敗。 当方が遣られちゃいましたが、其れで満足。 Mかしらん(笑)? 次週は味噌そば。 其れから肉味噌そばと喰べ進む計画。 レッチリはぁ…どうかな(笑)。