そばはうす金色不如帰 其の552014/12/09 01:01:00

前週に続いて、夜に伺った。

そばはうす金色不如帰 其の55-2
日曜日に続いて此夜も限定の「鴨出汁醤油そば」が提饗されると伺ったからだ。 前夜よりも減って、10喰の用意との事なので早目の到着。 何しろTRY一等賞に加えてミシュラン掲載直後の限定作品なのだから、どれ程混むのか判らないと焦って来た。 更に中央線は止まるし…だったが、無事にSP。 流石に寒いが、初電に乗る小生は防寒対策はバッチリだ。 程無く、タローさん、シラスさん、と御歴々の到着。 御陰様で退屈せずに過ごせました。

そばはうす金色不如帰 其の55-1
此が御目当ての一杯。 ふんわりとした鶏の風味が立ち上る。 先ずスープを蓮華で啜ると確りした鶏の味わいがノスタルジックな清い醤油に溶け込んで居るのが判る。 毅然としつつも柔らかくて穏やかな味わい。 何処か懐かしいのに新しいテイストにも思える風雅な仕立は流石の職人技。 何時もつけそばを頂くので、温麺は久し振りたが、やや細くて餅々した喰感がスープにマッチする。 柚子が上品に薫るのが、亦素敵だ。 鶏好きで醤油好きの小生にぴったりの一杯で、此が800円で頂ける等、信じられません。 御馳走様でした。

今日の蔦 其の1522014/12/09 23:23:00

夜明け前… 青山半蔵の圏(かこい)との乖離。
今日の蔦 其の152-1
「御江戸はすべて街の中である」

日中の陽射は麗らか為れど、気温は低くて風も冷たい。 風の当たらない蔦の待場は有り難い。 此日は出遅れて5番目のポジションだったので、風避効果は高い。 開店のタイミングでたみ君にカレンダーを渡す、と云うか押し付ける。

今日の蔦 其の152-2

今日の蔦 其の152-3
久し振りに「白醤油のつけそば」を御願いした。 相変わらずの独特の味わいが美味い。 白醤油と云うのは不思議な素材で、醤油と塩の味わいを併せ持って居る。 そして其れが和合して居るのだから面白い。 麺を直喰する前に酢橘を振って、其の味わいも加えて楽しむ。 小麦粉のニュアンスとちゃんと合う。 クオリティの高い海苔に麺を巻いて、スープに落とすのが楽しい。 スープに浮いた柚子の風味も素敵だし、ざっくり刻んだ葱も亦良い。 切り方にも妙が有るんだな。 久し振りに頂いた一杯だったが、此方も流石の美味さだった。