湖麺屋 Reel Cafe @山中湖 15回目 ― 2014/11/04 12:12:00
朝霧高原で富士山頂から昇る朝陽を浴びてから、何時も通る県道ルートで本栖湖を遠く眺めてから、河口湖経由で山中湖へ。 体力・集中力温存の為、僅かな朝の渋滞も避ける様にカーナビに指示すると、一区間だけでも高速を走れとの事。 東富士五湖道路からの富士山は朝陽に映えて雄大絶大だが、駐車スポットさえ無いのが残念至極。 山中湖では長池親水公園近くの湖沿駐車場に駐める。 最上級の晴れ!
此処からの「横綱富士」の眺めも凄いが、其の方向から轟音がする。
裾野の彼方此方から白煙が上がり、噴火かしらん? いえいえ、陸上自衛隊の演習なのね。 着弾の煙から17~18秒後に音がするので、(気温15度として)距離は6km位だろう。 あれ?轟音の発生は弾の発射時にするんだよね? 地面に着弾してもそんな音はしないと思うんだけど…
湖の対面のテディベアミュージアムにバスで向かう。 数少ないバスのタイミングは良かったが、寄り道が有ったり、車輌故障で乗り換えさせられたりと時間が掛かる。
其れでも開店前に紅葉祭会場で過ごす時間は充分。
昼間に伺うのは初めてだが、ハイアマチュア、セミプロ諸兄は目の輝き、出で立ち、装備の全てで小生とは違う。
でも、一番の差は腕前ですね。 こう云う被写体は特に下手糞で…
開店の5分前にテディベアワールドミュージアムのカフェの前に。 木々の合間に富士が透けるし、見下ろす湖面の蒼との対比が魅力的だ。 出来れば、木を間引きしたい物だが、そうは行かないね。 ベンチはポカポカの日溜まりに有り、標高を感じさせない暖かさだ。 今回は花の写真は撮って居ないが、亦其の目的でも伺おう。 高村さんが開店の5分前に招き入れて下さった。 券売機とメニューと睨めっこして、10喰限定の「ほうとう仕立ての豆乳味噌ラーメン」を御願いした。
カウンターの端で、頂きに雪を乗せ、遣って来る白雲を中腹に纏う富士を眺め、其の化粧を助ける様な湖面に目を走らせる。 厨房が見えなく為って仕舞ったのは寂しいが、風光の明媚な事はアングルこそ違っても、レストセンターの時に比べても遜色無い。 丸で休日の様に開店直後から御客様が次々に入店され、直ぐに満席。 此方の方が集客はベターなんじゃないかしらん?
御嬢さんが配膳して下さったのは、如何にも暖まりそうな一杯。 たっぷりの冬野菜が目を引く。 人参、南瓜、ブロッコリー、其れに浅蜊、味玉と絢爛なルックス。 牛乳は苦手なのだが、豆乳はどうだろう…とスープを啜る。 優しい旨味…此れが味噌と豆乳のコンビネイションか! 此の組み合わせに至る迄の試行錯誤が伺われる様な努力と時間が偲ばれる味わいだ。 野菜の甘さ、美味さを引き立てる役割も充分に適って居る。 一方で、野菜も亦、スープを引き立てる。 此方のコラボレイションも秀逸。 チャーシュウのカットと喰感が面白く美味しい。 何か秘密が籠められてそうな印象なのだが、其れが何か迄は至らなかった。 (だから秘密なんだね) 麺も全体調和を屑さずに、スープを持ち上げるのに貢献。 ほうとう仕立てなので平打麺だが、流石に息ピッタリのベストカップル。 野菜以外にも沢山の具が乗せられて居るが、焦葱を始めとして、何れも名脇役が味を揺るぎ無い物にして居る。 ポカポカなのは身体だけでなく、気分も伴う。 そんな作品、此れは超御奨めしたい。
長池に戻るバスの時刻迄は間が有ったので、対岸迄泳ぐ事にした…訳無くて、歩いて見る事に。 反時計廻りに歩くと6.2キロと出た。 周遊道路が無い部分は波打際迄出て、モーターボートやスワンが起こす高波(10センチ位)に脅かされ乍、進んだ。 歩き難くは有ったが、此れは正解で、富士山を堪能、満喫。 晩秋の花を撮る余裕は無く、日に焼け乍、只管道を急ぎ、90分でテディベア・ミュージアムを向こうに眺めるに至った。 御疲れ様… もう1回歩けとか云われたら、断るかも(笑)。